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間借り転生者の異世界100年生活  作者: 小心木


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第1話「オレ死んだの?」

あぁー眠い。

昨日は深夜まで残業して企画会議の資料を作っていた。

社畜の自覚はある。

家に帰宅してシャワーして少し寝て朝食食べての出勤だ。

朝食はしっかり摂る。俺の主義。


駅に着くと今日はフレックスタイムで時間遅いから人が少ない。

下りエスカレーターに乗っていた「ワタル」


後ろから「わっ」「キャ」と聞こえたと思ったら、ドガッ!誰か背中にぶつかった。

あぅ!前の人にぶつかる!体を無理にひねって衝突は避けたがワタルは転落した。

ゴツッゴン、嫌な音がした。

遠くから、、、

「誰か落ちたー!!」「エスカレーター止めて!!」「救急車ッ!!」

なんだか騒がしい、、、

(エスカレーターは立ち止まって乗れよまったくー、会議間に合うかな?)


目を覚ますと知らない部屋にいた。

明るすぎることもなく心地いい場所だ。

病院にしては固いベッド、見ると床に寝ていた。

床自体が発光してる?

目の前に人が立っている。

全裸の男性と女性だ。うぅ!見たことが無い美男美女!

2人とも髪は濃い茶色で東洋人にも西洋人にも見える顔立ちだ。

年齢は十代後半か二十歳くらいかな。

身長は男性が170cmくらい、女性も同じくらいだ。

女性は巨乳ではないが形が美しい、視線が釘付けになる。

(ジロジロ見てはいけない!背徳感に押しつぶされそうになる。)

男性はムキムキでは無いが無駄が無い。

(ウン理想的な体だね自分とは大違い、ナニは普通サイズだね。やっぱり日本人かな?)


そこは映画で見たことがあるような超文明の部屋だった。

(夢見てるのかな?)

機械らしきものは見当たらないが空中に何かグラフやデータを表示したパネルが浮いてる。

足が床についてないようなフワフワと空中を浮いてる!?

でも移動はできる。

なんだこれは、、、

手足を見ると半透明だ。そして全裸。

思い出した、駅のエスカレータで誰かに押されたところまでは覚えている。

幽霊になったのか?死んだのか?ウーン?


自問自答していると、ドアらしき部分が消えて半裸の男女が入ってきた。

薄い衣服を着ているから半裸に見えただけだった。

思わず全裸男の後ろに隠れた。ほとんど隠れてないけどね。


2人とも美形だが妙にヒョロヒョロしてモヤシのようだ。

空中のデータを見ながら会話してるが言葉がわからない。

外国の言葉とも違う。


俺、全身隠れてないと思うけど2人は気が付いてない?変だな?


((会話を翻訳すると))

男:急な要件って休暇取るから後はよろしくだと!そんなことで呼び出すな!

女:そうよね作業が終わるタイミングで呼び出すなんて間が悪い。

男:今回の創造物は、まさに芸術、、、美しくできた。

女:調査用アンドロイドだから外見はどうでもいいけどね。AIは最新バージョンインストしておいたわ。テストも兼ねてるけど良いわよね?

男:まぁ何かあれば100年後に回収したときアップデートするで良いんじゃない?

女:では、惑星に転送しますね、、、ん?

男:どうした?

女:空間歪が発生した痕跡があったけど?大丈夫かしら?

男:また、次元のゆらぎ現象じゃないのか?最近多いよな。

女:そうね。別次元が交差するって言ってたしその影響かもね。

女:シールドは大丈夫かしら?

男:強度問題ない。転送座標の確認は終わってるか?

女:男はミソーカツ大陸、女はミターラシ大陸、周囲に障害はありません。

女:では転送します。


フラッシュのような光が周りを包んで意識が飛んだような感覚に襲われた。

意識を失ったのは、ほんの一瞬だったようだ。

そこは大草原、草の匂いと風が心地良い。

しばらくここで寝ていたい。

えっ!えーーー!俺、なんで草原に?

それも全裸で一人で、、、さっきまでどこかの部屋にいたけど?

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