今日僕は死ぬ
「ああ、今日も何もできなかった」
いつものように後悔して終わる日々。
僕たちが送る日々というのは、そんな日常だ。
人の言葉や、人の声、人の歌声。
そんなものを聞くたびに、やる気を出す。
今日から、今からやってやろうと考える。
でも、実際にはできていない。
これをやってからやろう、そんなことを考えているうちに、何もしない日の出来上がりではあるものの……
毎日なんてそうして過ぎていく。
やらないといけないのか?
実際にはやらないといけない……だって、後悔をしているのだから……
なんでこんなことを思うのかって?
決まっているだろう、僕自身が後悔の塊だからだ。
全てを言い訳にして、笑って誤魔化すことしかできない。
ああ、大馬鹿者だ。
だから今日僕は死ぬ。
逃げてきた、後悔しかない日々から……
ああ……そう自分に誓ったのに、数日たてば忘れている。
あれだけ後悔したはずの、何かをしたかったはずの日々に……
それを思ってまた今日僕は死ぬ。
何度でも死ぬ。
同じような後悔しかないのにだ。
でも、一つだけある。
後悔して、努力した数日というのは確実に自分の中で目指したかった自分なのだ。
ああ、そうだ。
今日僕は死ぬ……
いや、何度だって今日僕は死ぬ……
それしか後悔を……
悔しさを僕がもつことができないからだ。
今日僕は死ぬ。
この文章を見れば、いつもそのことを思い出すだろう。
そして後悔するはずだ。
まだ、何も成し遂げていないと……
誰もが後悔しない人生などない。
「ああ、今からやる……いや、やらないといけない」
後悔する時間があるうちが華だと誰かが言った。
僕はそうして、メモ帳にタイトルを打ち込むのだった。
”今日僕は死ぬ”と……




