詐欺師は生きる、今日も何処かで
錬金術のレベルを上げるために、石ころを拾い、鉄へと変えて、ナイフにする。こんな作業を繰返し、道を歩いていく。半日もすると、町が見えてきた。その町に俺は入る。入とそこは、王都から離れているのに、活気に溢れるいい町だった。
宿を探すために俺は町をブラブラ歩く。すると、一軒の宿に目がいった。[タングス]という名前らしい。
そこを宿にしようと思い、入ろうとしたとき
「大変だー!誰か来てくれー!」
男が叫んでいる。何事かと思った。そこには、一人の女を人質にしている、強盗がいた。こともあろうかその強盗に捕まっているのが、アルバーナであった。
「くそっ、マジかよ」
何であいつがこんなに早く来ている…いいや、考えるのは後だ。時間を稼ごう。
「な、なぁ、強盗さん、その女の代わりに俺が人質になろうか?」
「あぁ?なーにいってんだ?ガキが!」
そう言うと投げナイフを数本、投げてくる。毒も塗られているようで、かするだけでも危ない、踏ん張り時だ!
あれから、何があった?
アルバーナが、捕まって…それから…
「アサネ ビーソルフト、お主は死んだ。」
目の前にいるのは、転生前にあった、あの神様だった。
「俺が…死んだ?嘘…だろ?」
「嘘じゃない、死んだんだ残念だよ、まさかこんなにも早く脱落するとは…もう君に用はない地球へと帰れ!」
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詐欺師は異世界で、何一つ出来ないまま終わった。こんなに切ない話しが、「ここ」には溢れている。しかし、それが公になることはない。
しかし、あの詐欺師は君たちの世界の何処かで生きている。それは紛れもない事実であり、変えることはで
きない。
異世界は楽に生きていける場所ではない。詐欺師は村で詐欺をすべきだった。詐欺師でありながらしなかった。彼は…不要だったのだろう。
君たちが、不要にならないことを祈っているよ。
ホラゲ好きの一般的より
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