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終止符戦争〈ピリオドゲーム〉  作者: オリセイ
1章 高1 入学1週間編
16/22

コード203からの脱出

遅れてすみません試験と被ってしまったので遅れました

今週からまた1週間投稿にします

これからも終止符戦争ピリオドゲームをよろしくお願いします

2032年4月11日午前1時7分


「ねぇこれはどうすればいいの?3人も気絶しちゃってるけど」


そういった飯村さんが呟きしばらく沈黙が流れ、そして今度はハルが口を開いた


「とりあえずここから出よう、鍵はテレビの裏の杖を使って取ってくれ、それとここで得られる貴重品などは、出来るだけ持っていこう、ここを出るときは慎重に行くぞ、また手榴弾が来るかもしれないからな」


「了解」×22

「わかった(わ)」×17

「あいよ」×4

コクコク×2

「やるよ~」×1

「御意」×1

「・・・」気絶による無言×3


ハルの的確な指示にクラスメイトの殆どが返事を返した


「じゃあ二組に分かれて進むから集まってくれ」


いつも通りの表情でハルは唐突にそう口にした


「ねぇ何で二組に分ける必要があるの?」


そう質問してきたのは飯村さんだ周りに気を配っていってきたそうしなければ中川が質問するまで誰も質問はしなかっただろうこうゆうとき便利だな飯村さん、そう思ってたらなんかジト目で見られたので質問に答えた


「わからないか?これには時間制限があるんだよ」


微笑を浮かべながらハルはいった


「時間制限?」


ジト目は収まったが飯村さんは小首を傾げながらオウム返しをしてきた


「あぁ、入学式で配られたプリントの7を覚えてるか?」


ハルは確認するように質問をした


「確か日本の法を遵守するだっけ」


それに答えたのは飯村さんの後ろにいた中川だった


「これがどうゆう事がわかるか?」


周りを見回しながらいったが誰も答えなかった、なのでハルは答えをいった


「実質これは学園にいやゲームの中に()()()()してるようなもんだよ」


「え?何でそうなるの?私達って先生によって運ばれてきたんだよね?」


そういいながら困惑している表情を浮かべているのは飯村さんと中川君だけだった


「そうだよ、でもそれはあくまでも()()()()()


そう口にしながら口角を吊り上げて笑みを浮かべた


「一ノ瀬君、表向きってことはこの状況には裏があると思ってるんだね」


中川も同じようにニヤリと笑みを浮かべた後すぐにいつも通りの笑みを浮かべそえこたえた


「そうだと思うそれに、あれは多分本当は雪村先生じゃないと思うんだ」


ハルは真剣な口調でそういった


「何でそう思うの?」


そこへすかさず中川君が質問してきた、それをハルは待ってましたといわんばかりに笑みを浮かべ話し始めた


「だっておかしいと思わなかったのか?声や魔方陣も違ったしな」


嘲笑うかのように微笑を浮かべながらハルは肩を竦めクラスメイトを見回しながらいった


「魔方陣?何かおかしいとこあったかな?」


間を置かずにすぐに中川君は笑みを浮かべながらそう言い進言してきただが、その返答にハルは呆れた表情をし、中川君にのほうに体を向け真剣な顔をし真っ直ぐに目を見て少し軽い口調で話し始めた



「あったろうが、雪村先生の種族はなんだ?」


中川君はハルの表情に気圧されたのか、あしを一歩後ろに後退っすぐに()()()()()()()を浮かべ返答した



「た、・・・高嶋君と同じカザナだよね?」


一瞬中川君は怯んだように言葉が詰まり落ち着くように少し間を置きハルの質問に答えた


「そうそこだライと同じだ、でだ、ライの魔方陣は何色だ?」


そこにハルは間を置かずに喋り出した


「確か・・・・・・青白い色?そうか!確かにあの魔方陣は完全に白い魔方陣だった」


俯き手を顎に持ってきて考えるような姿勢になったあと何かを閃いたように声と顔を上げた


「そうだ、ライとは似て非なるものだ、そして、白い魔方陣は確かーー」


そのことば遮り後ろから声がした


「わたくしと同じ種族ですわね」


そこには灰色の髪色をし顔の形も整っており声を発するだけで何か心を振るわせるものがあり、目の色は透き通るような赤い瞳の女子と言うよりは女性というほうがただしいと思うほどの美少女・・・いや、美女が立っていた


「クロノスか・・・」


ハルは口から零れるように種族名を口にした


クロノス時を操る種族で物体は勿論、人までも時を戻す事が出来る種族だ


「はぁ昔F.(フェアリー)F(ファンタジー)でもいたなクロノスまぁ敵だったけど」


「ちょっと私の話聞いてますの!」


そう言いながら顔を10cm近くまで近づけてきた


「はいはい、聞いてますよ、1万年に一人の天才を越えた神才、絶対音感を越えて()()すらわかるようになった歌姫を越えた歌神、AYUkAだなまさか、本名のままだとは思わなかったけどな()()()()()()


ハルは嘲笑いながら聞き流した


《え?え~~~!》


だけど他のクラスメイト達はそうはいかなかったが次のハルがいった言葉に皆が硬直した


「今思ったけど色々と越えすぎじゃねぇか?人以上を越えて神いや最早宇宙人かもな」


「わたくしを馬鹿にしてるんですか!」


顔を怒りで真っ赤にし一回地団駄した


「してないですよ()()()


ハルは楽しそうな笑顔をしている


「絶対馬鹿にしてますわ!」


だけど対照的に顔を赤くして白石さん怒っている


「はいはい、してますよ~」


ハルは肩をすくめて馬鹿にしているとこを認めた


「認めましたね、やっぱり馬鹿にしてましたわ!」


そういいながら顔以外も赤くさせて白石さんは地団駄を踏んでいた


「からかいがいのある奴だなおまえ」


ハルは悪い笑みを浮かべてからかっていた


「わたくしをからかわないで下さいまぁ、今回だけは水に流してあげますわ感謝しなさい」


真っ赤な顔で涙目になりながら白石さんはそういった


「驚いたわまさか許してもらえるとは思ってなかったから意外と器が広いんだな」


ハルは褒めるようにそういったが本人はそうとらえなかったのか反論してきた


「わたくしはさっき凄い観察能力貴方何者?って思って関心したのにその気持ちを返してくださいな!」


「俺はそんなに大した者じゃねぇよ、ただの傀儡だよ真似することしかできないただ受け売りを話すだけのな」


ハルは自嘲をしながらいった


「?、貴方の言っていることは分からないけど話は進めてもいいのよね?」


頭にはてなマークが白石さんから出たがすぐに切り替え話を進めていいかと聞いてきた


「あぁ、存分に進めてくれ」


ハルはすべてを任せたように両手を拡げた


「じゃあ進めるわ!私が前に出てきた理由はわかってるわよね」


そういい少し胸を張りその豊満な双山が揺れた、そして何人かの男子生徒が前屈みになった、耐性がなさ過ぎかうちのクラスはと、ハルは内心愚痴っていたがまた、ジト目をされたので答えた


「あぁ、さっきもいった通り雪村先生の声紋が違ったってことだろ?」


ハルは当たり前のことを話すような口調でそういった


「正解だけど多分血は繋がってると思うわ声紋が近かったから姉妹か従姉妹だと思うわ」


「へぇ~そんなことまでわかるんだな」


ハルは関心したように言葉を放った


「完璧にとはいえないけどね」


白石さんはそういい肩をすくめて思い出すようにいった


「だったら十中八九姉だな」


思い出すようにいった白石さんをハルは無視を決め込み話を進めた


「何でそんなこといえるのよ?」


白石さんはその言動を気にすることなく質問したそれにハルは真剣な表情と声色でその理由を話し始めた


「雪村先生は自己紹介のときに姉が一人いるっていってたろ、それに従姉妹の可能性はほぼ皆無だ」


その理由にも白石さんは疑問を持ったのかすぐにまた毅然とした態度で質問してきた


「なんでよ?」


それにハルは当たり前のように答えた


「必要な条件が揃ってないんだよ」

「必要な条件?」


ハルは頷き薄く笑い答えた


「考えてみろどうやってここに入る事が出来るんだ?もし従姉妹だとしてもここに入れるわけがない、ここは言い方は悪いが隔離された土地なんだよ例え教師の従姉妹だとしても入れるわけがない」


これが姉と仮定した一番の理由だとハルは自信たっぷりな表情でそういった


「そうゆうことね納得したわ」 


白石さんは満足げに大きく頷いた


「話を戻すけど、どうして時間制限があるかというと許可が取れてないからだよ」

「許可?」


ハルはそれを肯定してどうしてそう思ったかを言い始めた


「そう許可、許可を取るには指揮権が必要だって雪村先生がいってたろ、だからこのクラスの指揮権を持つ雪村先生しか許可が取れないわけだよ」


だがそこに白石さんとは別の方向から声がしてそちらに体を向けた飯村さんだ、そして飯村さんから尤もな反論が還ってきた


「そもそもさ私達ってもう学校の中なんだからもう駄目なんじゃないの?」


ハルはそのことばを聞いたとたんに口角を吊り上げて悪い笑みを浮かべた


「そんなもんはバレなきゃいいんだよバレなきゃな」


このときクラスメイト全員が同じように思っただろうそうこの言葉を


《うわぁ~犯罪者の思考だ》


だがそれをハルは気にした様子もなく進めた


「時間制限があるから二組に分けるのは決定なじゃあ偶数と奇数にわかれろ」


そうハルがいうと誰も反論すらせず二つのグループに分かれた


「気絶している人はどうするの~?」


そう聞いてきたのは森茜さんだ見た目は髪色は翠で瞳は髪色よりも少し薄い色をしているエルフのわりに身長は低く幼い感じだが誰とでも仲がよく苦手と思う人は少ないだろう、そしてハルは初めて話した奴とも普通に答えた普通は誰でも初めて話した人に物事を頼むのに普通の人なら躊躇ったりするものだが普通に答えた


「それも偶数と奇数で分けるセナとライは偶数、不破さんは奇数だな、じゃあセナは飯村さんが運んで不破さんは森さんが運んでくれ」


そう頼むと中川君のところへと行こうとしたのを飯村さんがハルを引き留めた


「ねぇ待って私達そんなに筋力ないわよ」


ハルはそのことばを無視して中川君のところへ歩いて向かいそし飯村さんに体を向けた


「その点は大丈夫だ中川頼むぞ」


そうゆうとハルは中川君の肩に手を置いた、その行動に中川君は苦笑しながら答えた



「わかってるよ君には借りが(弱みをにぎられてる)あるからね」


その言葉にハルは悪い笑みを浮かべ中川君の耳元に顔を寄せ小声でいった


「これでお前の秘密が守られたな」


そうゆうといつも通りの顔に戻り頼んできた


「それじゃあ頼む」


ハルは真剣な眼差しでいった


「君には敵わないな」


そう小声でいったのを聞き取れたのはハルだけだったそして中川君はすぐに切り替えていつも通りの笑みに戻った


「それじゃあ始めるよ『筋力強化』『速度強化』『身体強化』これで大丈夫かな?どう?」


少し心配するような表情になったが飯村さんがいった言葉でそれも消えた


「うん、これなら支障なくいけるわ」


飯村さんはそうゆうと不破さんを背負ってそういった


「私も大丈夫だよ~」


そういいながら森茜さんはセナを背負った


「よし、なら行くぞ、ライはルイ頼む」


コクコクと頷き、ルイはライを背負ったままサムズアップをした


「やっぱりこの役はお前の方が向いてるなライ」


ボソッとハルは呟きスマホ型の電子学生証の機能の個人チャットにさっきいったことがライから長々と送られてきていた


「お前の話方で言うなよ口調が移ったじゃんかよな」


ピロリン


端末から軽快な音が流れた


それにはメッセージが送られてきていた


『悪かったな、何かあったら助けるからな』


その文字を見て彼、ハルはいった


「そう思うなら早くライお前が指揮を執ってくれよな」


ボソッそうつぶやいたあとクラスメイト全員が集まったのを確認して声を発した


「行くぞ!」


そう大きな声をあげて俺達はコード203を脱出した


そして彼等は5分後に後悔する、奴が現れるのだから


現時刻4月11日1時23分


残り時間4時間37分

奴とは皆さんが大体の人が嫌悪感を抱くあいつが登場します




誤字脱字や改善したほうがいいと思うところがありましたらご報告お願いします

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