episode22・・・宿屋にて。
お、遅くなって大変申し訳ありません……これには海よりも深い訳が……
綾奈「ないんでしょ?」
あ、綾奈!? なぜここに!?
綾「そんなことはどうでもいいの。いいわけはあとがきでゆっくり聞いてあげるから」
ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃ!!
〔Ayana side〕
「ん……」
なんか、騒がしいわね……ゆっくり寝られないじゃない……。
「ようやく起きたか」
ん? この声は……
「……リフォル?」
「それ以外に誰かいるのか?」
「いや、いないわね。それより、なんでこんなに騒がしいのよ。静かに寝られないじゃない」
「…………お前、まだ寝たりないのか」
やれやれといった感じで呆れるリフォル。なんかムカつく。
「仕方無いじゃない。眠いんだから」
「……十時間も眠ってか?」
「…………十時間?」
そんなに寝てたんだ、私……。
「まぁ、あんな戦闘をしたら疲れて当然か」
「あんな戦闘?」
「……憶えてないのか?」
え~と……
「あ、思い出した。アスナールのことか」
「そうだ」
なるほど、それならこの騒がしさにも納得がいく。大方、アスナールから解放された街の人たちがお祭りをしているんだろう。
「リフォルはお祭りに行かないの?」
「…………人が多いとこは苦手だ」
やっぱりか。なんとな~くそんな感じはする。というかしなきゃ嫌。
「……なんか失礼なことを考えてないか?」
「い!? いや、別に!?」
び、びっくりした~、いきなり図星をつかれるとは思ってなかったよ……。
「そういえば、妹さんには会えたの?」
「ああ、あの後すぐに会えたよ。今は祭りで楽しくやってることだろう」
……ふ~ん……妹の話をするときは凄く優しそうな顔するんだぁ…………。
「……なんだ、気持ち悪い顔して」
「いやぁ? 別に~?」
いやぁ、やっぱリフォルってかわいいな~♪
「…………アヤナ」
「ん? なに?」
「…………一度しか言わんからよく聞いとけよ」
「うん」
「…………この街を救ってくれて、ありがとう。心から感謝している」
「…………リフォルがデレた!」
「は?」
「い、いや、こっちの話」
危ない危ない、思わず本音が……。
「というかいきなりどしたの?」
「いや、ただ単に礼を言いたかっただけだ。お前たちがこの街に来なかったら、いずれ俺たちは死んでいただろう」
「そんな感謝されることじゃないよ~。私はアスナールの奴にムカついただけだし……」
「それでも、俺たちの救世主には変わりない」
「…………なんか、照れちゃうな」
そういえばこんな風にお礼を言ってもらったのは始めてかもしれない。あっちの世界じゃ、恨まれるばっかりだったからなぁ。主に守のせいで。
「…………言いたいのは、それだけだ」
ほんのり赤くなってるリフォル。やっぱりツンデレだねぇ~。
「そっか」
「…………少し外の風に当たってくる」
「いってらっしゃい」
…………私も、少し外に行こうかな。なんか目冴えちゃったし。
綾「さて、なんで遅くなったのかしら?」
じ、じつは宿題がたくさん……
綾「嘘つくな。どーせやってないんでしょ」
ぐ……ひいじーちゃんの葬式で……
綾「勝手に殺すな」
う、す、すいませんでしたぁぁぁ!! ずっと書くのサボってたらこんなに空いちゃったんですぅぅぅぅぅ!!
綾「なぜさぼった?」
さ、最近絵を書くのと動画を見ることにハマってつい…………。
綾「なるほど……」
気がついたらニ週間も空いてて今投稿したわけです……。
綾「分かったわ」
ホントに!?
綾「とりあえず半殺しで許してあげる☆」
え!? ちょそれ許してな……ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!
※ホントマジすいませんでした。こんな作者ですが、どうか生温かい目で見てやってください……。