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とある少女と少年の異世界物語  作者: 俺様参上!
第2章 エリトリア編
15/32

episode14・・・侵入

ついに一万PV突破!みなさんのおかげです!

ありがとうございます!

これからもよろしくお願いします!

「それじゃ作戦だけど何かある人?」


「はい!」


「はい、守」


「裏口から「はい、却下。他に」ってなんでだよ!」


はぁ~、朝っぱらからうるさいわねぇ。


「裏口からじゃ見張りがいるかもしれないでしょ? 私たちは出来るだけ見つからないようにしたいの」


分かった? と付け加える。ったく、いちいち説明しなくちゃいけないなんて……こいつ頭いいんじゃなかったの?


「はい」


「はい、アリシア」


「一応あるにはあるんですが、出来るかどうかは分からないですよ?」


「ん~、多分大丈夫でしょ。出来なかったら別の方法考えればいいし」


「分かりました。では……アヤナさん、闇属性の魔法使えましたよね? でしたら……」



$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$



「ホントにうまくいった……」


「すげぇ……」


「当然です」


なぜか、アリシアが無い胸を張る。私がやったのに……ま、かわいいからいいか。


ちなみに今は館の倉庫の中で隠れている。どうせなら深夜に調べたほうが都合がいいかなってね。


さて、アリシアの考えた作戦はこうだ。

まず、私がみんなに姿が見えなくなる魔法をかける→侵入→終わり


……すでに作戦じゃないわね。っていうかそんな便利な魔法があるならもっと早く言ってほしかった。



「ってかこんな便利な魔法があるならもっと早く言ってくれればよかったのに」


……同じことを考えていたみたい。さすが十年以上一緒にいると思考まで似てくるみたいね。


「それはこの魔法が闇属性の上位魔法に当たる魔法だからです。普通の魔術師なら一回使っただけで魔力が尽きてしまうんですが……」


「ああ、なるほどな」


「つまり私のように魔力と記憶力がよくないと使えない、と」


「そういうことです。ちなみにこの世界で使えるのは宮廷魔術師か、上位の魔族、魔王くらいだといわれています」


「宮廷魔術師? 何それ?」


「あ、知らないんでしたね。宮廷魔術師というのは王様に直接仕える魔術師のことです。人より5倍以上魔力が高くないと慣れないんですよ?」


5倍って、私なれるじゃん。そんな人たちより上なのね私……。


「でもなんでこんな魔法知ってるんだ?そんな凄いなら、普通知らないだろ」


確かに。知っていても何の役にも立たない人が多いのに……。


「あ、それはこの前買った本に書いてあったので覚えていただけです」


「本に載っているのか!?」


「はい、消費魔力量が多いため上位に入ってますが、詠唱自体は簡単なので」


「ふ~ん、ヘンな魔法」


「まったくね……」



$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$

~深夜2時~


(しかし無駄に広いな……)


思わず守が呟いた。守の言うとうり、うんざりするほど広い。どんだけ金があったらこんな館作れるのよ……。


しかも、今は深夜だから周囲が月明かり程度にしか見えない。


攻め込むには新やが一番と思ったけど、まさかこんなに見えなくなるなんて……。


(明け方当たりのほうが良かったでしょうか……)


(そうかもしれないわね……)


失敗したかなぁ……、そろそろ引き返したほうがいいのかもしれない。


「あ!」


(大声出すな! 兵士が起きるじゃない!)


(す、すまん……)


(で、どうしたの?)


(いや、う(ピー)したくなって……)


(…………………………)


とりあえず守を無言で殴る。


(いてっ! なにす(黙れ)すみません……)


(アヤナさん)


守を冷たい目で見ていると、アリシアがツンツンと服を引っ張ってきた。か、かわい……

じゃなくて、


(どうしたの?)


(あそこ……)


アリシアが指を差したほうを見ると、少し開いたドアから明りが漏れていた。


(こんな時間に何してるのかしら……)


なにか、あるかな……?


慎重にドアの前にまで行く。ばれちゃまずいしね。


(……………………)


(……………………)


ん?何か聞こえるわね……。


(どうした? 綾奈?)


(しっ! 少し黙ってて!)


(そ…か、よ……っ……た。ニ…ル)


(はっ、…り………し……せ)


ん~、何を話しているのか分からない……。


『なら魔法でなんとかすればいいじゃろ』


あ、そっか。


『また忘れとったのかい……』


(風よ、その遠方にて歌うその声を我に届け給え。トゥルーウィンド)


よし、これで聞こえるかな。


『それにしても随分上手くいったな』


「はい、人間どもなど、力で脅せば簡単ですよ」


片方はどこからか通信しているみたいね。多分、こっちにいるほうが領主ね。……でも、人間どもって……。


『そうだな。これでようやく資金が貯まったよ。そろそろ頃合いかな』


「では、この街は……」


『ああ、滅ぼしていい』


なっ……!?


「分かりました。では早速、明日の朝処理をいたします」


「あ、明日ぁ!?」


あ、やば……。


「何者だ!」


お、思わず声が……。


「何やってんだよ!」


「うるさいわね!とりあえず逃げるわよ!」


「ま、待ってくださいよ!」


「逃がすか! 衛兵! 侵入者だ! 断じて逃すな!」


その声とともに部屋から兵士がぞろぞろと……ってどんだけ多いのよ!


「仕方ない、窓から飛び降りるわよ!」


「ええっ!? でもここ5階……」


「大丈夫!」


それだけ言ってアリシアを抱え、窓から飛び降りる。


「ちょ!待てよ!」


少し遅れて守も飛び降りた。


「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」


集中……集中……!


『吹き抜けたる天駆ける風よ! 我の足を束縛せし鎖を解き放て! レイウィング!』


呪文を唱えると、落ちるスピードが落ち、ゆっくりと地面に着く。


『風よ! 我が動きの助けとなれ! ラッヴィヴァンド!』


そしてすぐにみんなに身体能力上昇の魔法をかける。


「走るわよ!」


「えっ!? ちょ、待てって!」


「置いてかないでくださ~い!」


まさか領主がね……早く帰って対策を練らなきゃ……!



〔Lord side〕


「なにぃ!? 取り逃がしただと!?」


「は、はい! 5階から飛び降りた後、ものすごいスピードで走って行きました!」


くそっ! 無能どもが……。


しかしあの娘……あのお方との会話を聞いていたのか……?


だとしたら……生かしてはおけん!


「全兵士に伝えろ!あの娘達を見つけ次第殺せと!」


「はっ!」


くっ、しかし、何のためにあいつらはここに……。


『なんか騒がしいな。なにかあったのか?』


「い、いえそんなことは」


危ない危ない、あのお方に知られたらただでは済まないからな。


『そうか? ならいいが。さて、そろそろ僕は寝るよ』


「そうですか、おやすみなさいませ、ランス様」


ふぅ、とりあえずごまかせたな。次は、あいつらだな……。

一万だぜ一万!すげぇだろ!


綾「こんなバカみたいな小説に付き合ってくれる人、ありがとうございます」


なんだよ~、一緒に喜べよ~。


綾「喜んでるわよ? でも一応お礼をね」


そうか。


綾「それより、せっかく一万PV突破したんなら何かしなさいよ」


それなんだけどさ~、実は登場人物紹介でもしようとしたんだけど……。


綾「だけど?」


お前と守の絵を載せたいんだよ。友達に書いてもらったやつ。


綾「載せればいいじゃない」


あと自分で描いた絵も載せたいなって。


綾「は?」


いや~、多少なりとも書けるから書こうかなって。


綾「…………あっそ。で? 絵は出来てるの?」


うんにゃ、全然。


綾「おい!」


だって最近忙しいんだって! 電気基礎の標準テストはあるわ、マラソン大会はあるわ、その他いろいろでさぁ……。


綾「…………意外に苦労してるのね」


そうなんだよ……。


綾「ま、体を壊さない程度に頑張りなさいよ」


分かってるよ。ではみなさん! いつになるか分からないけど、綾奈と守の絵、楽しみにしていてください!


綾「でも、あんまり期待すると見たときがっかりするわよ」


そのとうり! それではまた!

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