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変態なんです!
「まあ疲れたし、お風呂入っていいかな! ね、野乃花ちゃん」
本当は怖いのに、皆を笑わせる為にそう言ったのか。救いようもない変態なのか、野乃花は判断しかねていた。しかし、日良が暗い表情をするのは嫌なので乗ることにする。
「何でノンに言うんですか? 日良様、こいつ変態です! よく分かんないけど、きっと変態です」
元気に反応し、野乃花は日良の後ろに隠れた。
「この場を和ませる為に、言ってくれたのではないですか?」
笑顔にはならなかった。しかしとりあえず、日良は普段の微笑みを取り戻す。
「手が痛くて何も出来ないよ、自分じゃ体も洗えないなあ、ね! 野乃花ちゃん」
和輝があまりにも変態だった為、野乃花は日良の後ろからピョコッて出てくる。そして軽く跳び蹴りを入れると、また日良の後ろに舞い戻った。
「ぐはっ!」
思い切り喰らったのだが、和輝はまだにやけていた。




