表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

2.切り替えて前に進もう!

この世界?では魔法が使えるのが当たり前??

そもそも自分も使えるのだろうか、この世界?に来てばかりで脳内の状況把握が追いつかない。

しかし、いざ魔法が使えるとなると楽しみでしょうがないと言う好奇心が勝り、ひとまず授業を受けてみることにした。


「属性には火・水・風・氷・雷・土の6属性が基本属性だ。後は特殊属性として光・闇だ。」


小さい頃からRPGなどのゲームをしており、聞き覚えのある属性だったので、理解するのは容易かった。

有利・不利な属性の相性もきっとゲーム知識のままに違いないだろうけど、この世界での知識を蓄えるのは僕にとって非常に大切なことである。


「各属性には相性があり、火は氷に強く、水に弱い。水は火に強く、雷に弱い。雷は水に強く、土に弱い。土は雷に強く、風に弱い。風は土に強く、氷に弱い。氷は風に強く、火に弱い。闇は光に強くもあるし、弱くもある。光は闇に強くもあるし、弱くもある。」

思っていた通り、よくやっていたゲーム知識と合致する内容だった。


「では実際に魔法を見てもらいます。ファイアボール!」

ボウッという音が鳴り、先生の手のひらの3,40cmほど上に小さな火の玉が急に出てきた。


「これが火属性のファイアボールです。かなり威力を落としていますが、触ると熱いですよ。」

先生は火の玉を各生徒の前に移動させてみせた。


「本当に暖かい!」

「暖かいねっ」

という言葉が少女達から聞こえ、自分の目の前にも火の玉がやってきた。


近くで見ると、今まで見てきたガスバーナーとかの火が丸くなっただけで、火の玉に近いほど暖かさも確かに感じることができた。

「この火ってどうなってるんだろうね。」

と手を引っ張っていた少女が僕に疑問を投げかけてきた。確かに火の玉の中央とか火の維持はどうなっているのか不思議である。


「そ、そうだね」

と返事を返すと同時に、今更ながら自分の声に違和感を感じた。

あれ?やっぱり声おかしいよね?なんか妙に声が高いというか幼い少女の声というか。


火の玉が先生のところに戻るまでの間に、座っている状態で自分の手の確認・下を向いて服装を確認してみた。


?!


やはりかなり幼い身体になっているようだった。

服装は他の少女と同じ服装だったのでそこまで驚きはしていないが、だいたい8才?小学校上がりたてくらいではないか?

授業中なので変な動きや妙な声を出さないように、授業をしっかり受けてますよ!という状態を維持しながら片手のみ使って自分の身体の素肌の部分を触れてみた。


柔らかい。


それが一番に出てきた感想だった。

触ってみて思ったことは38歳の成人男性ではないことは確かである。

流石にこれ以上変なところを授業中に触るわけにはいかないのと、隣の少女に怪しまれてしまうと思い、ここは気になるところではあるが我慢することにした。


「このように魔法は出したり消したりできるんだ」

先生は更に火の玉を3個出しては順番に消したりしてみせた。


「すごいね!」

「さすが先生!」

「おー!」

という響めきが少女達から聞こえてきたが、僕自身も初めて見る魔法に興味津々で、少女達と同様に気持ちが高ぶっていた。

これはきっと夢だ、夢に違いない。いや、きっと手品師かもしれない。現実世界では起こりえないはずだし!!

と思いつつ、僕はこの状況を楽しんでいた。


「では魔法を出すためにはどうすれば良いのか、わかる子は手をあげてください。」

「はいっ!!」

隣の僕を引っ張っていた少女が大きな声で手を挙げた。


「はい、オプスキュリテ、答えてみて。」

この少女の名前はオプスキュリテっていうのか。この世界で最初にあった少女だし、僕と親しいようなので後で色々この場所について聞いてみよう。


「魔法を使うために必要なものはマナです。更に使いたい魔法のイメージと魔法名を言葉にします。」

「素晴らしい回答です。この世界ではあらゆる生物・モノが魔力、通称マナを持ってます。1個体が持つマナの量は生物・モノ・種族・個人差で様々です。マナがなくなってしまうと、命の危険やモノが壊れてしまうこともあります。生きるうえでマナ管理は非常に大切ということをしっかりと覚えておいてくださいね。」


やはり魔法を使うには魔力=マナが必要なんだな・・・。みんな魔力を持ってるなら僕にも使えるってことだな!

内心ワクワクでいっぱいで、早く魔法を覚えたい!使ってみたい!そしてアニメとかである厨二っぽいことしてみたい!と考えてしまった。


「せんせー!よくマナが無くなった場合はどうすればいいんですか?」

「はい、ネージュ。いい質問ですね、マナが無くなった場合は安静にすることで少しずつ自然回復します。また一時的に回復させるための薬もありますが非常に高価なモノです。後は一部の魔法使いが使えるマナヒール。自身のマナを他の対象に分けることができるわ。」


あまり使いすぎるわけにもいかないってわけかな。魔法を使うためにもまずは自分の魔力量と各魔法の出し方を把握しないことには危ないって感じだな。


「それではこれからみんなにも簡単な魔法を使ってもらいます。」

周囲が歓喜に沸いた。

まだあらすじ的なものがしっかりできていない感じですよね。。。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ