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10話 同属性の相談

(あれ? この人は確か...)


「同じクラスメイトのロムリル・カーターと申します」


「ノア・アリアブルです。よろしくお願いいたします」


「はい。よろしくお願いいたします」


 ルビアとミアは二人で話しているため、俺とロムリルさんの二人で話すことになった。


「ノアさんは闇属性が基礎適性ですよね?」


「はい」


「私も先程、闇属性に適性が出ました。そこで少しお話をさせていただきたいと考えております」


(やっぱりか)


 俺もあの時のことは印象に残っている。ロムリルさんが闇属性の適性が出た時、絶望したような顔をしていた。それに追い打ちをかけるように周りから蔑まれるような目を向けられていた。


「はい。私がお答えできることならなんでも答えますよ」


「では、ノアさんは闇属性になった時、どうしようと思いましたか?」


「どうと言われましても...」


 父さんが闇属性だったからなんとなくわかっていたし、別に何とも感じなかったけど...。でもロムリルさんは違う。ここまで深刻そうに考えているということは多分、家庭内に闇属性の人が居ないということだと思う。


「逆にロムリルさんは闇属性と聞いてどう感じましたか?」


「私は...。ノアさんには申し訳ないのですが、ショックでした」


「ですよね...」


 大抵の人は闇属性の適性が出て嬉しいと思う人は少ないと思う。


「私は闇属性が悪いとは思いませんよ?」


「それはなんでですか?」


「なんせ罪を犯す人すべてが闇属性の人とは限らないじゃないですか。逆に人の多さであれば闇属性の人は少ない方です。周りの人は闇属性と聞いて呪いだの洗脳だのを考える人が多いですが、それを人を守るために使えばいいとは考えませんか?」


 するとロムリルさんは少し下を向きながら悩んでいる様子だった。別に闇属性が悪いというわけではない。


「ノアさんは人を守るために魔法を使うと?」


「逆にロムリルさんは人を守るために魔法を覚えないのですか?」


「いえ、守るために覚えたいです」


 そう。魔法とは人を守るため、自分を守るために覚える物だと俺は思っている。それに属性なんて関係ない。


「それに闇属性の適性が出たからって闇属性以外の魔法を極めてもいいのではないですか?」


「...。そうですね」


「ではこうしませんか? お互い人を守るために闇属性を広めていくというのは」


 これは俺が今考えている一つの目標である。今の世界では闇属性の印象が良くない。逆に言えば印象が悪いからこそ印象強い。だから良いと思わせることができればみんなの考えも変わるかもしれない。


「それはどうやって...」


「それを私たちで考えていけばいいじゃないですか。私の周りの人は闇属性を悪い印象と思っていない人も少なからずいますよ」


「本当ですか! ではお願いしてもよろしいですか?」


「もちろんです。ですので一緒に頑張っていきましょう。今から紹介しますね」


「え? あ、はい。よろしくお願いします」


 俺はロムリルさんにそう言ってルビアやミア、シュクリードさんに紹介した。


(それにしてもまだ闇属性の良い印象を与える具体的な案がないけど、どうすればいいんだろう...)


 

読んでいただきありがとうございました。


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