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†水面その4


 『TO YOU』


今 目を閉じるよ

今夜こそ

浅い眠りから

解放されるように


遠くで

遮断機が下りる音が聞こえる

電車がゆく


羊が柵を越えるのが見える

月夜の下

月明かり

それが群れなのか

孤独で行くのか


ああ

あなたに

明日も光が

そそぎますように


あなたにも

その隣のひとにも

安らぐ眠りが

訪れるように


遠くで

星たちが歩く

さざ波が聞こえる


遮断機が下りる音が聞こえる




 『星空の恍惚』


今でもあの道は

アスファルトかな

冷たい一本道


何も言わないし

何も訊けないし

何も言えないし

あなたを縛れないし


約束をいつも

し忘れたと思う

その頃には

星も真上に昇ってる


何も言わなくても

何も訊けなくても

何もあげなくても

私は変わらないし


頬を近づける

髪を撫でられる

涙をぬぐわれる

・・・恍惚


手を振る姿も

うつむく歩き方も

星降る中で見たのに


どうして思いだすのは

雪の中の

あなたなのかな


何も言わなかった

何も訊けなかった

何も言えなかった

その心を

星たちだけが知っていた



 『嗄声』


ただあなたのそばにいたいと

ただあなたに逢いたいのだと


ただあなたに逢いに来てと

ただあなたを恋しいのだと


ただあなたを愛していると

ただあなたに愛してほしいと


ただあなたに・・・


ただあなたがしあわせで

ただあなたがしあわせで

ただあなたがしあわせで


それを満たすのが

私だったらと


あなたが願うのが

私だったらと















































































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