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空中都市グイーダ、空気を裂く刹那の光槍

リーフは、あれから、ほとんど口を聞いてなかったが、ダレンがよく気にかけていたので、今では自分から話を出来るところまで、心と体が回復していた。そして、彼らの目標も、「メルドラを目指す」から、「悪帝を倒す」にいつのまにか変わっていた。かつて世界に激震と破滅をもたらし、今やメルドラを壊滅させた悪帝を倒す旅のスタートとなった。そして、悪帝の情報を得るため、天空の書庫と呼ばれる、巨大書庫のある、グイーダの街に向かった。

ーーグイーダの街にて

「すげぇ。俺らが立ってるところも、空に浮いてるぞ…」

と、足元をのぞいて、ダレンが呟く。

「他のお店も…上の方に浮いてる…」

と、目をキラキラさせながら、リーフが言う。

「天空都市っていうらしいな…空気の反発で浮いてるらしいけど…よくわかんないな」

と、パンフレットを見て、首をかしげるカイ。

3人は、寄り道しながらも、天空書庫を目指していく。天空書庫に着くと、

「暗証番号を入力してください」と彫られている壁、そして数字が並ぶパネルが。

「暗証番号?」

「僕持ってないよ」

「テキトーに押せばなんとかなるんじゃね?」

と、言い合っていると、扉がひとりでにあいた。

「え、開いたの?」

「おかしい。別に何もしてないのに開くわけがない。」

と用心するカイ。

3人は、上に長く、広い書庫を丁寧に、手早く調べていった。20分ほど調べた時、リーフが、

「あった!!」と声を張り上げると同時に、機械音が響きわたる。その次の瞬間、ビュンと、何かが空気を斬る音が聞こえる。その何かが、猛スピードで、リーフに襲いかかる。だが、リーフは気づいていない。

「リーフ!!かがめ!!」とカイがリーフに向かって走りながら叫ぶ。しかし、声は届いていない。

「仕方ねぇ…!」と呟き、リーフを蹴り飛ばす。その何かは、カイに直撃する。

「ぐぁっ!」カイの体は、書庫の壁へと飛んでいく。カイは、壁の方に手を伸ばす。すると、壁とカイの間に、見えない空気のクッションが生まれる。

カイが、壁に勢いでひっついている最中、見たのは、巨大な機械。自分の意思で動く、「ガーディアン」だった。

「カイ!」とダレンとリーフが寄ってくる。

「大丈夫だ。右腕が痛むだけだ。うまく利き手は避けた。」と右腕を振って言う。

「あの化け物、どうする?」とリーフが恐怖の眼差しで言う。

「出口はアイツの真下にあるが、行けるとは思えない。そうなれば…アイツを倒すしか無い…てことだ」とカイが言う。

「勝てる気しないけど…やるしかねぇのか…」と言い、構えると、

「そんなことないわ!!」と、何処からか声が聞こえる。声の方を向くと、水色の髪をした、女性が立っていた。手には、光を放つ、槍が握られている。

「あんた達がこいつに勝てるわけ無いでしょ。なら…」とまで言うと、手に持つ槍をガーディアンに向けて投げる。槍は、ガーディアンの頭を貫く。ガーディアンはそのまま、その場で崩れ落ちる。

女性は、そのガーディアンの上に乗り、

「私が倒せばいいのよ」と、決めゼリフを発した。

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