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幻想郷はちょっと怖い
「あー…ダメだこりゃ」
毎度お馴染みイリちゃんです。
遡ること数時間前…
「先輩、夕飯の買い出し行って来ます。」
「うん、いってらっさい」
と人里まで買い出しに行く。
「えーっときゃべつを買えばいいんだよね。」
「いらっしゃい」
「きゃべつ一玉下さい」
「あいよ、170円だ」
チャリ
「ありがとうございます」
きゃべつを買ったのは確かだ。
現在ここにある。
「さて、帰るとしますか…ってあれ?どっちから来たっけ?」
「こっちだったような気がする…」
そして現在。
前後左右木まみれの森っぽい所にいます☆
ってかちょっと暗くなってきたし…
どうしよ、夜は妖怪が多いから人が少ない。
→迎えに来てくれる人は居ない。→そういえばマスターも妖怪だった。
「ますたぁ…」
ザッ
「!」
「誰か居るんですか?」
「あ…」
誰かが来てくれた歓喜は一瞬で失せた。
何故なら私の目の前には白狼天狗がいた。
下手したら喰われるかもしれないし、天狗の頭領に知らせて殺しに来るかもしれない。
あの大妖怪なんかに歯向かえる訳がない。
バタッ
「え、あ、大丈夫ですか!?しっかりしてください!」
要するに…迷子だ!




