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歌と学園と9年間  作者: 桜 百花
12歳 冬
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ぼっちだと?

「おはよおお お?」

梨沙子ちゃんと、植田さんないだと?

私、仲がいい人が近くにいないと、本当にだめなのに。2人にも、用事ってのがあるから、しょうがないね。今から美少女観察しますか。あ。A年MA3組委員長の、美優紀先輩可愛い。好きだなんて言えやしない。だって吉川は、絶対美優紀先輩の事が好きだ。だってずっと、美優紀先輩の事を見てるじゃん。それに、私と美優紀先輩は、先輩と後輩の関係から先には絶対いっちゃだめなの。今年の4月に卒業するから、もう、私にチャンスは残されてないし、言ったところで、他の人にばらすだけだろう。

いいなあ。コミュニケーション力をもっている人は。美優紀先輩の事を「みるきー」とか、「みゅうー」って呼べて。

なぜみるきーと言われてるかと言うと、美優紀先輩の名前の読みと、某アイドルグループのメンバーの名前の読みが、一緒だからなんだって。

「(ボソッ 可愛いなぁ」

「桜子ちゃん?どうしたの?何かあったの?」

「イヤイヤイヤイヤ何でもありません!!悪口とかも全然言ってません。迷惑かけてすいませんでした。」

私には、コミュニケーション力がない。

人目をひくために、変わった格好してるの。

だから、誰かが隣にいないと、寂しい。

私は心が弱いのだ。

一人の方がいい。と思える妹がうらやましい。

そう思ってるうちに、発生練習が始まるようだ。


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