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転生したのでだらけます  作者: カラス
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第1話 初めての戦い

続きを読んでくれてありがとうございます。


(ここが世界アカレジアか。)

周りは木で囲まれていて木の葉の隙間から光が漏れているとても幻想的な景色だった。


「スッゲェ…」

確か近くに家があるんだったけな。

そうして周りを見ると、ぽつんと木製で出来た家が確かにあった。


(入ってみるか。)

そうしてドアを開けるとリビングらしき所には机と椅子があり、廊下の壁にはトイレがあった。そうしてリビング行くとそこは台所と冷蔵庫があった。


(これがウリエルの言っていた冷蔵庫か。)

試しにカツ丼でも取り出そうと考えて開けると確かにカツ丼が中に入っていた。


(これがそうなのか。)

そうして取り出して机の上にカツ丼を乗せて食べようとしたら箸がないことに気づいた。


(外に落ちている木の枝でも拾って箸を作るか。)

そうして玄関から出て枝を拾おうとしたら目の前に狼の様な顔をした体長8メートル位の化け物がいた。


「ッ!」

恐怖で動けないでいると、その狼の様な化け物はまるで何もない様な顔をしながら森の奥に消えていった。

そこから3分間くらい動かないでいるとやっと足が動かすことができ、走って家の中まで逃げ帰った。


「はぁ、はぁ。」

(何だあれは!あれが魔物なのか。)

そうして落ち着くまで深呼吸しているとようやく落ち着いてきた。


(ウリエルめ、こんな危険な場所に転移させたのか。危うく死ぬとこだったぞ。)

そういえば、あの魔物は俺が目の前にいるのに襲ってこなかったな、ウリエルが言っていた結界のおかげなのか?

あんな生き物がいる世界なのか、正直言って舐めていた。結界があるからと言って絶対安全な訳がないのに。


(俺は強くならなければいけないようだ。)

確か強くなるには魔力を伸ばすんだっけな。

そう言って体の魔力を手へ動かす練習を何時間かしているとわずかに魔力が動いた感覚派があった。


(これを繰り返していけば強くなるのか。)

そうやって外を見るともう夜になっていた。


(集中し過ぎたな。)

ぐ〜と腹の音が鳴った。

(飯でも食うか、カツ丼出しっぱなしだったな。)

そう言い椅子に座ると箸がないのを思い出した。


(仕方ない、手で食うか)

そうやって飯を食っていると目から涙が出てきた。

亮太は何故涙が出てきたか分からなかったがとにかく飯を食った。


(お腹いっぱいだ。風呂に入りたいな。)

そう思って周りを見ると台所の近くにドアがあった。

ドアを開けて中を覗いて見るとそこには風呂があった。


(おお〜、風呂だ!)

そう言って亮太は風呂に入った。

(今日はとてつもなく疲れた気がする。)

いきなり魂だけと言われ。異世界に来て初めて魔物と会ってとても怖い思いをしたからな。

そうやって亮太はお風呂で疲れを癒した。


風呂から上がった亮太は寝ようと思ったが昼に会った魔物を思い出して強くなるために魔力を伸ばす練習をした。

(強くならなくては。)

そうやって魔力を伸ばしていると、手から魔力の塊が出た。

(おし、できたぞ。)

そうやって出てきた魔力を見ていたらいきなり体から力が抜けて死んだ様に眠った。




そうして亮太が目を覚ました時には太陽が真上くらいまで昇っていた。

(もう昼か、というか俺いつ眠った?)

まあ考えても仕方がないと思い飯を冷蔵庫から取り出そうとした。

(今日は何を食べようか、朝飯だしパンでいっか。)

そうしてチーズパンを取り出して食べた。


食べ終わったら何をしようかと考えたが強くなるために魔力を伸ばす練習をした。

そうして何時間も練習していたら夜になっていた。

(魔力は増えてるみたいだがほんのちょっとだな。)

そうして風呂に入り飯を食ってまた魔力を伸ばす練習をしてまた死んだ様に眠った。

これをを3か月間繰り返した。


(最初に比べてだいぶ魔力が増えたな。)

これだけ魔力が有れば魔法を使えるだろうと考えた。

確か魔法を使うのに必要なのはイメージだっけな。どのような魔法を使おうか考えていたらアプロディーテからもらった植物魔法を使おうと思った。


(イメージ、イメージ。)

そうやって考えているときアニメやマンガなどで出てくる蔦を操ることをイメージしていたら、木の家から蔦が生えてきた。

(これが植物魔法か!)

そうやって喜んでいると、いきなりクラクラしてきた。

(魔力切れか、あんなに魔力があったのに。)

植物魔法の魔力消費量は桁違いだな。魔力が切れかけたからなのかとても怠いな、そしてとても眠い。最初の時にいつのまにか寝ていたのは魔力が切れたせいだったのか。そうして床に雑魚寝した。





(もう昼か、最近は朝に目覚める様になってきたのにな。)

そうなのだ魔力がついたことによって亮太は魔力切れ状態だったのがなくなっていたから疲れで沢山眠ることはなかったのだ。


(よし飯も食ったし新しい魔法魔力弾を試すか。)

その魔法とは魔力の塊を飛ばすことにより当たれば衝撃が巡る魔法なのだ。


(丸いコップに水を貯める様に考えながらイーメジしてっと。)

そうしたら魔力の塊が手に出来るからそれを水鉄砲の様に発射させる。


バン!


そうして放たれた魔力弾は壁にぶつかり壁にひびが入った。

「やっば、ひびが入っちまった。」

どうやって直そうかと思っていたら壁が直り始めた。

「ッ!。びっくりしたな。」

どうやら勝手にこの家は直るらしいな。これでいくらでも壁当てが出来るな。

そうやって練習をしているときふと思った。ベットが欲しいなと。


外に出てあの狼みたいな魔物は無理でも小さい魔物なら今の俺でも勝てるだろう。その毛皮を使ってベットは無理でも枕くらいにならなるだろう。それに魔物にはとても屈辱的な思いもしたからな。


この時こんな楽観的な思考をしなければあんなことにはならなかったのに。


ーーーー朝食を取った後ーーーーーーーーーーーーー


(よし、準備はととのったな。)

まあ準備と言っても台所にあったナイフと冷蔵庫から取り出した水くらいだか。


これから外に出ると思うとあの時の恐怖が蘇ってくる。

(大丈夫俺なら何とかなる。)

そうやって自分を鼓舞した。外に出ると特に何もない普通の森だった。一気に緊張が抜けたようだった。

そうして外を探索しようとした時あの時の木の枝があったのを見てご飯もずっと手で食べていたけど流石に箸を使おうと思った。


そうして探索していると、大きい足跡が地面にあるのを発見した。

(とてつなく大きいな、1メートルくらいありそうだな。)

そのまま真っ直ぐに進んでいると水の音が聞こえてきた。

(水の音だ。)

そうして水の音がする方に行くと水を飲んでいる頭にツノの生えているウサギがいた。

(油断しているな。)

チャンスだと思いツノウサギに手を向けて狙った。

(距離10メートルくらいか。)

イメージしながら魔力弾をツノウサギに向けて放った。そして当たったが、そのウサギは倒れなかった。それどころかこちらに向かって来た。

(嘘だろ!)

一瞬のうちにウサギが近づいて来た。

(早っ!)

そうしてウサギがその鋭利なツノを俺に向けて突っ込んで来た。

すんでのところで体を斜めにできたが、避けきる事ができなかった。そのままツノウサギのツノが俺の左腕に突き刺さる。

「いっ!」

とてつもない激痛が俺の体に走った。そうして激痛のあまり手を振り回した。そうしたらツノウサギのツノが刺さっていたが外れて飛んで行き地面に着地した。

そして既にツノウサギは攻撃準備をしていた。

「痛ぇな〜」

亮太は恐怖するでもなく泣き叫ぶわけでもなく怒っていたそしてアドレナリンが出ていたのか高揚もしていた。

ウサギは攻撃準備が整ったのか突っ込んできた。

(ふぅ〜冷静になれ俺。)

相手は直線にしか攻撃できないようだな。ならギリギリで避けて殺ろう。

(ここ!)

そしてツノウサギの首に俺の拳がめり込んだ。そうしてツノウサギを吹き飛ばした。そして想像以上に飛んだことにびっくりしたが今はそんなことを考えている暇はない、そのまま倒れているウサギを警戒しながら動かないことを確認した。


「死んだか。」

(想像以上に強かったな。こんな弱そうな見た目なのに何故あんなに強かったんだ?それにあのウサギも殴った時予想以上に飛んだけど?…まあ分からないのは後で考えよう。)


「腕いてぇな。我慢するか、治るか分からないが植物魔法を後で試してみよう。」

「それよりもこのウサギの血抜きをするか。」

そう言いベルトに付けてきたナイフを取った。たしかマンガでは傷を付けて逆さまにすればよかったはず。

そうやって血抜きをした。


「さて血抜きも終わったし家に帰るか。」

そうして周りを警戒しながら家に帰った。


家が見えて来た、そして玄関のドアを開けると。

「着いた〜」

その時亮太は安心したのか崩れ落ちそのまま眠ってしまった。










これからもご愛読お願いします。

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