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短編集  作者: 斎木リコ
6/7

くじ引きチャレンジ

お題「アンラッキー7」

 スーパーでは、たまにレシートを見せて買い物をした金額に応じた回数を引けるくじをやっている。


 手元のレシートには、くじが七回引ける金額。普通なら、ラッキーセブンと思うのかもしれないけれど、俺にとってはアンラッキーセブンだ。


 さて、ここにはくじ運がよくない俺と、サッドしかいない。ならば、選択肢は二つあるようで一つだけだ。


「サッド、このレシートを使って、あそこでくじを引いてきてくれない? このレシートで七回引けるから」

「え? れいは?」

「俺は、くじに嫌われているんだ……」


 嘘じゃない。本当に、俺が引いたら三回ともポケットティッシュになる。絶対だ。


 この手のくじは、そういう風に出来ているんだ、って思うだろ? 誰が引いてもまずいいものが当たるようにされているくじでも、俺の場合は最低のものを引く。もう、そういう運命なんだ。


「サッドなら、俺よりはくじ運がいいだろうから」

「運……どうだろう? 俺は、神の加護をなくした身だからな」


 寂しそうに笑うサッド。そういえば、彼はこちらの世界に来る際、元いた世界の神の加護をなくしているそうだ。


 だから、神様由来の装備品も全てなくし、地球世界にきた。おかげで、最初出会った時は全裸だったっけ。ちょっと懐かしく感じる。


 あれから、まだそんなに経っていないのに。


「ともかく、俺よりはいいはず! ほら、出来たら四等のボックスティッシュを当ててきて」


 背中を押して、くじ引きに行かせた。ちなみに、一番下は参加賞でポケットティッシュ一個だ。


 サッドがレシートを見せると、担当のお姉ちゃんが顔を真っ赤にさせている。わかるよ、彼はスタイルのいいイケメンだからね。緊張するよな。


 サッドが軽くガラポンを回す。結果。


「大当たり! 特賞の温泉宿ペア宿泊券です!!」


 マジで?


「やったぞ!」


 満面の笑みでガッツポーズ。まさか特賞とは。サッドって、神様の加護、まだあるんじゃない?

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