第九話 Aブロック
チームコイン3枚、奪ったコイン13枚、黒コイン1枚合計99ポイント。見事にトップ3にランクインした零夜チーム。黒コインの存在がどれほど大きいのかわなるのだった。
そして、午後の部になりトーナメントが発表される。Aブロックは北斗チーム対4年チーム。Bブロックは前回準優勝対4年Aクラスチーム。Cブロックは零夜チーム対和樹チーム。そしてDブロックは虎狛チーム対4年と3年が合わさったチーム。
「あのチームって、リーダーが拳だけで神楽沙君と張り合ってたチームだよね?」
「最初からアイツと被るのか。それにこの並び、勝ち続ければ北斗にもあの砂野郎にも全員当たる。いいねぇ、このトーナメント表」
『まずは今回のシックスガチバトルのルールを説明いたしましょう!今回のお題は超攻城戦です!』
画面はバトルロワイヤルで使った森が映し出され、離れた場所から2つの城が現れる。
『互いのチームには城の核と言った球体を守りながら、先に相手の核を破壊したチームが勝ちとなる、シンプルなルールです』
「...」
(北斗の得意分野じゃねぇか。結構厄介な事になりそうだな)
『それでは、Aブロックの攻城戦を開始いたしましょう!』
そしてAブロック攻城戦が始まるのである。
画面に映っているのは両者の作戦会議だ。北斗は森の地図を見て作戦を立てていた。
「うーん、まぁみんな頑張ろう。最初は何もせずにこの核をみんなで守ろう」
「は?ここは2つのチームに分かれて攻めるものと守るものでの役割分担した方がいいんじゃないのか?」
ボーイッシュな外ハネショートに、まるでプリンの用な髪の色はテッペンだけ黒くなっている金髪。見られるだけで圧倒されそうな鋭い目つき。
「まぁまぁ、咲耶。ここは城の中で立てこもっていた方がいいと思うのですよ。今はね」
「...やっぱり、お前とは合わない」
「あはは、そうだね。君は攻撃よりの考えですよね。でも、この言葉を覚えてください。防御は最大の攻撃なりと」
「あっそう。お前がリーダーなんだからあまり言わないけど、負けたらこのチームに抜けるから。私は上を行くために、止まる暇なんてないの。お前が学園一位を取れるって言うからチームに入ったのに、私は遊んでる暇なんてない」
「ほら、来ましたよ。皆さん戦闘の体勢に入ってください」
北斗チームの城の中に3人の人影が潜り込むのだ。
一方その頃に零夜達は休憩室で2つのチームの戦いを見ていた。
「この近くにコンビニある?」
「このドームの外を出て右にありますよ?」
「おけ。俺腹減ったからなんか買ってくる。ついでになんか買うか?」
「え?お友達さんのは見ないのでしょうか?」
風華は画面に映っている、容赦なく敵をゴム弾を放っている北斗に指を指す。
「どうせ、北斗が勝つ。最初から結果が分かってる試合を見てもつまんないからな。それにあいつらの分析しても、厄介なのは北斗とその金髪の女ぐらいだろ」
「信用してるのですね」
男の友情という事に風華は羨ましそうに微笑むのだった。
零夜はそのままコンビニに向かい、適当な食べ物を買いに行く。そしてずっと画面を見ている黒恵は語るのだった。
「その男...空条北斗は...最初から敵の事を敵の事を...分かっていての作戦?...あまりにも順調に行っている...」
城に入り込んだ3人を北斗達6人で倒して逃げられないように拘束させた。そして、その3人を城に置いて6人で攻め込むと言うと、咲耶はその作戦を反対するのだった。その間、敵が潜り込み誰も守っていない核を壊すかもしれないと言うが、北斗は大丈夫だけど言って従う。北斗の言う通り相手のチームの3人は城から動こうとせずに角の前で待機していた。
「...行かせた仲間の...通信が来なかったら...守ってるものから動けなくなってる...それを最初から予想してるかように...」
「零夜の友達だから、やっぱり強いのかな?」
「零夜さんが強いって言ってましたからね、それに城ヶ崎さんを倒すほどでしたからね、一瞬彼のオーラが消えましたが、その時に何かしたのでしょう」
「...オーラを消す能力?って事?...それに同じ箇所に倍以上の追撃を喰らわせられる...それって相当最強じゃ?...」
「でも、零夜はそれを地味って言ってたよ?」
「零夜さんの感覚がズレてると思います」
「...え?なに...あれ?」
黒恵は画面を見て言葉をこぼすのだ。
画面には核を真っ二つに砕け切った咲耶。だが、咲耶が持っていた武器は木製だが人より大きなハサミの形だったのだ。
『決まりました!!Aブロックは空条北斗が率いるチームの勝利です!』




