手紙
ずっと思っていたことを今ようやく告げることができます。あなたの事が好きでした。今でもずっと貴方のことを思っています。そして、これからもずっと
何度も書いては消してを繰り返した手紙
だけどあなたに届けることはできないね
私の一番の友達。最初はあなたの事なんてなんとも思ってなかったのに気づいたらあなたを喜ばせることばかり考えてた。もしかしたらあなたと一緒にいる時がホントの自分のような気がする。
でも貴方には私のほかに大切な人が側にいた。
私と接してる時間以上の時間をその人と一緒にいることが辛い。
だけどそんなことを告げる事なんてできるわけがない。
照れ臭いとかそんな理由じゃない
だってそれを告げた時にあなたに嫌われることが怖いから。
最近あなたが大切な人とうまくいってないことをよく聞く。
そんなこと周りの人から言われなくったって分かってる。
だって私はあなたから相談されるから。
夜遅くに電話が来てあなたから相談される。
辛そうなあなたの声が電話越しに聞こえてる。だけどあなたは気づいてくれない。私の気持ちもあなたと同じくらい辛いことに。
別れればいいのになんて言えない自分がイヤ。だけどあなたに嫌われることの方がもっとイヤ。だから自分の気持ちを押し殺してあなたに私の思ってる気持ちと反対の言葉を告げる。そうするとあなたの嬉しそうな声が聞けるから。
そして今日あなたは私と違う道を歩むことを私に報告した。
あなたから発せられる言葉のひとつひとつが痛い、冷たい、哀しい
私は今日もあなたに届けることの無い手紙を書く。
たとえ一方通行の手紙でも、あなたに届くことが一生なかったとしてもこの気持ちを忘れない為に書き綴る手紙。