父が亡くなったいま思うこと
父親が亡くなり三回忌を過ぎて半年が経つ。賑やかな場所から一人住まいのアパートに帰る寂しさを紛らわすために父の遺影を写真タテサイズに焼き増してもらい部屋に置いた。それまで写真になんの興味もなかったが、寂しさがこんなに和らぐものなのかと思った。その後も、起床後すぐと就寝前に頭を下げて母を見守って助けてほしいと毎日願っている。
写真をみていると、「もっと話したかったなぁー」「一緒にお酒を呑んでおけばなぁー」と思い涙がでてくる。
食事の時に私のグラスにビールを注ぐとき思い出の中の父の顔は笑顔だ。もう一度一緒に呑みたいと思うと涙が溢れてくる。もう話すことができないことがこんなに辛いことなのかと思うとまた涙がでてくる。
デジタルカメラになってから一緒に写真をとっていないことが今とても悔やんでいる。家族の写真は撮っておくべきだと改めて感じている。