3話
2016/1/10 修正
会場に向かいながらもう少しこの世界について考えを巡らせる
この世界には大陸が8つあり、それぞれの大陸に1つの国がある。それぞれ、ジャッポネ、ロンダン、ローシャ、クリフトン、カエイラ、オーリア、チュネ、カフタスという。今俺がいるのはジャッポネだ。各国に代表の学校が1つずつあり、ここもジャッポネの代表校だったな。金はかなりかけられているから設備のレベルは国随一か
10代が一番魔法能力が伸びると言われているため、15~18才までの3年間は学校に通うことが国の法で義務だったな
次いで、この世界の人間はヒト族、獣人族、魔族、新族と呼ばれる者達に分けられる。学校に通うことが義務なのは皆同じ、ただ容姿が異なるだけで人間だ。今現在、差別というものはない……あくまでも表向きは、だが
「ここが会場か、なかなか広いな」
会場とおぼしき場所はドームのようなところで、ステージを中心に扇状、階段状に席が広がっている
早い時間なだけあってほとんど人がいない。俺は一番後ろの端っこの席に座って入学式の開始を待った
…
……
「これより、入学式を開式いたします」
なんの変哲もない、どこにでもあるような入学式が普通に進む。理事長に言質を取られてなかったら抜け出してサボってるな
「新入生代表挨拶、新入生代表、闇条菫」
……!?闇条、闇条だと?
闇条家、ジャッポネの誇る十和家が1家。俺の人生を変えたあの闇条か……!?
いや、十和家がこの学園に通うのは当たり前じゃないか、何を今更焦ってんだ俺は
それよりも代表だ、菫と言ったのか?じゃぁ、あれが…
いや、考えるのは止めた。今の俺は六郎坂勇人、それで良い、あの家とはなんも関係無い
…
……
「これで入学式を閉式いたします。新入生の皆さんは、昇降口に張ってあるクラスを確認して、教室へ移動してください。在校生、保護者の皆様は、もうしばらくお待ちください」
終わったか…さっさと教室に行こう
…
……
クラスは……1組か、教室はここだな
席は……特に決まって無いようだな…やっぱり窓際最後列だろ、他のやつが来る前に確保だな
先公が来るまで寝てるか
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side???
はぁ、十和家ってだけで周りが勝手にへりくだる。学園に入れば少しは変われると思ったのに、このままじゃずっと変わらないなぁ
「郡山さん、お先に失礼します」
はぁ、また…
「はい」
やっと解放された。作り笑い浮かべるのも大変です
クラスは…1組ですか
ガヤガヤ
遅くなってしまいましたね。ほとんどの方が席についてます。空いてる席は……あぁ、あそこが空いてますね
……?
窓際最後列で寝ている男子、空いてるのはその前と隣のみ。でもその男子からは近づくなというオーラが…本当に寝てるのでしょうか
でもまあ、前の席に座れば私が後ろを向かない限り大丈夫ですね
「おい、席につけぇー」
! 先生が来ましたか。早く席に…
「うわぁっと、間に合ったぁぁぁ!!!」
っ!? いったい何事ですか!!?
「先生!間に合ってますよね!?セーフっすよね!!?」
「分かったから、早く席につけ」
いきなり飛び込んできたのは赤髪の男の子、彼もこのクラスなんですね。先生が鬱陶しそうに相手をしてますね
「よっしゃ!わっかりました。席は………ここが空いてんな」
えっ!?ちょっと、そこ私が座ろうと……
「おーい、そこに突っ立ってるの、早く席につけ~」
え、えぇぇぇ??
「は、はいっ」
うぅ、どうしてこうなるんですか……
「さてと、全員席に着いたなぁ?それじゃぁホームルームを始めるぞー……おい、そこの寝てるやつ、周りの起こしてくれ」
ええっ、わ、わた私!?明らかに触れるな危険なんですが……
「はっ、はいぃ」
うぅ~厄日だなぁ……
「あの~すいませーん、起きてくださーい。ホームルーム始まりますよ~?」
「ん?すまん」
あれ?寝てたっていうより、伏せてただけ?寝てたにしては反応が早くはっきりしすぎじゃ……
「始まってたか、悪い…えーと」
…あぁ、私の名前がわかんないのか。言いたくないなぁ。嘘いっちゃうかな…それはダメだよね、やっぱり…
「あ、はい、郡山です」
はぁ、これでまた始まるのね
side out




