“アーノルド・シュワルツェネッガー”の巻!
オーストリア・シュタイアーマルク州出身
代表作:『ターミネーター』シリーズ、『コマンドー』『エクスペンダブルズ』シリーズ
オススメ:『ターミネーター2』
ジャッキー・チェンと同じくらい男子を狂わせる俳優、それが史上最高のマッチョスター、アーノルド・シュワルツェネッガー、通称シュワちゃんだ。
俺が育った木金土日の映画の世代では毎週、とまで行くと話を盛ることになるが、毎月ぐらいでは何かしらシュワちゃん映画があったのではないか? 弾は尽きない。『ターミネーター』シリーズ、『コマンドー』、『プレデター』、『ジングルオールザウェイ』、『エンドオブデイズ』、『コナンザグレート』、『ツインズ』、『トゥルーライズ』、『イレイザー』、『ラストアクションヒーロー』、『バットマン&ロビン ミスターフリーズの逆襲』、『ジュニア』、『キンダーガートンコップ』……。少なくともこれらの映画をテレビで観たぞってのを羅列したので135文字だ。取れ高の1/10が埋まったぞ。
シュワちゃんの強みはスタローン以上の巨体と筋肉量……ではない。その明るいキャラクターだ。ライオンのように強さと優しさを秘めた親しみやすいイケメンルックスのおかげで『ツインズ』や『ジュニア』のようなアクション控えめのコメディ映画でもスターとしても活躍できた。
ジョークを飛ばす軽妙さもスタローンにはない強み。特に『コマンドー』ではそのシリアスなハズのストーリーを筋肉で無双し、ジョークで補うストーリーラインがストロング・ゼロのように酔える名言の宝庫だ。深みやコクはない。シンプルなドンパチ、筋肉、ジョークだけでアペペペペペと脳を死なせたまま楽しめるサイコーのエンタメだ。もちろん、こういった映画が大好物のモッチャン(6回目の登場)も言っていた。「ヤベェ! 今日の映画『コマンドー』だ!」って。伝説の丸太シーン、「筋肉モリモリマッチョマンの変態だ」などなどネタには事欠かない。
そういうヒーロー的なキャラだからか、『バットマン&ロビン ミスターフリーズの逆襲』でもタイトルにまで出てるヴィランながら、実は悲しい過去を秘めてて悪い奴じゃあないんです、という扱いだった。
初めてシュワちゃん映画で映画館に観に行ったのは、再上映の『エンドオブデイズ』だったが、無敵のシュワちゃんが死ぬ展開に幼いムッシュは恐怖した。
笑いもとれる? 愛想もある? 必ずヒーロー? だがアーノルド・シュワルツェネッガーの代名詞はそうじゃないだろう? そう……『ターミネーター』だ。
『ターミネーター』と言えば、ホラー色の強い1作目、アクションヒーローになった2作目、以降何度もリブートされるもいずれも『2』以降はほぼ全て雑魚という雑魚製造マシーン。
登場した作品では、シュワちゃんは未来の世界の人工知能“スカイネット”の刺客の人型兵器として、“英雄”ジョン・コナーを始末すべく過去に送り込まれてくる冷徹なマシーンだ。マシーンなので、もちろんジョークも愛想もない。だがそれが一番キャラ立ちしている理由だった。自分を殺すためだけに無言でひたすら追いかけてくるマッチョ。想像してみてくださいよ。
フィックスはご存知! 玄田哲章氏だ。アニメに疎いムッシュなので、最近の出演では『ワンパンマン』のメタルナイトと『鬼灯の冷徹』のサタンしか玄田氏の代表作はわからない。ジャッキー・チェンの石丸博也氏(ウルトラマンタロウ?)とシュワちゃんの玄田哲章氏(異次元人ヤプール)はもはや日本人にとっては本人以上に本人の声。シュワちゃん本人の声は知らずとも、玄田氏の吹き替えは知っている人は多いだろう。この玄田氏の吹き替えも実にシュワちゃんの持ち味 ①マッチョ ②最強 ③キャラクター(明るい/冷徹)が活かされていていいんですよ。特に『コマンドー』は玄田氏以外もキレキレのセリフ、『ターミネーター2』はあの伝説的名ゼリフ「地獄で会おうぜ、ベイビー」が聞ける。シュワちゃん映画自体は、基本的には『コマンドー』『ターミネーター』以外は借りてくる価値もない筋肉無双映画かもしれない。だが↑のように民放の定番であったことから出会う機会はべらぼうに多く、俺やモッチャンを映画の道に引き入れた。個人的にはシュワちゃんの跡目を告げるのはドウェイン・ジョンソンだと思っている。
男子は見ておけ、『コマンドー』&『ターミネーター』。