41話
「いい加減学んで欲しんですけどぉ」
俺の部屋に集まり4人を正座させる。俺はというとベットの上で足を組みながら自分の爪をみる。
少しギャルっぽい口調と態度を意識してみた。友達に挑発としてやって見たのだが、そいつ曰く、『ハラワタが煮えくり返る』そうだ。
「ご、ごめんなさい」
「サユリとぉ、ユイはぁ、初犯だからぁ、まだ許してぇ、あげるけどぉ」
「ちょっと待って!初犯っていい方やめて!」
初犯という言い方に抗議を申し立てるサユリさん。ユイも首を縦に振っている。
「いや覗きって犯罪だし。こほん。けどぉ、2人はぁ、これでなぁんかぁい目ぇ〜?」
「ぐぅ...!ムカつくっ!」
「よ、4回目です....」
ティアの顔が怒りに染まる。が、全面的にあちらが悪いので何も怖くない。
「4回ってぇ、いうのがぁ、信じられないっていうかぁ〜」
「うるさいわね!?人が下手に出てれば調子に乗って!あんた達も私たちの裸を見たじゃない!おあいこよ!おあいこ!」
「まあ眼福だったとは思うが。でもお前らが見せてきたんだろ?」
「違いますよ!?け、結婚する前に殿方に裸を見られるのはいけない事なんですからね!?」
「マジか。別にいいんじゃね?結婚しちゃえば。どうせ勇者と結婚する予定だったんだろ?」
「けっけけけ結婚!!?」
「あ、あんたねぇ!勇者って立場を利用するなんて最低よ!」
「フハハ!何とでもいうがいい!」
「バカ!クズ!ヘタレ!カス勇者!」
お、おぐふ.....。意外とダメージがっ!
「.....まぁコウキが嫌なら別の案を考えるけどさ」
「へ?何でコウキさんが?」
「ん?逆に何故コウキ意外なんだ?男の勇者なんてコウキしかいないだろ」
俺はもう勇者じゃないんだし、残る男の勇者と言ったらコウキしかいないだろうに。
「っ!!」
「あー、なるほどねー。ティアさん達は勘違いしちゃったってわけかー」
「ん、典型的」
「どういうことだ?」
「2人はソラと結婚すると思った」
「何故ゆえ?」
「..................2人に聞いたら?」
ふむ、でもなぁ。
2人とも顔を俯けて震えながら『何で...!?』と言ってるしとてもまともじゃなさそう。なんというか話しかけちゃいけない感じがする。
「まあ何が言いたいかというとだ。男子と女子で分けようぜ?」
当然の提案。むしろ何故今まで分けなかったのか。たしかに王族しか使わないから〜、とか言ってたけど流石にそろそろ分けた方がいいと思う。
「そうしたいのはやまやまなんですけど......」
「めんどくさいのよ。スペースの確認だの崩れる可能性だの色々とね」
「「「「あぁー....」」」」
まあ風呂場は一階にあるので、下手にいじったら崩れてしまうかもしれない。お湯を沸かすのにも二度手間になってしまうし。
「そういうわけで難しいのよ」
「それはわかったけどいいのか?お前ら裸を見られて」
「良くわないけど...。もう慣れたわ.......」
「私もソラさんにだったら......」
「え?悪いフィア、良く聞こえない」
「い、いえ!別に何でもありませんよ!?」
...なんだろう。すごく気になる。俺は難聴系主人公ではないはずなのだが。単純に声が小さかったのもあるが...。ラノベの主人公はいつもこんな気持ちなのか。モヤモヤするな。
「そうか。じゃあ気をつけろよ」
「は、はい」
「みんなもそれでいいよな?」
ほぼ決まったようなものなのだが一応みんなにも聞く。すると全員頷いた。まぁ3人はどうせイースニルに帰るしな。
「じゃ、なんかして遊ぼうぜ?」
まだ寝るのには早すぎる時間帯。晩御飯までにも時間あるし、何かして時間を潰したい。
「いえ、すいません。私たちは用事があるので」
「そうか...簡単な仕事だったら手伝うぞ?遊ぶなら大勢の方が良いしな」
「うーん、仕事じゃないのよねぇ」
「そんなのあるんですか?ちなみに何をするんですか?」
「魔物の討伐に向かった兵士たちの労いみたいなことをするのよ。とは言っても、私たちは王様の隣で微笑んでるだけなんだけどね」
ほー、そんな事するのか。というか魔物討伐冒険者とかじゃなくて兵士たちがやってくれるんだな。ラノベだとそんなシーンはあんまり描かれないけど。........ん?
「そういえばリサは?」
「「え?今さら?」」




