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79話

これからテスト週間に入るのでさらに遅くなるかもしれません。出来るだけ頑張ります。



うん。疲れた!


「ふぅ」


いやぁ疲れた!レベルアップしたとはいえ魔力は余裕ないしな!上級魔法を5、6発撃ったら倒れるくらいの魔力しかないからなぁ。地味に結界を作るのに魔力を使ってしまった。


ん?またレベルアップした。ステータスはキングの方が格段に上だったからなぁ。たしかに格上のやつを倒したりするとレベルアップするらしいけど…。


なんか世界がキングの方が俺より強いって言ってるみたいで…。うん、勝ったから別に問題ないね。


「リリア。生き残ってるゴブリンっている?」


「……いや、近くにはいないな。他の魔物も近くにはいない」


少し集中する素振りを見せた後に答えてくれた。俺もスキルレベルはそれなりに高いけど、やっぱり本職の方が正確だろう。


「よし、なら討伐の証明部位を取って帰ろう」


オークとかなら死体をまとめてアイテムボックスに入れてもいいんだが、ただのゴブリンにそこまで需要があるとは思えない。


というか早く風呂に入りたい。返り血とか汗とか泥とかでとても気持ち悪い。


「ゴブリンの証明部位ってどこだっけ?」


「右耳ですね」


「ん?あ、ああ。ありがとう」


な、なんで急にライルは俺に対して敬語なのだろう?心なしか俺を見る目がキラキラしているような…?


まあいい。それより剥ぎ取りに集中しよう。


みんなは小さなナイフを取り出している。俺は聖剣召喚で短剣を作った。


「うげぇ…」


焦げくさい…。いややったのは俺だけどさー。肉が焦げる匂いが不快で仕方がない。しかもとてもグロテスクだ。


なるべくゴブリンの体に触らないようにしながら右耳を剥ぎ取り始めた。


「あ、あの!」


できるだけ無心で剥ぎ取っていると突然声がかかった。この妙に頭に響く声は…ビッチAだな?


「なに?」


振り返ってみるとやはりAだった。合っていたことに少し喜びながら問う。


「え、えと…その、べ、別に感謝なんかしてないんだからね!」


……………………?


おっとぉ、急なツンデレに思考が停止してしまった。コイツもどうした?お前俺にデレたりしちゃっていいの?君ライルを推してるんじゃなかったの?


「お、おう。そうか」


戸惑いながらもなんとか答えた。……ふむ?俺の勇姿を見て惚れたか?なんちゃって。


「いたっ」


なんだ?急に小石が飛んできた。周りを見てもみんな作業に集中してた。ビッチAも含めて。気配感知にもなにも反応ないし。


気のせいか?


まあいいや。俺も作業に集中しよう。


「そうだ。キングとかジェネラルってどうすればいいんだ?」


「そりゃキングにもならゃデカイ魔石入ってんだろ。それを取って、あとは…顔面でも持ってけばいいんじゃないか?」


……面倒だ。全部入れてしまおう。収納っと。


「「「えっ!?」」」


ん?あぁしまった。収納できる量がおかしいってことか。まあいいや。別に特別とかなんとか適当に言っておけば。


「キングとかが持ってた武器ってどうする?欲しいやついる?」


「え!?貰ってもいいんですか!?」


「お前が倒したものだろ。お前が受け取るべきだぞ」


うーん、とは言っても大剣なんて俺のスタイルに合ってないような気もするし。いや、でも使いようはあるな。


「じゃあキングが持ってた大剣と…ジェネラルの大盾貰うわ。あとはいらね」


「い、いらないって…売れば金になるわよ?」


「金なら…まあなんとかなるしな。ライルなんか防具がボロボロじゃん。貰っとけよ」


「う、うーん。そこまで言うならありがたく」


そう言うと自分に合いそうな防具を探し始めた。体格的にボブゴブリンとかの防具がいいんじゃないか?


「みんなも適当に取ってけよ。俺は別にいらない」


いざとなったらフィアにもらおう。一応俺も勇者だし、国の金庫とかに防具とかあるだろ。

……いやまぁ金属鎧しかなかったけど、探せばあるはずだ。


「じゃ、オレは遠慮なく」


「わ、わたしも…」


みんなも適当なものを探し始めた。


その間、俺はキングとかジェネラルの死体をボックスにしまっていた。






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