ねぎま
ハツが好き。
64マスを埋めながら
表へ 裏へと ひっくりかえされる白か黒かのように
はさみこんだもの勝ちの世界
さきっぽと ねもとの りょうほうとはいわないまでも
せめて かたほうだけでもとれてたら
こんなふうには呼ばれなかっただろうに
でもかりに ぼくらがぬけたって
あいつらは まぬけ呼ばわりされることもなく
ぼくらなしで やってける
ぼくらがいたほうがいいひと
ぼくらがいないほうがいいひと
ぼくらがいてもいなくてもどっちでもいいひと
それぞれだろうけど
ぼくらだけいればいいひと なんて
あいつらはいなくてもいいひと なんて
めったにいないよね はたして いるのかな?
それでも たまに 思い描かずにはいられない
もしも ぼくらが
さきっぽと ねもとの りょうほうをとって
あいつらをはさみこむことができたら
みんなは いまとちがう呼びかたで
ひょっとしたら こんなふうに呼んでくれるかな?
あえて ぼくらの名前を伏せることで
はさみこまれてるのがあいつらのほうだって
わかるように こう呼んでくれるのかな?
とりま
つくねもいいな。