7話 無属性魔法
ジャンル別2位、日間総合3位。
やはり上の人たちがすごいですね...
日間総合1位、ジャンル別1位を目指して頑張りますのでブクマ、評価をしていただけると嬉しいです!
次話から勇者パーティが出てきます。明日からざまぁ要素が含まれてきます
すぐさま全部の馬車を止めてもらう指示を出してルビアのもとに行く。
「ルビア様、ここからおよそ百メートル先で魔物に襲われている人がいます。どうなさいますか?」
いつもなら走って助けに行くが、今は執事兼護衛である俺にその権利はないし、そのような行動をとってしまいルビアが危険な目にさらされたら俺の意味がなくなる。
「え? 助けに行こうよ!」
「わかりました。では私一人で向かいますのでここでお待ちしていただけますか?」
俺一人で向かえばルビアが危険な目にあう可能性は低くなる。するとルビアが心配そうな顔で
「一人で大丈夫なの?」
「はい。任せてください」
「死なないでね?」
「わかっております。では行ってまいります」
俺はすぐに馬車を出て魔物たちの方に向かう。到着するとそこには魔物と妖精族の死体が転がっていた。すぐさま近くにいる妖精族の方に話しかける。
「大丈夫ですか?」
「あぁ...。それよりも姫を...」
指の指す方に目を向けるとまだ魔物と戦っている妖精族がいた。
「わかりました」
すぐさまそちらに向かい、短剣を抜いて魔物が妖精族を標的にしている間に殺していく。数体俺を標的にしてきたため、殺気を出して怯ませた瞬間に首元を斬っていく。
「え?」
周りの妖精族たちが俺の行動に驚いていた。
「助けに来ました」
「助かる」
妖精族と連携をとって魔物を倒していく。
(数が多い...)
まだ数十体は魔物がいる。ゴブリンやコボルトだけならまだしもオークやバジリスクなど中級モンスターもいた。このままじゃ姫という人を助けられないかもしれない。
(あまり使いたくはなかったんだけどしょうがない...)
俺は無属性魔法を使い、死体からモンスターの影を召喚する。アリアブル家の無属性魔法は影魔法である。そのため死体からならモンスターを召喚することができる。
「お前...」
妖精族の一人が俺を睨みながら言うが無視する。
(わかっている)
死んだ存在は精霊になると妖精族は思っている。だから死体を使うということは妖精族にとって侮辱的な行為に当たる。それでもこれを使わなかったら確実性がなくなる。
そこから影たちが魔物を倒していき、あっという間に戦闘が終わった。すると先ほど睨みつけていた妖精族が俺のもとにきて
「助けてくれてありがとう」
「いえ、当然のことをしたまでです」
「今回仲間たちが何人か死んでしまったが、幸い姫が無事であったからよかった。本当に君のおかげだ」
「いえ。それでお願いなんですけど、先程の魔法は誰にも言わないでもらえますか?」
「わかった。他の奴にも言っておこう」
「ありがとうございます」
もし影魔法が知れ渡ってしまったらローリライ家の名前に泥を塗る可能性がある。それだけはやってはいけない。今回の件は他言無用ということで話が着いたため、俺はすぐさまルビアのもとに帰ろうとする。でも
「ちょっと待ってくれ。お礼をしたい」
「魔法のことを言わないでいただけるだけで大丈夫ですので」
「少しだけでも...」
「いえ、それでは」
ここでお礼を待っていたらルビアたちに迷惑をかけてしまう。だから今回は断らせていただいた。それに誰にも言わないでくれるだけで俺は助かっているから別にお礼なんていらない。
後ろを振り返らずに馬車に戻る。その時、妖精族のお姫様に見られていたのを知るはずもなかった。





