40話
「他に何かしら作ろうかなぁ」
完璧なトンカツを作り、ついでにあの後もソースや白米を大量に作った。これでいつでもどこでも熱々のご飯にありつける。アイテムボックス最高。
でもトンカツだけだと飽きてくると思うので他にも作ろうと思う。でも基本的にミヤおばさん達がが毎日作ってくれるので....まあ非常食用になると思うけど。
非常食だったら長持ちで栄養が一度に取れるものがいいよな。長持ちという部分はどうでもいい。栄養を一気にとる。ならばバーガーである。
というわけで作りました。色々な種類のハンバーガー。プラスでホットドッグも作った。カツを挟んだりハンバーグを挟んだりした。ウインナーも作った。
これらも同じように大量生産したので非常時、もしくは小腹が空いた時にでも食べるする。
「ふう.....」
火を使っていたので室内が暑い。汗をかいてしまった。少し気持ちが悪いのでお風呂にでも入ってスッキリしよう。
☆☆☆☆☆☆☆☆
「「「きゃあああああああ!」」」「.............っ!!!」
なんというか......またか。
俺にはゆっくりと風呂に浸かる時間すらないのだろうか。
「そう思わないか?コウキ」
「えっ?いや、えと、落ち着いて、ますね......」
「まあ何度もやられてちゃね」
「何度もあるんですか.....」
うん、これで4回目くらいかな?ラブコメのヒロインかと思うくらい、いやヒロイン以上に裸を見られてる気がするんだが。しかも以前はティアとフィアだけだったのに対して今回はサユリさんとユイが増えているし。
ただユイの驚き方というか恥ずかしがっている姿は新鮮だった。
「いい加減学んで欲しいもんだよ」
「い、いや〜。難しいんじゃないですかねー」
何故か慌てながら彼女たちを擁護するコウキ。あっ察し。
「お前覗く側か」
「何でわかっ...!い、いや違いますよ!?」
「別に気にしないから大丈夫だよ。ある意味運命だ」
主人公のな。
「ううぅぅ....。もうのぼせそうなので出ます.....」
「りょーかい」
でも今出たらおそらく...
ガラガラガラ。
「あ、謝っておいた方がいいんじゃないでしょうか」
「で、でも裸を見られたのよ!?」
ドアの向こうでは謝るかどうかを話し合って居るらしい。おいティア、それは違うぞ。お前らからみせてきたんだろうがっ!
「あっ.....」
コウキの声が異様に響いた。
「き......」
着替えの途中というかそこまで時間が経ってなかったし、ずっと話していたようなので服を着ていなかった乙女たち。その白い肌が輝く。....当然コウキの目の前で。
うん、流石は主人公。因果とか運命とか操ってるのかと思うくらいのラッキースケベ。普通もう着替え終わってるだろ。
あっ目があった。というか何故こっちを向く。さっさと服を着ろ。
『きゃあああああ!』
うるせえ.....。




