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†軌跡その1

この度『詩集想いを羅列』を一区切りさせて、新たに『詩集想いを羅列2‐楓‐』を送り出すことになりました。初めましてのかた、読んで下さったことのあるかたにも、心の片隅に残るような言葉や文章を書くように心がけていきたいと思っています。御意見、批評、メッセージ等よかったらお寄せ下さい。よろしくお願いいたします。あなたの明日が今日より素晴らしいものでありますように。樹歩


 『人間関係』


あなたが何を

そんなに

不安なのか

よくわからないけれど


心配ばかりするよりも

心配りをしてみたら?


答は

あとからついてくるよ




 『人生』


自分だけを

大切なら

楽なのに




 『℃』


…微熱がね

私を縛りつけているの


怠くて

躯が宙に浮いてる


ああ

あなたという

極上の毛布


私の

体温だけでなく

心の温度を上げる


あなたの

体温と溶け合って

私たちは

…どこまでひとつなの?


いつか

この微熱も

冷める日がくる


この怠さからも

解放されるはず


でも

あなたとの温度は

冷めないでいたい


その温かさが

けだるさになりたくない


あなたという

春の日差しの毛布に

つつまれ


ずっとね

きっと


とてつもない熱でなくて

暖かな小春くらいで




 『椛』


朝の光りも

遠い山並みも

高い空も


流れる雲も

瞬く星も

胸焦がす夕焼けも


冬近いことを知らせる


ふと

涙を

流したくなる瞬間(とき)


ふたりより

ひとりの方が

美味しく感じる

孤独な夜の紅茶


心まで

いつかの寒さに備える

冬近いことを刻んで


見上げれば

春を待った花のように

紅く彩る

あざやかな(もみじ)


朝の光りに

遠い山並みに

高い空に

流れる雲に

瞬く星に

すべてを掠う夕焼けに


愁いをなぐさめる


涙を流せることは

孤独ではないことだと


寒さの中だからこそ

燃ゆる紅色が

胸を焦がすのだと

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