#禁断の恋、#日記
魔王と人間の娘。
禁断の関係だが、愛とは障害があればあるほど燃え上がるもの。
トルテちゃんも意欲的に我に話しかけてくれたので、きっと悪いようには思っていないはず。
それに、手を握ってしまったからには、男として責任をとらなければなるまい。
「フフ。フフフフフ」
トルテちゃんと手を繫いだ瞬間を回想して顔がニヤつく。
足をバタつかせ、握りこぶしでデスクをバンバン叩いた。
「ト・ル・テっと」
Enter!
なんだかもう、居ても立っても居られなくなりトルテちゃんの名前をググる。
すると、彼女のブログがヒットした。
勇者みたいに、インスタなどチャラついたコンテンツをやっていないのも非常に好感が持てる。
「おおっ⋯⋯⋯⋯!」
さっそく、プロフを覗くと、天使のごとく優しく微笑むトルテちゃんの写真が表れた。
念のために画像を保存をしたが、これは資料のために仕方なく保存しただけある。
『NEW!』
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『色々迷ったけど、勇者アルス、神官クラウトとともに旅に出ることにしました。
みんなが幸せになれる世界のために、私も役に立ちたい。
ふたりの足を引っ張らないように、魔法の腕を磨きつつ頑張ります!
そして必ずや魔王を倒し、世界を平和へ導きたいと思います』
「はああああああぁぁぁぁぁあああ?????????」




