大阪都構想について色々見ていたら、死にたくなってきた件 2
一応、さんざん1で言っといて、都構想そのものにも触れないといけないかな、という想いと、1は番組を中心に書いたので、以前から思っていた事を加えても良いかな、と。
1で番組について主に取り上げていたけれど、色々な部分が抜けていたので追記代わりに2。
まず、私は基本賛成派です。ただし、説明不足と、なぜこの時期にやったって思ってます。
だって、コロナで説明会自体大変じゃない。
新聞の直前のアンケートでは7割近くが説明不足と感じていると回答。
え、これで住民投票をするの???
さて、この時点でも相当だけれど、より死にたくなってきた事実をお答えしましょう。
やけだね。
大阪市外で興味が有る皆様、ぜひそれぞれの主張をご検索ください。
基本賛成派はメリットしか言ってないから。良い事しか言っていないから。
で、反対派の指摘や意見の多くはデマとしか言っていないから。
例えば、都構想が成立すると、住民サービスが低下するという事に対して、「~が無くなる。デマです」って答えている。
副首都推進局って所に何時まで同じサービス何ですか?って聞いたら特別区が出来るまで(2025年)で、それ以降は区長の判断によるとの事。
ここで、賛成派の方、嘘だとかデマだとか言わないでいただきたい。
冷静に考えて欲しい。
今回のコロナみたいな状況が続いたり、南海トラフとか起きたりして財源にダメージが来た時に、何が何でも維持します、借金してでも維持します。
むしろこっちが怖いと俺は思う。怖くない?
まあ、状況が変わればサービスが変わるのは当然なわけで。
正しく答えるなら、俺は「今回の選挙の結果で、住民サービスが変わる事はありませんが、2025年以降はその後の財政や区長の判断などで、良くも悪くも変わる可能性が有ります」が正しいと思う。
以下
賛成派による賛成派に対してのダメ出しが続きます。
そもそも最大は大阪市の説明が酷い。
今回の都構想に関連する住民投票は正式には大阪市を廃止して特別区を作るかどうかの選挙。
つまり、大阪都にはならない。なので、投票権が有るのは大阪市民だけ。
まあ、名称は歴史的な話がからむので置いといて。
で、市の説明会では今回反対派の意見が書かれたビラなどは無し。理由は松井市長曰く。
「混乱するから」
他に記事が削除されているのも有るんだけれど、ちょっと市のパンフレット、メリットばっかり出して、広報というより広告だという批判が有ったり。
まあ、「これらに対して、自分が推進するものを推すのは当たり前だ!」というご意見が有るし、ごもっともだと思う。
でも、ね。
維新の代表の松井氏は、同時に大阪市の市長で有るわけで。
市民の4割以上は反対と思っている訳で。
維新は確かに当選したけれど、投票した人=都構想に賛成しているとはならない訳で。
そこで、メリットだけを強調するようなもので、反対派の意見や指摘は基本デマとしか、俺が調べた限りでは見つからない訳で。
例えば財政シミュレーションとか。
(先ほど確認したら緊急で反論有りました。今頃出てもねぇ。投票明日だし。後、一部反論足りない。)
まあ、要するに、偏ったと言われても仕方ない説明資料を市役所が作っている訳ですよ、税金で。
他にも説明会を削除したりとか。これ、市民から見たら、知る機会が一つ失われているだけだと私は思うのですが。
(政治的に肩入れしていられるとみられるのは良くない。というようなことを言っていたが、その意味なら遅い。)
他に財政のシミュレーションは荒い資産が元だったり、ランニングコストの中に人件費は入っていなかったり(一応計算しているらしいですよ。なんでランニングコストに入れなかったかは知らんけど。)
どうも、確実にかかるコストとコスト削減と財政+効果(収益)をごちゃまぜにしてるっぽい。
(人件費は特別区では増えるけれど、大阪府では減るとの事。イン ファクトの記事より)
おまけに、一部都構想じゃなくても出来るような削減効果とかも入っている節が有る。
まあ、ようするに、非常に解りにくい。
まあ、軽く思いつくまま書き連ねてもこれだけ出てくるわけです。
で、反対派の皆さん。色々酷い。
財政シミュレーションは大阪メトロの配当金だよりだという批判が有るんだけれど、聞き取りとかして、例えば通勤客の1割がテレワークで減ったらとかいうシミュレーションは欲しい。
この辺は詳しくは維新の大阪都構想の特設ページの緊急反論を見たら詳しい。
で、コストについて。これが酷い。
「適当に計算した」「自信がない」
これを普通におっしゃった。多くの人に支持されて、税金で給料もらう人が。
いや、これに、「なので、詳しく知りたいと疑問点を問い合わせしたら答えてくれなかった」とかなら、まだ解るんだけれど・・・・・・・・
で、ちょっと話が変わるんだけれど、
大阪府と市の対立とか二重行政について、軽く説明するとこんな感じ。
大阪市という市は人口とか多いので、河とか道路とか幅広い範囲に対して工事したりできる権利、広域事務があると。
そのための予算もあるよ、と。
で、もちろん府もそういう権利あるよ、と。
で、、当たり前だけれど大阪市は大阪府の中にある。っていうかほぼ中心。そんなところに同じ権利が有って、財布は別。
まあ、揉めるわな。
例えば、市内の道を鉄道とかの整備
府「市内の工事だから、市が全部出せー!」
市「観光客の利便性とかのためやろ。府の発展やん。府が出せー!」
こんな感じで揉めるわな。(極端にしております。)
まあ、実際は府と市でなくて、企業や国との調整がーとか反対意見も有るんだけれど、揉めない理由を探すのも難しくない??というのが意見。
まあ、他に図書館や大学やら絡めて色々見方や意見は色々あるのだけれど。
例えば統合は、二重行政の解消じゃなくてサービスの低下だとか。
さらにこれに対して、今はないないら別にいいじゃないか、とか、話し合いで解決できるなら話し合いで解決すればいい。というような反対派の主張が有って、余計にごちゃごちゃしてるんだけれど。
まあ、話し合いで解決できるというのはテレビで反対派の代表として出てきた議員さんも言ってたので、一言。
現実を見よ?
現実的に、この選挙でもコストについても意見の統一が出来てない訳で。
話し合いで解決できないの見本じゃないか・・・・・・・
としか、言いようがない。
あ、選挙で同じ政党を選べばいいじゃないか、は仮定だから。
制度として、起こらないようにしようってのが趣旨だから。
繰り返しになるのだけれど、本当にわかりにくいし、お互いにけなし合うような合戦にしか見えない訳で。
例えば、先日世紀の誤報だとか賛成派は言っていた、毎日新聞の市を4分割したらコスト増218億円という記事が有ったのだけれど、これを語ると凄く非難が来そうなので、紹介だけ。
まあ、実際のコストに関係ないとか言う主張なんだけれど、じゃあ実際の所どうなのか、ちゃんと細かく説明してくれと。もう話したとか、誤報とかだけじゃなくて。
という意見になる。
まあ、賛成派批判に寄ってしまっている感が若干あるけれど(私は一応賛成派)
大事なのは、コストよりもそれを上回る収益がどれくらいのレベルで見込めるかだし。
ここ迄グチグチとある意味煙に巻くようなことを語ってきたわけれど、現状の賛成派と反対派は大阪の未来や成長という点でも違う見方をしているので、今をベースにしていくのか、変化を望むのかという視点で見ても良いと思うのだ。
良く、リスクを取らないのがリスクという意見もあるけれど、変化しないのも立派な生存戦略だし。
ゴキブリなんか進化というリスクを取らなかった結果、生き延び続けて、ある程度の繁栄もしているという、変化しない戦略の先輩だし、変化しまくった人類は核兵器で下手したら地球がドカーンだしね。
そういう意味で俺が都構想を賛成しているのは、大阪というパーツで見て行動出来て、権限と財力が集中している方が良いと思うという観点なので。
これからの時代を考えた時、テレワークなどで本社が都市に無くてもいい以上、賛成派の医療や万博や国際会議の会場といったリアルの必要性は確保しておきたいところだし(オンライン化が読めないけど)
変化しないとか、自然回帰といった戦略だと、他の地域の方が有利だろうから。
と、賛成派を擁護したところで、まだ決めかねている方や詳しく知りたい方に個人的にお勧めを。
都構想 賛成 または 反対で検索して両方の主張をご覧ください。
で、ウィキペディアをご覧ください。
多分、この方法が一番マシ・・・・・・・・
ウィキペディアには長所や短所、財政評価についてもある程度解説付きで載っているし。
で、それでも無理なら、リスクとリターンを狙うか、機会を失う可能性を承知で様子見かお好みで。
そもそも身も蓋もないけれど、都構想とか前例が無いし、これからの時代も解らないから、どっちが良かったかなんて未来にならないと解らないし。
でも、最後に尽きるのはやっぱり、説明足りてないという意見が多数を占める中で行うこの選挙が本当に酷い。
さらに、繰り返しになるけれど、彼らの議論の主な所互いの意見を認めず、凄くかみ合ってないものにしか俺には見えなくて。
デマや嘘だ、根拠がない、と言ったところが一番お互いに発言したんじゃないかと思うくらい。
本当に立場で意見が違うのは当然として、根幹の説明に対してはもう少し、意見をすり合わせるなり、違う理由を明記するなりして、解り易く説明できないものか・・・・・・・・
この都構想を見ていると、本当に、人は滅ぶべくして滅ぶんだろうな、という気分にとても浸れた
あらすじでも書いたけれど、死にたくなってきた人は、死なないでね。
特に若ければ政治家目指すなり、周りと話すなりしたら、出来る事はあるから、頑張って生きて。生きよう。