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とある少女と少年の異世界物語  作者: 俺様参上!
第3章 新たな出会い?編
29/32

episode27・・・出会い

最後の更新から一カ月以上もたってる……だと!?

〔Ayana side〕


ここは王都へと続く道の少し外れた場所にある森。


人は滅多に立ち寄らず、魔物が多くはびこる危険な場所になっていた。


そんな危険な森の奥の奥に、私はいた。


「グルルルルル……」


目の前には2mはあろう大きさの黒い狼が低い唸り声をあげている。後ろにはでかい崖になっていて、逃げようにも逃げられない。


「はぁ……」


人間、こんな状況でも案外落ち着くもんだ。目の前の馬鹿でかい狼と戦って、勝てるかどうかを考えてみる。


………………無理そうだな。あの堅そうな毛に覆われてちゃ直接攻撃も効きそうにないし、魔法なら分かんないけど、詠唱してる間に殺される。


「なんでこんなことになったかなぁ……」


現実逃避も兼ねて少し前のことを思い出してみた。



$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$



「綾奈! そっち行ったぞ!」


守の言葉を合図に黒い狼(ブラックウルフ)が2匹、同時に襲いかかってくる。


「分かってるわよ!」


一匹は腹に思いっきり蹴りを入れ、もう一匹は頭に掌底を入れる。


両方とも、骨の砕ける嫌な音がし、絶命する。


「ったく、なんでこんなに数が多いんだ!?」


「繁殖期だからでしょ! とにかく走る!」


王都への道中、金欠で食料不足に陥った私たちは、たまたま近くにあった村に寄り、ギルドの仕事を受けたのだった。


依頼の内容は「黒い狼(ブラックウルフ)の退治」で、このあたりでは黒い狼(ブラックウルフ)が繁殖期を迎える前に狩りつくすのが決まりらしい。


なんとなく危険な感じはしたが、報酬がかなり良かったため、これに決めた。


「こんなことならアリシアを連れてくるんだった!」


「今言っても仕方ないでしょ!」


そう、アリシアはヴィルトと一緒に村で留守番をしている。どうせなら、二手に分かれて仕事をするほうが効率がいいって思ったんだけど…………完全に裏目ったなぁ……。


「……っ! 綾奈止まれ! 崖だ!」


「ウソでしょ!?」


見たところ、底のほうはかなり深いらしく、真っ暗で何も見えなかった。


慌てて引き返そうと後ろを見ると、大量の黒い狼(ブラックウルフ)がいた。


「…………ねぇ、守」


「なんだ? 綾奈」


答えながら守は剣を構える。


「あんた、ここで死ぬ覚悟はある?」


「残念ながら、無いな」


「そう、…………私もよっ!」


言い終わると同時に二人同時に黒い狼(ブラックウルフ)の群れに突っ込んだ。


生きるために最良の選択をしたつもりだ。


崖から飛び降りればいい? あんな崖から飛び降りたりなんかしたら100%死ぬわ!




とまあ突っ込んでみたはいいけど……


「やっぱきついわね……」


早くも前言撤回したくなってきたわ……。

あれからかなりの数を倒して数も大分減ったけどこっちもかなりきつい。今ここでぶっ倒れたい気分ね……。


「綾奈! 危ない!」


「え……」


何故か、体が急に無重力になったかのように軽くなる。


黒い狼(ブラックウルフ)が隣で浮いている。


下には何にもない。


ここで私はようやく気付いた。





崖から落ちているのだと。



「き、きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「綾奈ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$



それで、アリアが魔法を使って助かりはしたんだけど(ってか助かるんなら最初から使えばよかった……)、その下にこの馬鹿でかい黒い狼(ブラックウルフ)がいたんだよね…………。


『一難去ってまた一難ってやつじゃな』


「冷静に言うなっ! あんたの主人が死にかけてんのよ!?」


『それもまた、運命というものなんじゃろうな…………』


「そんな言葉で片づけられてたまるかっ!」


「グオオオオオ!!!」


黒い狼(ブラックウルフ)が雄叫びを上げ、襲いいかかろうと前足を振り上げる。


「っ!」


せめて楽に死ねますように……そんなことを思いながら迫りくる激痛に備えていた。


…………が、


「グオッ!?」


「!? なに!?」


前を見ると縦に両断されている黒い狼(ブラックウルフ)と、大剣を片手で持った、私と同じ年くらいの青年だった。

さて皆さん。今回のこの場所はあとがきと言う名の説教部屋になります。


綾「んで、なんで遅れたの?」


いつもどうりのこのセリフ。変わり映えがありませんなぁ。


綾「…………」


ピンポンパンポ~ン♪

しばらく音声のみでお楽しみください。


あれっ? あたりが急に暗く……いてっ!? だ、誰だ急に殴ったの!? がはっ! あ、綾奈か!? ぐへっ! さ、さっき言ったことなら謝る! だから……バキドコグシャッ がっはっ!!


暗転終了。


す、すいませんでした……(完全に平謝り状態)


綾「それで、なんで遅れたのかしら?」


部活の公演が近かったことと、テスト週間がかさなったりしていそがしかったんです……。


綾「他には?」


他にはってそれ以外には……


【バキィッ!!】←地面を砕く音


綾「正直に……ね?」


すいません話が思いつきませんでしたすいません。


綾「よろしい。それで、これから先のは思いついたの?」


…………あは☆


綾「…………」


ご、ごめんなさい! がんばって考えますから殴らないで!


ひっ……ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!




こんな作者をまだ見捨てないでやるよってひとはこれからもよろしくお願いします

m(_ _)m

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