17話
「「「!!っ!!?!?」」」
あっ、今気がついたなこいつら。顔を真っ赤にしている。
「や、優しくしてブゲラァ!!?」
ほんの少しふざけただけで攻撃が!?
「バ、バカ言ってんじゃないわよ!」
「貴様ぶっ殺すぞ!?」
「待ってください!違うんです!話を聞いてくださいー!」
「………」
ティアとリサにひたすらボコられる。フィアはさっきの兵士を追いかけて行った。セレスは顔を真っ赤にしてうつむいている。無言で。そんなに恥ずかしかったのか。
だから痛いから2人とも。痛い…痛い!
「痛いっってんだろうが!」
「きゃあ!」
「ふあ!?」
急に起き上がったせいで転ぶ2人。
「いい加減にしろよ!?お前らが押し倒して来たんだろうが!なのにちょっと見られたらコレはないだろう!!?」
理不尽もいいところだよ。
「す、すまない……少しばかり気が動転してしまった……」
「少し!?」
「あ、あんたがあんなこと言うのがいけないのよ!」
「……」
や、それはお前らが最初からあんなことしなければよかった話でですね…?まあほんのちょっぴり俺もあれだったかもしれないけども。でも殴ることはなかったと思うようん。
「も、戻りました……」
フィアがとても疲れた様子で戻ってきた。
「おつかれ。どうだった?」
「な、何とか解けたはずです、きっと、多分…」
怪しいなぁ…。
「ま、今日はもう疲れたからお開きにしようぜ?部屋に戻ってゆっくり休めよ」
「そうね…」
「うむ…私もそうする……」
「今日はもうクタクタです……」
「またな」
そう言って3人は帰って行った。ちなみにセレスは未だにショートしている。い、意外と初心なのかもしれない。
ちなみに三人が戻ってきたのは2時間後だった。リサは3時間ほど経った後だった。




