いきなり結婚して2人で暮らすなんて…
バルト海より広い心でご覧下さい。よろしくお願いします。
『ミンシン‼︎』
『ミンシン!大丈夫か⁈』
『ミンシン…』
おれ、は、みんしん、じゃない…
おれは…!
気づけば口が開いて、びっくりして起きた。
なんなら勢いよく飛び起きた。
だって今日は共通テスト受けてきたんだよな。センターと共通テストを両方経験したんだぞ。。。つまるところ浪人生ということでね、まぁ、勉強しかできんかったんやぞ…
そうそう、なんか疲れて寝ちゃったんだよね〜
「ミンシン…その眼やっぱり、」
俺の母さんよりシワが目立つ女の人がそう言った。
「…ミンシン…」
隣にいた恰幅のいい男性とは夫婦だろうか。
「ミンシン様、空の眼を持つ大地の子として、ご同行願います。」
背景、木造オンボロ建築には場違いな見目麗しい騎士?も隣にいる。ちょっと、場違いかな…
いや…ドユコト?…ちょっと待って、いや、俺の名前は何?ド忘れした。よくあるやん、世界史の問題とかでさ、教科書何ページに書かれてるかわかるし、年代もわかるんだけど人名だけ出てこないパターン!
とりあえず、もう一回寝よう。幸いベッドの上だし、ね…
身体を倒して、目を瞑る。力を抜いて…
スゥーーーーーー
「ミンシン様、空の眼を持つ大地の子としてご同行願います。」
肩を掴まれて、上体を起こされました。
どうやら僕は 異世界 にいるようです。
名前は ミンシン!
見てくださりありがとうございます