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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

キミが恋しくて

作者: miu

 

 『伊織(いおり)?何怒ってんの?』

 

放課後、学校からの帰り道。恋人の諒矢(りょうや)の言葉を無視して、黙々と歩く。

 

同じクラスの梁川(やながわ)と廊下で楽しそうに話す諒矢を見て、腹が立ったのだ。

 

『伊織さぁ、もしかして俺が梁川と話してた事、妬いてる?』

 

『なっ……ち、ちがうよ。何で梁川と話してる諒矢を見て俺が嫉妬しなきゃなんね……んっ…』

 

俺の言葉は、諒矢のキスによって拐われてしまった。 

 それは、いつもよりも長く、優しいキス。諒矢の唇から、甘い疼きが波紋のように広がっていく。

 

 くだらない嫉妬でモヤモヤしていた俺の気持ちも、少しずつ落ち着きを取り戻していく。

 


『あのさ、どんなに俺が伊織にメロメロなのか、わかってる?』

 

恥ずかしすぎる台詞に、俺は諒矢の顔を直視できない。

 

『……ゴメン。梁川と楽しそうに話してる諒矢見てたら、なんだか妬けてきちゃって』

 

さっきまで嫉妬モ―ド全開だったのがバレバレだ。

 

『伊織の嫉妬も、かわいいよ。それに、俺に興味なくなってもらっても困るし』 

やっぱり諒矢には、敵わないゃ。俺だって、同じ気持ちだけど、こんなに素直に諒矢に伝えられないし。

 もどかしい気持ちを何とかしたくて、俺の方から諒矢にキスをした。

 

 

 言葉だけでは伝りきらない気持ちを込めて……

 

 

…END…


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― 新着の感想 ―
[一言] 初めまして、江中田桂です。小説読ませていただきました。 BLはここでは初めて読みました(笑)ちょっと恥ずかしい感じもしたりして(笑) 満足しましたか?のところに4をつけたのは、短編だったから…
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