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詐欺師転生  作者: ホラゲ好きの一般人
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赤ん坊でも騙せます!

赤ん坊の詐欺師誕生!地味な詐欺でもやることに意味はある!

「よーしよし、いい子ねー」


ほんとに転生したらしい。気が付けば、母親であろう人物に抱かれ、話しかけられていた。声を出そうと思っても声がでない。目も見えないもどかしい気持ちが広がっていく。


「可愛い~」


可愛い…か。前世と言うべきであろうあの世界では可愛いなんて言われたこともない。むしろ可愛げが無いとまで言われていた。(多分な)その時、バッタバッタ足音がしてドアがバタン!と音をたてる。


「母さん!産まれたんだな!?」


父親なのだろうか、その男はとても声を弾ませ話していく。


「お前が我が子か~可愛いなぁ可愛いなぁ」


「もう!あなた、赤ちゃんが驚いちゃうわよ?」


「そうだな…すまないね我が子よ」


「ねぇ、あなた、名前は何にする?」


暫く聞いていたがどうやら名前が決まりそうだ。今後の人生を左右するかもしれないし、バシッと決めてほしいものだ。


「フッフッフッ、実はもう決めてあるんだよ!名前は…アサネさ!」


「アサネ?いい名前じゃない!」


おいおい、勘弁してくれよ…流石にちょっと悲しいな…


「アサネなんていい名前、どこで思い付いたの?」


「いやぁ~今日ギルドでいい名前募集してたらよ~教会で貰ってくればいいと言われてな!そうしてシスターがくれたのがアサネってわけ。よくわからないけど今日の朝、信託を聞こうとしたら聞こえてきたらしい!」


はぁ、とんだ災難もあったものだ。まさかまたアサネという名前とは…もしや神が何かしらしたのかもな。


そこからは早かった。徐々に目が見えるようになっていて、言葉?なのかは分からないが声もだせるようになっていた。フッフッフッ、さてそろそろ最初の詐欺へと移ろうかな。


「あ!アサネ!何をしているの!」 

「あ!アサネ!何をしているんだ!」


母親と父親に見つかった。しかしこれはある意味詐欺の成功を意味している。そう俺がいま居るのは、二人のベットルームなんだから。二人はもう二人目が欲しいのか最近毎晩のように二人で楽しんでいるようだ。そこに乱入するとゆう素晴らしくも何ともない詐欺である。本当は家を探索するはずだったんだが…おっと、詐欺の手順というものを説明しよう。


手順

1 おもちゃで遊ぶ


2 おもちゃを枕のカバーに詰める。布団を被せて、脱出


3 親がそれをみて安心して眠る



あとは家を探索するだけ…のはずだった。しかしベットルームのドアを開けっ放しにしてたので普通にバレた。そのあとは普通に寝て過ごす。正直、物凄く眠いのだ。赤ん坊は不便だかこれはこれでアリだな。これが詐欺の全貌だが、まあ赤ん坊としては上出来だな。あぁ、ステータスとか見てみたいがしっかり発音できないのがまた辛い…

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