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第3話-1 後輩からの視点

第3話の後輩からの視点です


・・・じー


先輩は私の目線に気づいて、一瞬目が合った。

・・・けどそのまま視線を戻しちゃった・・・


先輩・・・・




「こんにちは。高校には慣れた?わからないことがあったら聞いて」

その先輩は、私たちの前で話しだした。


正直学校説明会なんて適当にスルーするつもりだったのに。

目の前の先輩を見て参加してよかったと思い直す。すごい好みのタイプ!


「何か質問はありますか?」


よし、ここはマジメモードで質問しよう!

・・・出来ませんでした。つい正直な欲望の質問を・・・


先輩は苦笑いして答えてくれたけどその顔もすごい好み。


「先輩、名前教えてー」

最初に言いましたよ?___と言います」


「クラス教えてー」

先輩の名前とクラスを聞き出した。


よし、これで明日から先輩に会いに行ける。

先輩待っててね。





そろそろ夏休みも近い暑い夏の日の放課後、今日も先輩の教室から部活に向かう途中、ふと聞いてみた。


「先輩って好きな人いないんですかー?」


予想外の返事。去年振られてたなんて!これはもしかしてチャンスでは?

こうなったら勢いで言っちゃえ!


「先輩、好きです。付き合って下さい」


うん、やっぱり断られるよね。知ってた。じゃないとこんな人に彼女がいないなんてありえない。

先輩のいい所いっぱい知ってるから簡単には諦めないよ!


「解りました。今日は諦めます。でもまたチャレンジします!」


びっくりした顔をした先輩を置いて部活に向かう。

まだチャンスはある。絶対に私に振り向かせて見せる。





明日から夏休みだというのに気が晴れない。

先輩に告白してからほぼ毎日アタックしているのに答えはいつも同じ。


嫌われてはいないと思うけど、自信がなくなってきた・・・



「先輩、好きです!今日こそ付き合って下さい!お願いします!」


やっぱり答えは同じ。

明日から夏休みで先輩に会えない・・・そう考えた途端、泣きながら先輩に飛びついてしまった。泣いてる私を優しく抱きしめてくれたけど・・・


先輩、やっぱりまだ諦めませんよ・・・


その夜、同級生の男の子から、明日会えませんかと電話が来た。

特に用もなかったのでOKの返事をして学校前で会うことに。


「急にに呼び出してごめん、伝えたいことがあって」


「別にいいけど、用事ってなあに」


「・・・ずっと気になってました。好きです、付き合ってもらえませんか」


同級生の男の子が顔を真っ赤にして告白してきた。



ひとまず返事は保留にして、告白してきた理由を聞いてみた。


「元気いっぱいで、いつも楽しそうで」

「笑うとかわいくて、クラスのムードメーカーなところ」


照れる。聞いたこちらも悪いがよく見てるなあと思った。



「んー、ひとまずお友達からでいいならお付き合いしましょう」

「え、ほんとにいいの?嬉しい!」


先輩を振り向かせるためには男の子を知らないとね!

夏休みで彼氏が出来ました。






夏休み中、部活の合間で何回か同級生の彼氏とデートをした。

同級生の彼氏。色々気が利くし、中々かわいい顔をしている。


夏休み終盤同級生の彼氏と映画館へ。

映画途中で彼氏がキスを迫ってきたが、手で払いのけた。


彼氏はびっくりした顔と、恥ずかしそうな顔をしていたがそれ以上は何もなかった。


「急にごめん。焦っちゃった」


同級生の彼氏が謝ってきたけど、私としてはもともとそこまでする気はない。

先輩の気持ちを知るために付き合ってるのだから。





夏休みが明け、私は先輩の教室に行かなくなった。

同級生の彼氏と一緒に帰るようになったため、行けなくなった。


「じゃ部活なのでここで」

彼氏と廊下で別れ部活に向かう。


先輩、私行かなくなって寂しがってないかなあ・・・



ある日、昼休みに中庭で同級生の彼氏と一緒にいるのを先輩に見られた。

先輩はお昼を食べに来たようで場所を探しているようだったが、こちらに気が付き、方向を変えて奥に行ってしまった。


先輩をじっと目でおってしまう。

横で同級生の彼氏がいろいろ話をしているが、先輩が気になって,

うん、ええ、しかいってない。


「え、なに?ごめん、ちょっと考え事をしてて聞いてなかった、で?」


「え、え、なんであの先輩を見てるの?あの先輩と何かあるの?ね、ねえ・・・」

同級生の彼氏が何か言っているが耳に入らない。


先輩、やっぱりまだ好きです。

  




部活行く前に同級生の彼氏と教室を出るのが当たり前になってきた。

先輩の教室にはもうしばらく行っていない。


先輩どうしてるかな・・・

同級生の彼氏と帰っていてもそっちばかりが浮かぶ。


やっぱり先輩に会いに行こう!


同級生の彼氏に正直に告白する。

「ごめんなさい。先輩に会いたい。まだ先輩が好き。でも振られてる、諦めきれない、せめて先輩が卒業するまでは好きでいさせて!」


「多分そうだと思ってた。正直別れたくはない。でももし告白がうまくいくなら諦めるよ。先輩に振られたらその時は改めて告白させて」

同級生の彼氏はそう言ってくれた。短い時間だったけど優しくしてくれてありがとう。



明日からまた先輩の教室に行ってアタックだ!

・・・確率低いけどね。


後程見直変更等を細々していきます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 後輩彼氏ちゃんいい人ですねー [一言] 後輩ちゃん、中々強かというかw
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