第零章 プロローグ
初めまして紫電一閃と申します。
物語を書くのは初めてなので至らない点も多々ありますがよろしくお願いします。
俺の名前は六連 白虎。キラキラネームでこの物語の主人公なこと以外は何の取り柄もないただの高校生だ。
本当に何の取り柄もなかったからなにか『英雄的行動』をしてみんなに認めてもらおうと、小さいときから思っていた。
ある日、いつものように友達とたわいのない話をしながら家に帰っていた。
「やっぱり仮面ラ◯ダーはキ◯だよなー」
「何言ってんだよカ◯トだろww そんなことより腹減ったしコンビニ寄ろうぜ」
「いいゾ〜」
こんな感じでコンビニに寄ることになった。
〜数分後〜
コンビニにたどり着いた俺たちは普通に買い物をしていた。
すると急に大きな音がして店のガラスが割れた。俺は驚きすぎて何が何だか分かっていなかったが、すっからかんの頭をフル稼働してそれが銃声だというところまで思考が追いつき、逃げようとした。
が、時すでにおす...時すでに遅しその銃声の発生源つまり強盗がコンビニに入ってきたところだった。
「全員動くな!店員はレジの金を袋に詰めろ!変な動きをしたらこの小僧の頭をブッ飛ばすぞ‼︎」
友達を人質にとられ、もう何が何だかわからなくなった俺は何を血迷ったか、その時脳裏に浮かんだ『英雄的行動』を実行していた。
つまり強盗に立ち向かったのだ。もちろん強盗は俺を撃った。俺は持っていた学校のカバン強盗の頭めがけてフルスイングした。そこまでは覚えているが、それからどうなったかはわからない。何故かって?
だって死んだんだもの。
それだけなら勇気ある青年の『英雄的行動』で終わっただろう。俺は確かにあの時死んだ。そのはずなのに、気づいたら知らない場所にいた。死んでるんだから目が醒めることは無いはずなのに。
それに、その場所は色々と変だった。空は紅いし、その空に浮いている月は蒼かった。そこは何かの祭壇のようだった。周りは一面原っぱで、遠くには街のようなものが見えた。
そんな感じで惚けていると、急に後ろから声が聞こえてきた。
「あんたが今回の転生者?」
後ろを振り向くと女の子が立っていた。
取り敢えず返事をしようとして出た言葉が
「...は?」
だった。
「なんか弱そうな奴ね。まぁいいわあんたついてきなさい。」
そう言うとその女の子は、街のある方向へ歩きだした。
To Be Continued...
プロローグどうだったでしょうか。
不定期ではございますがもしよかったら続きも読んでみてください。