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序章

夢か現か幻か

はてさて、自分は本当に『存在』しているのでしょうか

自分は本当にこの世界に元から存在したモノなのでしょうか

・・・もしくはこの世界は本当に視覚化されたモノなのでしょうか



この世界、自分以外は夢かもしれない


うつつなのかもしれない


まぼろし・・・・・


自らが今望んでいる事を、そこにないというのに具幻化させた


理想の生み出す幻かもしれない


そんな曖昧なものを、俺は見ていた






コポポポポッ・・・・・



気泡が水面へと上がっていく


だんだん、水面が遠のき


手を伸ばすが水中から手が出ることはない


明るい光が見えなくなってきた


あ、これ俺死ぬのかな


なんて考えたりする



落ちて落ちて


これが夢のように思えてきた


だんだん落ちるこの感覚が現実に思えない


傍観者のように外から全体を見ている感覚


火事で家が燃えて、その周りで人が野次馬をしている・・・・・


それを第三者として見て楽しんでいる加害者のような


そんな複雑な感情



虚ろに開かれていた目がだんだん閉じられ



ついには完全に目を閉じる


落ちて、落ちて



自分が誰なのか解らなくなって


きっと、俺の存在は完全に消えるんだろう


アイツらの記憶からも消えるのだろう


そんな気がする



















さぁ、落つるは夢か幻か


















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