プロローグ
ども、しばらく病気で寝込んでいました、もう一本の方ももう少しいたら書きますね、とりあえずリハビリがてら書いてます、
なお見切り発車です
プロローグ
ワシの名前は神木賢吾年齢はもうお迎え近い105歳、昔ちょっと戦争を経験した神社の神主だった者です、今は少し未来の戦争で荒地と化し荒廃した世界にいます、早く言えば200年後、どうしてこうなったのか?・・・・・それは干からびた生首とマッドな研究員達のせい。
ワシの神社の隣には、神仏いわば御神体を安置している、それを見せて欲しいと奇妙な格好をした連中が突然土下座してきたのだ 何者かとこちらが相手の素性を聞いても答え無い黙ったまま、余りにも怪しかったのでは断った。
この御神体はワシが戦時中山の中で拾った物?、良く見ると干からびた生首、可哀想に思い埋葬しようと持ち返ろうとした。
だが敵に見つかり銃弾が放たれる、しかし銃弾はワシに当たらず跳ね返る、その後も銃弾が遅く見えたりもした。
そして不思議な力で守られていた事に気が付く、その気配を探って見ると布で包んで腰に下げた生首からだった。
周りは気味悪がったがワシは手放す事をしなかった守って貰った恩人だと思ったから、この時無事に任務を終えることが出来、此れを期に軍の仕事の引継ぎをし退役した、その頃は丁度60定年。
少々生首の事で揉めたが国に持って帰る事が出来た、神主の仕事を引継ぎ立派な神殿を作り安置する、今まで滅多にこなかった参拝客が来る様になる。
ご利益が有ると遠方からも参拝客が来た、中には賽銭泥棒をしようと来た者が交通事故にあったり、御神体を盗もうとしたら、落雷にあったりとこりゃ本物の神仏か神が宿っておると確信した、それから45年目。
翌日もその又次の日も約一週間本当に毎日毎日奇妙な格好をした者達が一人、二人、三人と増えていった一ヶ月経つ頃には三十人に増えておった。
土下座をし断れば帰りを繰り返す妨害も悪戯も無かった、流石のワシも申し訳なく思い御神体を見せる事にした。
だってフードで顔隠して真っ黒いローブ着てるんだよ一日一人づつ増えて来るんだよ!ちょっとしたホラーだよ!怪しさ恐ろしさ万点じゃないか!しかもその時に限って参拝客が一人も居ないんだ。
彼ら彼女らは神殿の扉を丁寧に開き中へと入ってゆく。
ワシも後へ続いて入ると突然社の扉が勝手に閉まり閉じ込められる、振り返ると其処には干からびた身体がある、どうやって持ってきたのかは謎だが、多分彼らが持ってきたのだろう。
一人が御神体の首を身体に近づけると、なんとくっ付いてしまった!しかも干からびた存在が徐々に肌の潤いを取り戻し美しい女性の姿なる。
後光が射しておった、この方は女神様だった!ではこの者達は配下の者か!ワシはこの時配下の者達に土下座した。
彼ら)気にする事は無い、確かに我らは貴殿から見ても怪しいと思うだろう、それに礼を言うのはこちらの方だ。
我が主を保護して頂いた事に感謝を、我が主よ勝手に地上に降りられては困ります、しかも降りて用意した身体に入って直ぐ首を切られるとは何事ですか!神としての自覚を持ってください、他の神々も心配しておられましたぞ。
女神が頭をペコペコ部下達に下げている、何だろう人ごとじゃないように見えるのは気のせいか?ワシも昔こんなことが在ったような気がする。
女神)世話になりました、神殿迄立てて安置して頂けてとても嬉しく思います、信心深い賢吾さんには何かお礼をしないといけませんね
賢吾)お礼が欲しくて安置したのでは無い、それに守って貰ったのは此方の方だ参拝客も増えお陰で今は寂しくはない、それにもう105の御爺さんだよ今更欲しいものなど無いのだが?
女神)では貴方にお願いがあります。
まずは在る研究が原因で近い内に世界中で戦争が起こり、そしてそれは他の惑星をも巻き込みます、これは私たち神々でも避ける事も、止める事の出来ない運命です。
本来は認める事の出来ない事柄なのですが、神で在る私達は地上世界に干渉する事は本の少ししか出来ないのです。
この戦争で殆どの都市は破壊され自然環境が3/4失われます、生命が生きていく為のギリギリラインです、なので賢吾さんには汚染された大地の浄化のお願いと、豊穣の力を与えますので、大地を蘇らせ緑溢れる地にして下さい。
女神)他にも本来人が持ち得ない力もお付けします、お目覚めになられた時の為にサポートエルフィナをこちらから賢吾さんへ譲渡しますきっとお役に立つはずです。
賢吾)ま!待ってくれ!それはお礼ではなくそちらのお願いではないか?それにワシはもう年だぞ?片足棺桶に突っ込んでるんだぞ?、お迎え待ちなのですよ?今更そんな事をお願いされて困るのだが?と言うかこんな年寄りに理不尽じゃないかね?。
女神)先程も言いましたがどちらにしろ避けられないのです、その理由は後に分るでしょう賢吾さんがこの願いを受け入れてもらえなければ、この地球の自然や動物達が滅び人の住めない惑星へと変貌するでしょう。
そうなれば私達神々もこの地球を見捨て自然豊かな他の惑星へと移り住む事になります、大変なんですよ新しい星探すの。
賢吾)要するに人間であるお前達が戦争して壊したから、力貸すから責任を持って直せと言う事で良いのですかな?。
女神)そう言うことですね、ああ言い忘れました下種な悪人はいくら殺そうが構いませんが、善人は出来るだけ助けて上げてく下さいね、本来神々は文明を必要とは考えておりません自然豊かな地で在れば良いのです。
信仰も在る程度は必要ですが出来れば大地を浄化した上で御社か神殿を建ててくださいね、神殿を建てる事で私達神々はこちらの地上に遊びに来れますから。
それに美味しい物また食べたいですから、あ、断っても言いですけど賢吾さんの魂は消滅します、転生も出来ません。
賢吾)(神殿でポータル開いて遊びに来るのが目的か!美味しい物が食べたいとは結局文明が必要じゃないか。
つーかワシにメリット一つもないんだけど!しかも断ったら消滅とかもう完全に脅しだよね、戦争の元凶殴りてぇー!やるしかないか)、はぁそう言う事であればお受けいたします、ワシとてこの地球の住人ですからな。
女神)賢吾さんに在る研究者が尋ねてきますから応じてくださるだけで良いのです、目覚めたら若返ってますから御安心を、では地球を又緑豊かにして下さいね、やり遂げた暁には先程話したお礼をさせて頂きます、それでは宜しくお願いいたします。
と言い残し彼ら彼女らは消えて行った
賢吾)(理不尽だ、しかし決まった運命だと言っておったしやらねばならんか・・・・)
今の時代は遺伝子を操作や、サイボーグ、ミュータント、絶滅した恐竜等の研究や実際過去の動物達のような存在までも蘇らせて作り出した、その恩恵は知的生命体との交流により(もたら)齎された、彼らの知識を吸収し技術を用い宇宙を旅する為の船等が当たり前に作られる。
女神様が去ったその日にワシの元に研究者がやってきた、実験で不老不死の適正の在る人間がワシとの事だ、どうやらまだ宇宙に住む彼らでも不老不死には辿り着けて居ないとの事。
なるほど研究・・・・・不老不死の研究此れが戦争元凶と分った、とりあえず研究員(男)を思いっきり殴った文句を言われたが無視した。
研究施設には沢山の研究員、モルモット、動物、ミュータント、恐竜、サイボーグ、同じ人間、小さな子供までもが逃げ出さないように檻の中閉じ込められて居た。
ワシは思った、こ奴らは人の中でもっとも屑だと、ああ世は得てして理不尽で在るとはよく言ったものだ、若ければこ奴ら研究員の全てを殺戮し殲滅してやるのにと、ワシは我慢した研究員の指示に従った
そして見事不老不死になる事が出来たが、その影響で若返ってしまった正に女神様の言った通りになった、しかし起き上がる事が出来なかったまだ不安定な要素を抱えていると言われ在る地下施設でコールドスリープならぬ異空間スリープと呼ばれる物に肉体が安定するまで眠る事になった。
研究者は不老不死の成功を詠い、地球や交流している宇宙の者達にも広めたが、不老の知識を我が物にせんと画策する者達によって争いが起った血を血で洗う戦争、それは50年続く戦争の元になったのは何であったのかを人々は忘れた頃戦争は終わりを向かえた。
大地に残された戦争の爪後は深かった、戦争時埋もれてしまった乗り物や兵器、逃げ出したサイボーグ、ミュータントや恐竜、動物、そして人間、荒れた大地に村、町、都市を作ったり、建造物の中、地下逃げ込んだり、それぞれの縄張りを見つけ徘徊している。
それから更に150年の月日が流れた、荒地ばかりの荒廃した世界、細菌や汚染の地域の影響で一部の人々の身体に色々な悪影響を及ぼした、人で在ったものが化け物にモンスターになってしまった者も居た。
広大な過去の建物や地下に埋もれてしまった建造物、地下鉄、そう言った場所の事を皆、迷宮、ラビリンス又は遺跡と人々は言う様になっていた、汚染の影響でモンスターや一部の暴走した兵器、サイボーグ、ミュータントが跳梁跋扈する世界でハンターが狩りそれを糧に食料、道具、天梅雨を凌ぐ為建材として利用し人々は生きていた。
今は戦争から200年の時が経過している。
コードナンバー00、居空間スリープモード解除、不老不死適合者 神木賢吾インストールを開始します、エラー、エラー、エラー、適合しました、新たなる機能追加、解析不能な機能を感知、続けて解析を始めます・・・・・・・・・56億7千8百29回解析成功、魔道能力者、魔法使いと呼称、能力値、測定不能アンノウンとします、スキルインストール開始・・・・・・インストール完了。
過去、現在の状況に至る記録をインストール開始・・・・・・・・・・インストール終了
?)おはようございます神木賢吾様。
賢吾)う・・・此処は何処だ、確か
妖精)女神様の指示によりご主人様のサポートを此れから行って行きます。
私はエルフィナのアリアと申します、ご主人様と同じ不老不死です、エルフやハイエルフの最上位種と神に最も近い種族になります。
男の場合はエルフィスと呼ばれています、異空間スリープの故障兆候が見受けられましたので、目覚めていただきました放置しますと、空間の狭間へ取り込まれ何処か知らない場所へと運ばれる恐れが在りました、ご主人様と共に生き支えとなる為に私は女神様より仰せつかりました、どうか末永く宜しくお願いいたします。
女神様から此れから役に立つであろう特殊な力はご主人様と私以外人間やサイボーグは使えません。
今までの経験で得た技術もスキルとして表示されます、ステータスと言えばスキル及び生産、魔道、今までに得た称号等が見られます、現在大規模な戦争は終結して200年の時が経過しています。
賢吾)分った有り難うステータス。
神木賢吾
スキル
全状態異常耐性、気功術、無差別格闘術、銃剣術、刀撃、剣撃、飛刃、精密射撃、精密砲撃、機能掌握、自動運用機能、遠隔操作、精密修理、精密整備、ジャミング、鑑定、マップ、マーキング、聞き耳、ステルス隠密、気配遮断、消音、熱源感知、対熱源感知無効、迎撃ユニット、反射、ゴットラック、物資収納ボックス、交渉上手。
生産
武具製作、機器製作、銃製作、兵器製作、重機製作、道具製作、錬金術、採掘、伐採、日用木工、土木建築、鍛冶、解体、加工、食用植物育成、緑化、樹木育成、栽培、食料生産
魔道スキル
身体強化、空、雷、炎、土、風、水、闇、光、時空、木、神聖、暗黒、毒、幻惑、催眠、再生、生活魔法、付与、天候掌握、大地の豊穣、汚染浄化、複製、追尾魔法、回復系魔法、破壊、弾薬召喚
称号 殺戮者 殲滅者 慈悲深き者 妖精の主人 女神の救い主 信心深き者 全てを福と成す者、災禍の元凶に巻き込まれし者 最凶の元御爺さん、大地の救い主、商人、神主
賢吾)なるほど納得いかんが仕方ない、しかし愚かな事をした物だな不老不死が元で争うとはなんと嘆かわしい、それとご主人様は辞めてくれワシは賢吾で良い、アリアと呼ばせて貰う。
ア)賢吾様と呼ばせていただきます、此処は現在アーク内部、一般で言えば陸海空そして他の惑星に行ける巨大な要塞タイプの戦闘艦です、ですがワープする為のエネルギーが足りない為移動や飛ぶ事は出来ても他の惑星には行けません、それにこの地球と同じような状況下であると思われます、他の惑星でも同じような戦争が起きていましたから救援及び救済は絶望的です、ただ他の惑星にも神々が居る筈なのでそちらでも賢吾様のような方がいらっしゃるかも知れません。
賢)様も要らんのだがまぁいい、他の惑星も戦争か何時の時代も戦争は愚かしい、しかしアークか・・・パンドラの箱にちなんで付けたのかな?それは置いといて腹が減ったな、アリア食料物資等は何処に在るのかね?
ア)はいアーク外にある物資格納施設に在りますよ、武器、防具、兵器、乗り物が保管されています。
賢吾)分った案内を頼むよ。
ア)はいお任せ下さい。
俺は武器防具、銃、兵器、乗り物、衣類や道具、家具、機器、インゴット関連など必要かどうか分らない物も全てボックスに入れた、そう全てだ、この施設に物と呼べる物は残っていない。
ア)賢吾様流石です全てボックスにしまわれる事が出来るなんて思いませんでした、と言っても私も同じスキルを持って居ますが。
賢)あるのかよ!ワシ・・・・いや私と言った方がいいな、どうやらいくらでも物は入るみたいだ、無茶振りされたが今は女神様のお力に感謝だな、レトルトカレーも悪くなかった、食事も終えたし地上へ出てみようかアリア、アークはこのまま地上に出たら目立つのではないか?。
ア)問題ありませんステルス機能が充実していますからまず見つかる事はありません、それに空に飛んで宇宙まで出てしまえばアークに辿り着くのは難しいですし、辿り着けたとしてもアーク内部には登録者以外は入れません、攻撃は量子兵器まで耐える事が出来ますし。
今は文明が退化し殆ど車と戦車くらいしか残ってませんけど、その車や戦車も売ってはいますが大変高いですね、極限られた場所意外では殆ど食料と車両の生産がされていませんし、馬車を使う方が多いですよ、バイク、車や戦車に乗る人は一流のハンター位ですよ、この時代では水も貴重です。
賢吾)馬車とは随分と古い物を使っているな・・・・アークは置いて行こう此れの出番は緊急時のみとする基本は此処から出さないほうが良いだろう、いや収納しておいた方がいいな、では外へ行こう。
賢吾は要塞船アーク収納してしまう、それは悪用を恐れたからだった。
施設の長い階段を登り人一人通れるサイズのハッチを開け外に出る、見渡す限りの荒地、山も見える禿山が目立つ、ほんの少し雑草が生えている程度、破壊され錆びた鉄くずとなって鎮座する車や戦車、やや外壁壊れ剥がれたビル群、撤去されること無く放置された瓦礫
賢吾)アリアよ此れほどまでに破壊しなければ争いは収まらなかったのだな?それに少し寒いな。
ア)はい、此処は北側に位置しています、川や海は健在ですのでまだ良いかと思います。
200年で此れでもマシなほうなのですよ、当時は南の地域は草木一本残っていませんでしたから、時間を経て少しずつ地球環境改善された結果ようやく植物が生えてきた所なのです、北の方はかなりの植物が増えました。
でも汚染の影響のせいで歪に育ってしまってます、現在地球は戦争によって汚染された大気が冷え寒冷化が進んでいます。
このまま放置すれば500年後に地球は凍った惑星となります、汚染された大気を浄化するのはそれこそ広大な樹木や植物が必要になります、その為には大地の浄化が急務となります。
賢)そうか、しかも温暖化では無く寒冷化の一途とは、その上此れでも大地が復帰した方だとはな。
荒廃只マホ、終わり次回へ
読んでもらえて嬉しいです、下手糞で申し訳ないです。