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とある少女と少年の異世界物語  作者: 俺様参上!
第1章 異世界に来たとある少女と少年編
7/32

episode06・・・特訓(その3)

〔Ayana side〕

『雷光よ! 我が前にいる敵を討て! ライトニングアロー!』


【ドガァァァァァン!!】


当たった!?


「まだまだだな」


当たってなかったか……これはちょっとまずいなぁ。


え? 何してんだって? 見て分かんないの? カルロスさんと戦ってるんだよ!


何で戦ってるのかは説明してる暇がないから回想にするわ!


はい、回想スタート!


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「えっと、こうかな?」


「はい、オッケーです。アヤナさん、飲み込みいいですね。センスありますよ!」


「そ、そうかな?」


やっぱ褒められると嬉しいなぁ。


「それに魔力だって人の20倍以上あるし…………」


「アリシア?」


「……………アヤナさん、あなた本当に人間ですか?」


「だからそうだって言ってるじゃない! まだ疑ってたの!?」


「あはは、冗談ですよ」


「もう!」


「お~い、アリシア~! アヤナ~! こっち着てくれ~!」


ん?この声はカルロスさん? なんだろ?


「お父さんが呼んでますね。行きましょうか」


「そうだね」


そこから、ダッシュでカルロスさんのところへ向かった。



「おう、いきなり呼んで悪かったな」


「いや、それはいいんですけど……守になにしたんですか?」


私たちが着いた時には、守は完全に気絶していた。しかも、一撃でやられたっぽく、外傷がほとんどない。今はアリシアが介抱してカルロスさんの家にいるが、今日は起きそうにないっぽい。


「なにってマモルが閃光斬とやらを使ったので真似してみただけだが」


「閃光斬?」


あいつ、いつの間にそんな技覚えたんだろう?


「そしたらいいところに当たっちまったのか、一撃で気絶しちまってな。すまんすまん」


なるほどね。だから外傷がほとんどないのか。


「しかし、マモルはいい戦士になれそうだな。戦闘にもっとも必要な素早さがある。もっと鍛えれば確実に俺より強くなる」


へぇ~、守、もう認められてんじゃん。起きたら褒めてやるかな。


「さて、今度はお前さんの番だ」


「え!?」


わ、わたし!?


「武器は確か……短剣だったな。ほれ」


そういってカルロスさんが木製の短剣を投げてきた。ってまだ私やるって言ってないけど!?


「さて、準備はいいか?」


「ちょ、ちょっと待った!」


「問答無用!」


「はぁ!!??」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



と、いうことなのです。ってか何よ問答無用って!! 意味分かんない!!


「今度はこっちからだ」


「きゃ! ちょ! まっ!」


攻撃が早いよ! 避けるので精一杯なんだけど!


『じゃあ魔法で身体能力を上げたらどうじゃ? 例えば風の力で素早さを上げるとか』


そうか! そういやそんなこと言ってたね!


『忘れとったのかい……』


んじゃ早速やってみますか!


一瞬の隙をつき、カルロスさんの攻撃範囲から離れ、呪文を唱えた。


『風よ!我が動きの助けとなれ!ラッヴィヴァンド!』


呪文を唱えた瞬間、一気に体が軽くなった。これならいけるかも!


「まだまだ行くぞっ!」


またカルロスさんが連撃を繰り出してくる。けど、さっきと違って遅い。いや、遅く見えるだけだけど。


私はその連撃を潜り抜け、攻撃する。


「がっ!」


「どうですか?カルロスさん」


「驚いた。まさか俺に一撃を加えるとはな。さてと、そろそろ五割位で行くか」


「え? 五割って? 今まで本気じゃなかったんですか?」


「当たり前だろ。修行なのに俺が本気を出したって何の意味もないだろ」


ぐっ、確かに。


「それじゃ今まではどれくらいで……?」


「ん~、2割位?」


「に、2割!?」


あんなに苦戦したのに?この人と私はどんだけ力に差があるんだろうか?


「それじゃ行くぞ?」


「え、ええ」


どうせ断っても意味ないだろうから了解した。死にはしないでしょ。……多分。


カルロスさんが剣を構える。……なんか、嫌な予感が……。


「閃光斬!」


私はカルロスさんが仕掛けた瞬間に上空へジャンプした。……危なかった。あと一瞬遅かったらやられてたわ。


「おお、これを避けるとは凄いな。俺でさえ避けれなかったのに」


「そうですか?あいつの技なんか簡単にかわせるけど」


「いいや、これをかわせるのは人間じゃ、お前だけだ」


どこにそんな自信があるのかなぁ?


まぁいいや。さっき特技を思いついたしやってみよっと。


「さてカルロスさん、今度はこっちから行きますよ?」


「ああ、こい」


私はカルロスさんの了解とともに特攻する。


「ああ? 勝負を捨てたのか?」


そう言いつつ、カルロスさんは私を木剣でなぎ払おうと構え、振った。


「!?」


けど、振ろうとした瞬間、私は瞬時に後ろに移動し、5連撃を加え、最後に切り上げながらジャンプし、最初にいた位置に着地した。


「――――――――幻影連斬げんえいれんざん


そして最後に技名を言った。ふっ、決まったわ。


後ろを向くと、カルロスさんはやっぱり立っていた。う~ん、この人を倒すのは一生無理っぽいな。


「むぅ、五割とは言え、俺に勝つとは凄いな。正直負けるとは思ってなかった」


「へへ」


「けど、もう少し無駄を無くすといいな。お前さんは超至近距離で戦うわけだから一瞬の隙が命取りだ」


「はぁ~い」


「でも、マモルのほうが強いと思ったんだが、見当違いだったか?」


「ホントはだいたい同じですよ。でもあっちは何も考えず突っ込んでいくタイプで、私みたいに知恵が回らないんですよ」


「なるほど。その差か。分かった。今日は疲れただろ。風呂に入って休むといい」


「え? お風呂、あるんですか?」


「当たり前だろ。何言ってるんだ?」


「ああ、いえ、何でもないです」


う~ん、ここ異世界だからないと思って諦めてたよ。お風呂がある世界で良かった~!


『現金な奴』


なんか言った?


『いや? なにも言ってないぞ?』


まぁいいや。おっふろ~おっふろ~っと♪

う~ん、やっぱり戦闘シーンって難しいなぁ。上手く書けない。

誰か上手く書く方法知ってますか?あったら教えてください!(自分で考えろ)

綾奈は実際、守と同じくらいです。(守と戦ったカルロスさんも五割の力だった)

けど、これからどうなるのかは分かりません。話の展開しだいです。

ちなみにラッヴィヴァンドとは音楽用語でイタリア語です。意味はテンポを速めて。これが一番しっくりくる名前だったからこれにしました。理由はそれだけです。


次回で特訓編は終了です。結局4話になってるし……。ま、気ニシナ~イ♪


ま、それはそれとしてと。まったく関係ないですが、昨日は俺の誕生日でした!パンパカパ~ン!!

……すいません。言いたかっただけです。後悔はしてません。


それでは、また。

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