“ハリソン・フォード”の巻!
【ハリソン・フォード】
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身
代表作:『ブレードランナー』シリーズ、『スターウォーズ』シリーズ、『インディ・ジョーンズ』シリーズ
オススメ:『レイダース 失われたアーク』
映画界に燦然と輝く金字塔、その中でもSFアドベンチャー全盛期に歴史に残る伝説的な3人のキャラクターを演じたのがハリソン・フォードだ。
SFの金字塔『ブレードランナー』は主人公のデッカード役。未来の世界で、宇宙の植民地開発の奴隷として製造されながらも、人間社会に逃亡した人造人間レプリカントを追跡する“ブレードランナー”だ。
スペースオペラの金字塔『スターウォーズ』では伝説のアウトロー、ハン・ソロ役。主人公ルーク・スカイウォーカーの親友になり、ヒロインのレイア姫ともくっつくツンデレさん。新シリーズでは、トリプル主人公の一人、カイロ・レンの父親でもある。
アドベンチャーの金字塔『インディ・ジョーンズ』ではタイトルロールのトレジャーハンター、インディ・ジョーンズ。一作目だけは『レイダース 失われたアーク』だったが2作目『魔宮の伝説』からはビシッとタイトルに『インディ・ジョーンズ』と入る。
デッカード、ハン・ソロ、インディ・ジョーンズ!? 一人でこれだけのキャラを立ち上げたのはすごいぞハリソン・フォード。
今後もたびたび登場するであろうこの随筆のキャラ、母だが、母は↑の3シリーズは全て劇場で観ているほどのハリソン・フォードファンである。
母のベスト映画は今でも変わらず『スターウォーズ EP4』、母のフェイバリットハリウッドセレブは
ハリソン・フォード→キアヌ・リーヴス→ジョニー・デップ→ベネディクト・カンバーバッチ
だが、↑のように映画での初恋は『スターウォーズ』のハン・ソロだそうで
「『ロード・オブ・ザ・リング』でレゴラス(オーランド・ブルーム)が来るまで映画史上最高のイケメンはハン・ソロ」
と言っていた。母の『スターウォーズ』&ハン・ソロ熱は留まることを知らず、俺はうっすらとしか記憶がないが、ツムラ・インパルスなるジョージ・ルーカスの世界を再現したミュージカルのようなものに行った覚えもある。
さて俺の映画好きオリジンは、『レイダース 失われたアーク』『ゴジラvsキングギドラ』『プロジェクトA』だ。『プロジェクトA』は次回“ジャッキー・チェンの巻!”で語るとして、『レイダース 失われたアーク』だ。
昔の木金土日の映画では定番だったのだよ、『インディ・ジョーンズ』。
簡単に『インディ・ジョーンズ』第一作目『レイダース 失われたアーク』シリーズを説明すると……
1930年代。世界を股にかける考古学教授インディ・ジョーンズはスゴウデのトレジャーハンター。ある時、ユダヤ教の聖典“モーセの十戒”が書かれた石板を納めた聖櫃がナチス・ドイツの手に渡りそうだという情報を聞き、トレードマークの帽子をかぶり、聖櫃の奪回・捜索に乗り出す……
というもの。完全にハッタリかましたアドベンチャー映画なのだが、子供心にはインディ・ジョーンズは最高にカッコイイ男だった。今見返しても、テンポの良さ、アクション、随所随所のギャグなど、思い出補正がかかってるってのもあるがパーペキなエンターテインメント映画だ。アメリカに出張に行った父に、「お土産はインディ・ジョーンズの帽子がいい」とねだるとマジで父はテーマパークでインディ・ジョーンズの帽子を買ってきてくれた。当時の俺は、それを被って親友のモッチャン(5回連続5回目の登場)と一緒にサッカースクールに行ったものさ。今でも父は言うよ。「おめぇインディ・ジョーンズの帽子欲しがってたもんなぁ」って。
ハリソン・フォードが打ち立てた3人の金字塔は近年復活した。
『インディ・ジョーンズ』は2007年にも復活、しかし序盤で、冷蔵庫に籠って核爆発に耐える、というムムムなシーンがあり、映画館でモッチャンと共に「この映画ヤベェんじゃねぇかな」と思っていたが、そんなに悪くはなかった。だが評価はイマイチで、特に冷蔵庫は「ピークを過ぎた映画」の象徴として扱われるようになってしまったのでもうインディは蘇らないだろう。
『スターウォーズ』は2015年に『EP7』でハン・ソロが再登場。トリプル主人公とはガッツリ絡み、三人の若者を導く“大人”のポジションとしてストーリーを回すのに大いに貢献していた。いたのだが……。2018年にはスピンオフの『ハン・ソロ』公開。キャストは変更。
2017年には『ブレードランナー2049』でデッカードが復活。さすがに寄る年波には勝てず……
そういえば中学時代には、大工だった彼の下積み時代を英語の授業で習った気がする。
そんな感じで観ましょうよ、『レイダース 失われたアーク』。