表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

第1話 最初のきっかけ

第1話 幼少期の思い出です

よくある話です


5話完結予定で進めていきたいと思ってます

※サイドストーリー作成のため話数追加

 僕の大好きな初恋の幼馴染の女の子。

 幼稚園の時から一緒に並んで、ずっと横にいた。

 そのまま同じ小学校に進んで、お互いの家にも遊びに行くぐらいずっと仲良くしていた。


「今年から本命の好きな人だけにチョコを渡すつもり」


 小学校高学年の2月の初め、幼馴染の女の子はそう言ってクラスメートと話していた。


 それまで毎年バレンタインデーといえば、幼馴染の女の子が夕方僕の家に来て、

「バレンタインのチョコあげるー」

「あ、ありがとう」


 僕はその子からチョコを貰えるという嬉しさと恥ずかしさで、いつもそれ以上のことは言えなかった。


(毎年チョコ貰ってたし、本命って僕しかいないでしょ!)

(そろそろちゃんと好きですって伝えないと!というかもうバレてるかな?)

 そんなことを考えながら2月が過ぎていった。


 バレンタインデー当日は一日中そわそわしていた。

 学校が終わり帰宅し、家にいた母親に、


「ただいまー。あの子多分来るから、来たら教えてね」


 そう伝え、今までと同じように、僕の家にあの子が来てくれるのを恥ずかしいやら嬉しいやらで待ってた


 夜7時 夕飯の時間を過ぎた

(あれー?忘れてるのかな?)


 夜8時 風呂の時間も過ぎた・・・


 でも幼馴染の女の子は来なかった。

 諦めきれず夜9時ぐらいまで待ってたけど・・・。


「もう遅いから来ないでしょう。今年は貰えなかったね」

「本命にはチョコ渡すって言ってたんだよ!」

「じゃ振られちゃったんだね。また来年貰えるようにしようよ」


 毎年バレンタインのチョコをくれた初恋の幼馴染の女の子が今年は来ない。


「本命って僕じゃなかったのか・・・」

 その夜、布団に入り幼馴染の女の子の顔を思い出していた。

 初恋が終わったことを知り、枕に顔を隠し親にばれないように泣いた。


 ここから僕の、


 ‘僕が好きになった人に、僕は必ず振られる`


 というのが始まったんだろうと思う。


気になるところを修正しました。何かあれば感想等でご指摘ください。

評価感想頂けると大変喜びます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 必ず振られちゃうというのは悲しいですね。 この先の展開に期待。
2020/10/10 16:32 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ