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まずは苗木を植えましょう。 2

「ヴァンパイアの長なんだ。だから、一応ね。」


ヴァンパイアの長。

夜の一族を統べる者。

美しく、残酷で、見る者を惑わす。

ヴァンパイア一族では絶対の存在。


「…だれか、見た人がいるの?」

「うん。誰も血は吸われてないけどね。」

「そっか。よかった。」


ヴァンパイアには二種類ある。

一つ目は普通のヴァンパイア。

血を吸われても化け物にはならない。


もう一つは貴族階級ヴァンパイア。

血を一度でも吸われてしまえば人ではいられなくなる。

ひどい時には人の形を保てなくなる。


長はもちろん後者だ。

人の形を保てないものは、近くにいる人から皆殺しにする。

狂気と欲望にのみ突き動かされる存在に堕ちる。


「ケイト様、私は何ともないから。アン様の所に行ってください。きっと不安な思いをしてるとおもう。」


アン様――アンリエッタ・ルーファス――はケイト様の婚約者だ。

ときどき遊びに来てくれてお茶なんかをする。

…たまにケイト様の愚痴を聞きながら。


「…ありがとう。アンも…」

「ケイト様?」


ガシャーーーン!!!


「やっと見つけた。薔薇姫。」


長…一言ですみません。次回こそは…

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