『決断のレガリア』
週間売上ランキング 1位!!
月間売上ランキング 1位!!
ダンロード総数 8千万突破!!
豪華声優起用!!
無限の戦略!!
『王よ、選ぶのだ!!』が売り文句のタクティクスシュミレーションRPG『決断のレガリア』というスマホゲームがあった。
一見、どこにでもありそうでこれといって心惹かれなさそうなタイトルのこのゲームだが、このゲームがここまで人気を博しているのには理由があった。それは要所要所の選択の自由さ、無制限に上げられる主人公のレベル、絶え間無くあるイベント、広大過ぎるフィールド等。ソシャゲとは思えないデータ量で沢山の者を虜にした。
ゲーム起動後に設定の説明と主人公と王国の名前入力がある。その後賊が現れ戦闘チュートリアルに移る。ちなみに主人公の性別の選択は一つ目の重要な選択だ。このゲームには着せ替え機能があり、主人公も美男美女でプレイヤーが男性の場合、女性を選択するのが好ましく思える。だが、実際は違う。まず、主人公の性別で登場キャラのストーリーが変わるのだ。主人公で女性を選んだ場合、ゲーム中の女性キャラは戦友ルートに、男性キャラは恋愛ルートになり、反対に男性を選んだ場合、ゲーム中の女性キャラは恋愛ルートに、男性キャラは戦友ルートになるのだ。これはデータ量の多いこのゲームだからこそなせる技なのだ。それに月に一回、男性ならばレディガチャ。女性ならばジェントルマンガチャがあり、そのガチャはその性別の最高レアが確定なのだ。
話を戻してゲームの設定はこうだ。
とある王国|(プレイヤーが名前を付ける)の国王の子供の主人公は幼い頃から戦闘訓練を積んだ優秀な戦士だ。ある日目が覚める所からゲームがスタートする。その後プレイヤーネームを入力と王国名の入力をして、ストーリーが進む。そしていつも通り街を警邏していると賊が現れて、チュートリアルに入る。チュートリアル終了後、再びストーリーが進む。警邏を終えた主人公が王城へ戻ると国王|(凄く強い)が謎のフード3人組に襲われていた。ちなみにネタバレすると、この3人は先代国王から仕える参謀とその部下だ。
襲われている国王の描写の後に国王を助ける為のクエストに入るが、シュミレーションRPGらしく、3人組は遠くからひたすら弓や魔法でチクチク国王を攻撃して、国王を助けられずに死んでしまう。その後謎のフード3人組(参謀と部下)は逃走し、主人公は即位し、国王になる。そこで二つ目の重要な選択だ。国に残り国を納める『国王』ルート、参謀に復讐する為にフード3人組を追う『アベンジャー』ルート、向上心と民の平和の為に冒険に出る『冒険者』ルート、国を捨て己の欲望の為に犯罪を繰り返し逃亡する『咎人』ルートの計四つ。
この四つのルートは各々少しずつ違い無課金には『冒険者』ルートが一番人気だ。理由は簡単。『冒険者』ルートはイベントの量が他に比べてずば抜けて多く、およそ3日毎に変わる特殊なイベントやキャラの育成素材やゲーム内通貨を稼ぐクエスト等の1日毎に変わるイベントに加えて『冒険者』ルート専用イベントが4~5個週替わりであるのだ。なのでコラボイベント中等は、通常イベント 専用イベント コラボイベントがあり、とても期間内には周りきれない。逆に言うと無課金でも沢山の強キャラや強武器、強スキルの入手や主人公のレベル上げが出来る。その為無課金は皆こぞって『冒険者』ルートを選ぶ。そして課金勢には『国王』ルートが人気だ。『国王』ルートは主人公のレベルを上げる際に通常の1.1倍の経験値が必要で、レベルを上げ辛い。しかしその代わりとして通常よりも強くなる。『冒険者』ルートの主人公のLv200と『国王』ルートの主人公のLv200の場合、『冒険者』のHPが400として『国王』は650程になる。勿論皆強い方がいい為、課金すればどうにかなる1.1倍の差の経験値は課金勢には許容範囲なのだ。そして何より『国王』ルートの目玉。それは同じ『国王』ルートを選んだプレイヤー同士のポイント争奪戦。通称『レガ祭』と呼ばれるイベント、『レガリア決闘祭』だ。
レガリア決闘祭とは毎月末に開催される同程度のレベルのプレイヤー同士をマッチングさせて勝敗に応じてポイントを配布してそのポイントを集計してランキングにし、ランキング順に応じて報酬を貰えるイベントだ。しかもその報酬は超絶美少女兼超強キャラ且つ毎回変わる事が大半なのでプレイヤーもマジになってその報酬を貰える50位以内に入ろうとする。そもそもこのゲームは主人公のレベルを無限に上げられるのでアップデートの度に強いキャラが敵として出てくるイベントが追加されるが、高が知れている。ならば何故こんな要素を取り入れたか、それは課金の促進以外は無いだろう。この『決断のレガリア』の特殊な要素の一つでもある『主人公のレベルの上限無し』はこのゲームのウリだ。しかしそんな事をすればゲーム内のイベント等が簡単になり、全く持って面白くなくなる。しかし『レガリア決闘祭』というプレイヤー同士を戦わせるイベントならば逆に役に立つ。その為来るべき時に備えてプレイヤーは課金してアイテムを買ったりなどして自らを強化し、結果運営が潤う。運営はまた課金させるためにイベントだけでなく報酬をさらに良いものを用意する。プレイヤーはそれ欲しさに課金する。また運営が潤う。このソシャゲの運営方法の理想を何よりも忠実に再現しているのがこのゲーム『決断のレガリア』なのだ。ちなみにゲーム開始時の主人公のレベルは勿論1で、無課金で毎日30分以上欠かさずプレイしてログイン一年になるプレイヤーでもレベルは250程だ。高くても300には満たない位。しかし『レガリア決闘祭』の1位のレベルは大体6万程ある。凄い時は8万の猛者も居た。そんなヘビーユーザーがわんさか居るこのゲーム、僕も例に漏れずハマっていた。