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最凶男の自由な余生  作者: 小淵執悲
1章 学園前編
6/148

5話

2016/1/10 修正

そうだな、とりあえず


「おいっ、陸谷!いつまで落ちこんでんだ?」


目の前で負のオーラを出してるこいつをどうにかすっかな


「ううぅぅ、ろくろぅ…勇人だったな。こんな俺でも話しかけてくれるのかぁ」


うおっ、ガチ泣きしとった!?


「いや、あの滑り具合はなかなか良かったぞ?クラスの空気が冷めた感じは」


「慰めたいのかけなしたいのかどっちだよ!!?」


ああなんだ、やっぱあんなことをするくらいの男だな、元気じゃねーか


「半々だ」


「せめて口先だけでも否定してほしかったぁぁぁ!!」


ははっ、面白い。打てば響くってか?まぁ


「そんだけ大声出せるってのは元気出たって事だな、良かった」


「あ、あぁ、まあ確かに。ありがとな、そしてよろしくだ、勇人!俺んことは仁でいいぜ?」


ま、面白いのが友達になったな。こいつならいけるかもなぁ


「あぁ、よろしく、仁」


とりあえずまあ


「このあと何か予定あるか?」


「あぁ、部活や委員会を見て回りたいんだが…一緒に回らねぇか?」


ふむ、これなら


「もちろんだ」


「よっしゃ、じゃぁ、行こーぜ!」


「ちょっと待ってくれ。もう1人誘っていいか?」


「あぁ、勇人の友達か何かか?入学したばっかでよくいるなぁ、俺は全然別にかまわねぇぜ?」


よし、第一関門クリア


まあ心配はしてなかったがここで拒否されちゃぁ始まらなかったからな


「別にまだ友達ってわけじゃぁねぇが、な」


「?」


「そういうわけだ、お前も一緒に回らねぇか?郡山」


「!!!?!?!???」


ガタッっと音を立てて立ち上がったと思ったらでかい音を立てて椅子が倒れる


驚きすぎだアホ、聞き耳たてて話聞いてんのバレバレだっちゅうに


「話聞いて行きたそうにしてるように見えたんだが気のせいだったか?」


「えっ、あっばっ、ばれてる!?」


ばれてないとでも思ったんかい


「え、あっ、わ、私が一緒でいいんですか?つまらなく、ならない?」


はぁ……


「どうして俺たちがつまらなくなるんだ?」


「だ、だって、私、十和家だし、皆、変に………」


はぁ


「意識してんのはお前だろう?自己紹介んときお前なんてった?十和家とか関係なくどうたらこうたら言ってなかったか?てかそんなの気にするんだったらまず誘わねぇよ」


「っ!!で、でも、陸谷さんはまだ何も…」


「どうだ?仁」


「うおっしゃぁぁぁ!入学初日から郡山さんとお近づきになるチャァァァァンス!!ナイス勇人!」


予想通り、うるさ過ぎてクラスの奴から注目されてるがまあいいか


「だそうだが?」


これでダメなら諦めるが


「え、あ、あの、わ、私でいいなら、ご一緒しまっ……させてください、ろ、ろくろヴっ」


テンパり過ぎて噛みまくってんな、俺の名前も言えて無いし


「勇人でいい」


「す、すみません。勇人さん、よろしくお願いします」


ふぅ、第二関門クリアかな


「あぁ、よろしく」


「俺もっ!俺もよろしくだ、知ってると思うけど一応、陸谷仁だ!」


「はい、陸谷さん、よろしくお願いします」


ま、悪いようにはならんだろ


「よしっ、じゃぁ、行くか。どっか見たいとことかあんのか?俺は生徒会と風紀委員以外の存在を知らないぞ?一般的な競技程度なら知ってるが……」


「マジか!?勇人、部活どうするつもりだったんだ?」


「入る気がまず無かったな」


「そうですね、ならひとまずどんな部活があるのか見て回りませんか?」


「あぁ、別にかまわないぞ」


「なら始めに校舎内でやってる部活を見てまわりましよう。そのあと闘技場や体育館、グラウンドと回りましょう。陸谷さんは魔法格闘部が見たいと思いますが、後でしっかりまわるので、安心してくださいね」


「っ!!何故俺が魔法格闘部が見たいと!?」


「そんな部活もあったのな…それは仁、お前自己紹介で魔法戦闘が好きだとか言ってたからじゃねぇか?」


「あぁ、そうだったな。俺は異論はねぇぜ?」


「俺もだ」


「じゃぁ、決定ですね、行きましょう!」


ま、こいつがやけに元気になったみたいだし良いかな

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