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希望の道筋
プロローグ
僕はいつも産まれたことを
後悔していた
それでも耐えていたのは
君と出会うため
この瞬間の為なら
それも悪くないなぁ
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僕は白い髪に赤い瞳をもって産まれた
お父さんとお母さんの顔は
知らないだって
僕を産んで直ぐに村の人達に
「悪魔の子を産んだ」として
殺されたらしいから。
それからの生活はほんとに
地獄と言うにふさわしい日々
だった。
まともに食事、睡眠をとらせてなんて貰えず。
虫の居所が悪い人に殴られて
暴言を吐かれて。
ずっと牢獄の中に入れられていた
でも外になんて憧れなんて
抱いたことは無かった、
だって生きるのに必死だったから。
そんな日々を5年も繰り返した
ある日縄に繋がれて
初めて牢獄外に出された
外は思ったよりも明るくて
目が眩んで目の前がチカチカと
した。
そして着いた先は水が
沢山入った場所
後ろからドンといきなり
突き落とされて息が出来なくて
霞んでいく意識の中で
声が聞こえた気がした。




