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7話 ダンジョンに向けて


(今の発言......)


 多分他のみんなには聞こえていないと思う。だけど、俺ははっきり聞こえた。「まだ生きていたのか」と。この発言からして、予想通りラッドとミーシェを殺したいのだと思う。まあそれもそうだろう。自国で起こした不祥事の大元が目の前にいるのだから。


(それにしても少し殺気が出ているな)


 ルビアを除く俺たち三人は殺気に気付いていた。ラードンも故意に出しているわけではない。でも出てしまったのだろう。そしてラードンは俺とルビアの方を向いて言った。


「ルビア様にノアさん。このお二人とお話する機会をいただけませんか?」

 

 俺はその提案を断る。今三人で話されてしまうと今後の予定が崩れてしまう恐れがある。それに加え、ラッドやミーシェが何をするか分からない。すると俺を少し睨みつけてきた。


「そうですか」

「はい。誠に申し訳ございません」

「いいですよ。では単刀直入にいいます。前回お話した通り、私はこの二人を探していました。なので私に渡してくれませんか?」


 その問いに対して、ルビアが答えた。


「ごめんなさい。すでに二人はローリライ王国の国民である以上、ラードンさんに渡すわけにはいきません」

「......。了解しました。では日を改めて私とルビア様、ノアさんの三人でお話しする機会をください」

「それぐらいでしたら」

「ではその方向でよろしくお願いいたします」


 そう言ってラードンがこの場を去っていった。その時、ラッドとミーシェを軽く睨みつけているのを俺は見逃さなかった。


(敵意丸出しだったな)


 俺たちもラードンに続くように教室を後にした。全員帰っている時、無言で屋敷に向かった。そして、屋敷に入るとラッドとミーシェは少しだが殺気を出していた。


(まあここまで耐えただけすごいよな)


 俺だって目の前に敵になる人物がいたら心の制御ができるかわからない。一旦、全員で食卓に向かって今後のことについて話し始めた。


「今日ラードンに二人がいることを伝えたことによって向こうは行動してくるはずだ」

「そうね。でも大掛かりに動いてくるとは思えないよ?」


 ルビアの言う通り、ラードンが大掛かりに動いてくる可能性は低い。ラードンだって一国の王子であり、国民を守る義務がある。自分の意志で国民を危険にさらすわけにはいかない。


「そうだね。だけど必ずラッドとミーシェを抹殺しようとしてくるはずだ。そしてそれは俺の予想だと、来月行われるダンジョンでだと思う」


 すると首を傾げながらルビアが聞いてきた。

 

「なんで?」

「ダンジョンなら人が死んでしまってもモンスターのせいにすることもできるから、犯人として見つかる可能性が低いからだよ」

 

 俺がそう言うと、ルビアは目を見開きながら頷いた。


「だからダンジョンのことに関してきちんと話したいけど、それには俺たち以外にもう一人ここに加えなくちゃいけない」

「え? それって誰?」

「一緒に組むミアのことだよ」


 俺たちだけの問題じゃない。ダンジョンに潜る以上、ミアにだって危険な目になってしまう恐れがある。


「じゃあ、明日ミアにもこの話をしよ!」

「あぁ。その時にラッドとミーシェも一緒に来てね」


 二人も俺の言ったことに対して、頷いて了承した。


(ここから本格的に始まるのか)


 俺はそう思いながらも、二人のためだと考えたら、嫌ではなかった。

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