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†軌跡番外編ー友へー

誰もが持ってる“あの頃”。私は本当に友達に恵まれました。今も変わらずそばにいてくれる大切な人たちへ。樹歩



『どこまでも続く遠い道』


幼かったね


色んなことあったし

色んなこと思うし


それを数えたら

一晩語り合っても

絶対に足りないんだよね


でも結論は

いつも一つなんだ


一つに辿りつくんだ


あの日

君たちと離れたあの日


私の知らないところでいつか

君たちが思い出を増やしていくことを

心から憎んだ


初めて

自分の器の小ささを

認めざるを得なかった


君たちはいつも

私が真ん中だと

言っていたけれど


それは違うよ


君たちが

私を真ん中に置いてくれたんだ

私が淋しがるから

それを知っているから


君たちと遠く離れたこの土地で

何度も泣いた


どうして自分がここにいるのか

どうして慣れなければならないのか

理解できなくて


電話料金のために

アルバイトすることは

理解できるのに


「どうして私はみんなのそばにいないんだ?」

理解できなくて

夜には星空さえ見えない

つらくてつらくてつらくて


大人になり

君たちの知らないここで

恋に堕ち


君たちに上手く説明できない人と

暮らしている


たぶん誰もが

私に優しくしてくれた

でもね


心が疲れたとき

心が倒れそうになるとき


ふたを開けるんだ

自分の一番素直で幸せだった頃


少しだけ

泣けてしまうけど

嬉しさのほうが何倍も


・・愛しくて

あの幼かった自分たちが

満天の星空のような思い出たちが


そして

こうして大人になっても

変わらない絆が


そうだね

またみんなで呑もうね


結論は一つ

また必ず会おうね










































































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