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精霊斧士 ~流浪の冒険者~  作者: シャイニング武田
十章 共に立つ者 支える者 石身の勇士編
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二百六十一話 地を砕く大刀 空を切る斧の刃

 三つ編みの少女は、走りだした。

両手で持つ弧炎裂斬刀は低く構えている。

そう持たざるを得ない彼女の姿から、弧炎裂斬刀の重量が伝わってくる。


「おりゃああああ!! 」


三つ編みの少女は跳躍し、叫び声を上げながら、弧炎裂斬刀を持ち上げた。

持ち上げられた弧炎裂斬刀の切っ先は空へ向けられ、沈み行く日の光に照らされて、赤く染まる。


「……! 」


セアレウスは後方へ跳躍し、三つ編みの少女の攻撃に対して回避行動を取った。


ズドオオオン!!


弧炎裂斬刀は振り下ろされると、地面を破壊した。

その威力は凄まじく、砕かれた地面は土の塊となって跳ね上がり、周囲に砂煙が広がる。


「な、なんてパワー!! ラノちゃんレベルです! 」


跳躍の途中、セアレウスは飛び散る土の塊や砂から身を守りつつ、弧炎裂斬刀の攻撃力とそれを扱う三つ編みの少女の力に驚愕した。

セアレウスが回避行動をしたのは正解だと言える。

躱すことなく、三つ編みの少女の攻撃を受けていれば、砕け散っていたのはセアレウスであっただろう。


「これは挨拶。まだまだこれから……」


三つ編みの少女は、弧炎裂斬刀を蹴り上げて地面から引き抜くと、前方へ走り出す。

目指すはセアレウス、三つ編みの少女は追撃を仕掛けようとしていた。

それを目で確認したセアレウスは、着地と同時に三つ編みの少女に向かって走り出した。

攻撃を行う速度は、セアレウスのアックスエッジの方が速い。

セアレウスは、三つ編みの少女が攻撃を行う最中を狙って攻撃しようというのだ。


「む……」


三つ編みの少女は、向かってくるセアレウスに対して眉を寄せた。

この反応から分かるとおり、三つ編みの少女はセアレウスの行動に対応できるのだ。

三つ編みの少女は走る足を止め、後方へ下がりだす。

後ろに足を進めつつ、弧炎裂斬刀を横に振りかぶる。

向かってくるセアレウスをなぎ払うつもりであった。


「……! 」


この三つ編みの少女の行動に、セアレウスは目を丸くした。

自分の行動に対応する三つ編みの少女に驚いたのだ。

そんな彼女に対し、三つ編みの少女は、表情を変えることなく振りかぶっていた弧炎裂斬刀が振るいだす。

これにより、セアレウスの胴体は――


「なに!? 」


真っ二つに切り裂かれることはなかった。

セアレウスは走る速度を一気に上げ、弧炎裂斬刀が体に触れる直前に跳躍したのだ。

弧炎裂斬刀を振るう三つ編みの少女は何もできない。

ただ自分の目の前にあるセアレウスの顔を見つめるだけしかできなかった。


(こいつ、突撃してくるのか!? )


しかし、飛び込むように跳躍したため、このままだとセアレウスは三つ編みの少女と激突してしまうだろう。


「……!? 」


ここで、再び三つ編みの少女はセアレウスに驚かされた。

セアレウスは、両腕を前につき出すと、三つ編みの少女の両肩を掴み、自分の体を真上に持ち上げたのだ。

よって、セアレウスは三つ編みの少女の上で逆立ちをしている状態だ。

その状態から体を前に倒して、セアレウスは地面の上に着地した。


「な、なにぃ!? ダンナを飛び越えて後ろに回ったー!? 」


二人の戦いを見るキハンが驚愕の声を上げる。

セアレウスは彼女の言葉通り、三つ編みの少女の後ろに回ったのだ。

今、セアレウスと三つ編みの少女は背中合わせに立っている。

早く動けるのは、セアレウス。

彼女は、左右の手に持つアックスエッジを持ち替え、刃の向きを逆にする。

三つ編みの少女の体を傷つけないためであり、攻撃を行う準備が整ったということだ。


「倒木っ! 」


「ぐっ! 」


セアレウスは体を回転させつつ、上から下へ斜めに右手のアックスエッジを少女の体に叩き込んだ。

この攻撃と同時に、セアレウスの体の向きは、三つ編みの少女に向く。


「一連っ! 」


次に、セアレウスは左手に持ったアックスエッジを横へ水平に振るった。


「ううっ!! これは……まさかっ! 」


この時、セアレウスの攻撃をその身に受けつつ、三つ編みの少女は何かに気づき、驚愕の表情を浮かべる。

三つ編みの少女の反応に構わず、セアレウスは、体を横回転させ――


「三連撃!! 」


三つ編みの少女を蹴り飛ばした。

倒木一連三連撃。

最後の一撃が蹴りというアレンジがされているが、イアンの技であった。

三つ編みの少女は、砂塵を巻き上げながら、突き飛ばされていくが、途中でその勢いは止まった。

突き飛ばされている最中、彼女の体は体を崩すことはなく、足は地面についたままであった。

つまり、三つ編みの少女がセアレウスの攻撃を耐えたということであった。


「た、耐えた……ダンナがあいつの攻撃を……」


キハンも意外に思ったのか驚愕している。


「何故……何故、硬かったのです……」


セアレウスは、三つ編みの少女を蹴り飛ばした足を押さえて蹲っていた。

今、その足に激痛が走っているのだ。


「物真似……って、レベルじゃない。かなりのものだった。相当練習したんだろうね」


周囲に砂塵が舞う中、三つ編みの少女はそう呟いた。


「でも、頑張ってるのは、あんただけじゃない……あたしも頑張ってるんだ」


三つ編みの少女は、弧炎裂斬刀を右手に持ち、縦にして石突を地面の上に置く。

その堂々と立つ三つ編みの少女の姿から、ダメージを負ってるなど微塵も感じられなかった。







 三つ編みの少女は、弧炎裂斬刀を縦に持ちながら動かない。

その間、足を押さえて蹲るセアレウスは疑問に思った。


「何故……攻撃してこないのですか? 」


絶好の機会と言えるこの時に、攻撃を仕掛けてこない三つ編みの少女に疑問を持っているのだ。


「ここで終わりって言うのは、つまらなすぎるし、そんな勝ち方は嬉しくない。あんた、まだ全力を出してないだろ」


「……どういうことですか? 」


ゆっくりと顔をあげて、セアレウスは三つ編みの少女に訊ねた。


「魔法を使ってないじゃん。使いなよ、出し惜しみしないでさ。あたしは、全力のあんたを叩き潰したいんだよ」


「わたしの全力……何故? 今日会ったばかりのわたしとあなたの間に、そこまでの因縁は無いはず……」


「……あんたには分かんないだろうけどね。あたしにはあるんだよ。あんたに負けたくないって気持ちが……」


三つ編みの少女はそう答えた。

セアレウスは分からなかった。

何故、彼女が悲しい表情を浮かべるのか分からなかった。


「そうだ。さっきは悪かったね。隠してたみたいで」


「……? 何のことですか? 」


三つ編みの少女の言っていることが分からず、セアレウスは問いかける。


「あたしも、ちょっとだけ魔法が使えるんだ。それも変わった魔法でね。土魔法の一つで名前は、身外甲(しんがいこう)って言うの」


「身外甲……聞いたことのない魔法です……」


「だろうね……じゃあ、あんたが回復するまでの間、この魔法について説明してあげる。この魔法はね……」


三つ編みの少女が身外甲という魔法について説明する。

身外甲とは、土魔法に属し、補助魔法に分類される。

体の表面に土の魔力を纏わせて、術者の体を守る効果がある。

纏わせた魔力は、鉱物に変化する。

術者の技量が高ければ高いほど、より硬質な鉱物を体に纏うことができるのだ。


「あたしはまだ未熟で、こう……部分的に石を纏うしかできないし、長時間は無理」


三つ編みの少女は左手を掲げる。

その左手の拳の部分だけが、石のような灰色をしていた。


「一応、全身に石を纏うこともできるけど、これをやってる間動けなくなるし、息が止まちゃう。まともには使えないね」


三つ編みの少女は身外甲を解除し、左手を下ろした。


「さっきはそれで……あと、わたしに言っても良かったのですか? 」


「別に。問題は無いし、また後で説明するかもしれなかったから、先に言っただけ」


セアレウスの問いに、三つ編みの少女はそう答えた。


「……もうそろそろ立ち上がってくれない? 早くしないと、夜になっちゃうよ? 」


「大丈夫……もう平気ですよ」


三つ編みの少女にそう返すも、セアレウスは立ち上がらない。


「なんだ、あれ? 」


その時、セアレウスに目を向けていたキハンが首を傾げた。


「あいつの周りに……水か! あいつ、魔法で水を出して、それを操っているのか!? 」


セアレウスの周りを二つの水の塊が漂っていた。

その水の塊は、楕円状に長く伸び、彼女の周りをゆっくりとぐるぐる回っている。

まるで、その水の塊が生きているかのように見えた。


「あなたの望む通り、これから全力を出します。怪我しても、後で文句は言わないでくださいよ」


セアレウスは、三つ編みの少女を見据えながらそう言うと、左右の手に持ったアックスエッジを持ち替えた。

持ち替えたことにより、アックスエッジの刃は再び元の向きに戻る。

もう相手の身を案じることのない、本当の全力を出すつもりなのだ。


「それはお互い様。じゃあ、再開しよう」


三つ編みの少女は笑みを浮かべると、セアレウスに向かって駆け出した。






 セアレウスの目に、走る三つ編みの少女の姿が映る。

彼女は地面に腰を下ろしたままで、このままだと三つ編みの少女の一撃を受けてしまうだろう。

もちろん、セアレウスにそんな気はない。

彼女は、前を見据えつつ、自分の周りを漂っていた二つの水の塊を飛ばした。

水の塊は蛇のようにうねりながら、三つ編みの少女に向かっていく。


ザザッ……


それを見た三つ編みの少女は足を止め、両手で持った弧炎裂斬刀を振りかぶった。

振りかぶる度合いは大きく、彼女の上半身は横を向いている。

迫り来る水の塊に対して、何かをしようというのだ。


「……」


三つ編みの少女を見るセアレウスは、黙ったまま動かない。


「うおりゃあああああ!! 」


蓄えた力を開放するかのように、三つ編みの少女は思いっきり、弧炎裂斬刀を振り回した。

振るわれた刃が何かを切り裂いたり、叩き潰すことはない。

ただ横に振り回しただけである。

しかし、彼女のその動作によって、周囲に突風が吹き荒れた。


「うおっ!? す、すごい……」


その勢いは凄まじく、離れた所で見ていたキハンが圧を受けるほどであった。

三つ編みの少女の目的は、突風を生み出すことで、迫っていた水の塊を吹き飛ばすこと。

しかし、二つの水の塊は波打ちながら、飛ばされることなく、その場に留まっていた。


「くっ……」


この時、セアレウスは僅かに顔を歪めた。

水の塊は留まっているが、突風に耐えるのは容易いことではない。

セアレウスは、水の塊が吹き飛ばされないよう必死なのだ。


「へ……」


三つ編みの少女は笑みを浮かべ、再び駆け出した。

彼女の前には何の妨げもなく、あっという間に水の塊の横を通過していく。

水の塊の動きを止めること。

三つ編みの少女の本当の目的は、それであった。


「それっ! 」


水の塊を突破してきた三つ編みの少女に目掛けて、セアレウスは左右のアックスエッジを投擲した。

投擲されたアックスエッジは、回転をしながら飛んでいく。


「ふん……」


その攻撃に、三つ編みの少女が動じることはなかった。

彼女は僅かに横に移動するだけで、二丁のアックスエッジを躱した。

そして、セアレウスに攻撃するべく、弧炎裂斬刀を振り上げる。


「……!! 」


しかし、三つ編みの少女は何を思ったのか、刃を振り下ろすことなく、弧炎裂斬刀の石突を地面に突き刺した。

その後、彼女は後ろに体を向くと同時に――


カンッ!!


迫っていた一丁のアックスエッジを身外甲を纏った右の拳で殴り飛ばした。


「やってくれるよね。流石……っていうべきか……」


三つ編みの少女は、弾き飛ばしたアックスエッジを見つめながら、不敵な笑みを浮かべた。

弾き飛ばされたアックスエッジは、先回りしていた水の塊に受け止められる。


「あ、あいつ……なんて魔法の使い方をするんだ……」


目に映る光景に、キハンは顔を引きつらせる。

キハンの視線が向かう先、三つ編みの少女が見上げる先には、アックスエッジを包み込んだ水の塊があった。

アックスエッジは、水の塊の中で高速で回転している。


バシュ!!


漂っていた水の塊の一つから、アックスエッジが放たれる。

水の塊の中で高速に回転していた勢いはそのままで、三つ編みの少女に目掛けて飛んでいく。

それに対して、三つ編みの少女は身外甲を纏った拳を振るう。


カンッ!!


放たれたアックスエッジは、軽々と弾き飛ばされてしまったが、再び水の塊に受け止められる。


「よく気づきましたね」


そう言いながら、セアレウスは立ち上がる。


「あたしの後ろに、あんたの水があることを思い出したんだ。何か企んでるって、分かったよ」


自分の周囲を漂う水の塊、その二つを交互に見据えながら、三つ編みの少女は答えた。


「水から斧の刃を飛ばす遠隔攻撃……これだけでも手強いのに、水の中で回転を加えてくるなんてね。本当、油断できない……」


「……そう言いながらも、軽々と攻撃を防いでくれます。しかし、これはどうですか? 」


セアレウスは左右の腕を前に突き出した後、あらゆる方向に腕を降り始めた。

すると、アックスエッジを包み込む二つの水の塊が、彼女の腕の動きに合わせて移動し始める。


バシュ!!


そして、移動する中、一つの水の塊から、アックスエッジが放たれる。


カンッ!!


三つ編みの少女は、身外甲を纏った腕で弾き飛ばしたが――


バシュ!!


間髪入れず、もう一つの水の塊からアックスエッジが放たれた。

水の塊は、三つ編みの少女の周囲を移動し、あらゆる所からアックスエッジを飛ばすのだ。

それに加えて、速度の上がった水の塊はアックスエッジを回収するのも早くなり――


バシュ!! バシュ!! バシュ!! バシュ!!


連続と言っていいほど、アックスエッジを放つ速度も上がっていた。

黒いアックスエッジが飛び交うその空間は、まさに黒い旋風。

その中にいる者は、あらゆる方向から飛来するアックスエッジに切り裂かれ、ひとたまりもないだろう。

しかし、三つ編みの少女は、その黒い旋風の中にいながらも、未だに立ち続けていた。


カンッ!! カンッ!! カンッ!! カンッ!!


彼女は、黒い旋風の中で、腕を振るい続けていた。

身外甲を纏った左右の拳で、アックスエッジを迎撃し続けているのだ。

加えて、彼女の様子は平然としたままである。


「あの猛攻の中で、汗一つかいてない。すごい……すごいよ、ダンナ! 」


端から見ても、彼女の余裕は伝わり、キハンに三つ編みの少女を心配する気持ちはなかった。


「これも防ぐ……なら、もっと速度を上げて――」


「無駄。あたしに、この攻撃は効かない」


三つ編みの少女は、セアレウスの言葉を遮るように言った。


「この程度、全然ピンチじゃない。それに、いつまでも攻撃を受け続けているつもりは無いから」


アックスエッジを迎撃しつつ、三つ編みの少女は片足を高く振り上げると、地面にその足を振り下ろした。


ドオオオン!!


振り下ろされた足は地面を砕き、いくつかの大きな土の塊ができる。


「そらっ! 」


三つ編みの少女は、その中で一番大きな土の塊を蹴り飛ばした。

向かう先は、セアレウスであり――


「……!? 」


彼女が回避できないほど、その土の塊の速度は速かった。


「ああっ!! 」


土の塊は、セアレウスに直撃した。

咄嗟に体の前で腕を交差し、防御の構えを取ったセアレウスだが、衝撃に押され吹き飛ばされる。

この瞬間、黒い旋風が止んだ。

水の塊が停止したのだ。

この瞬間を三つ編みの少女は見逃さない。

彼女は、弧炎裂斬刀を掴むと、吹き飛ぶセアレウスに目掛けて一目散に走り出した。

砂を蹴り上げながら進む彼女の姿は、獲物を追跡する獣。


「……!? 」


彼女の姿を見ていたキハンは、思わず体を震わせた。


「くっ……」


吹き飛んだセアレウスは、地面に着地したが――


「……! 」


すでに、目の前まで、三つ編みの少女は迫っていた。

そして、三つ編みの少女は弧炎裂斬刀を叩き潰さんとばかり、思いっきり振り下ろした。


バシュ!! バシュ!!


セアレウスは、水の塊から二丁のアックスエッジを放った。

一瞬、三つ編みの少女に狙いを定めていたが、アックスエッジが向かう先は――


パシッ! パシッ!


セアレウス――自分自身であった。

彼女は、飛んできた二丁のアックスエッジを左右の手にそれぞれ持つと、上に構える。


ガンッ!!


そうすることで、振り下ろされた弧炎裂斬刀を受け止めた。


「がっ……あああああああっ!! 」


しかし、三つ編みの少女の攻撃を受けた衝撃がセアレウスの全身を駆け巡る。

彼女の足元の地面は僅かに沈んでおり、その衝撃の凄まじさを物語っていた。

痛みに苦しむセアレウスは、両腕をだらりと下げて立ち尽くす。

そんな彼女に構わず、三つ編みの少女は弧炎裂斬刀を振りかぶると――


「うりゃああああああ!! 」


横へ大きく振り回した。


「ああっ……!? 」


弧炎裂斬刀を横っ腹に受け、セアレウスは吹き飛んでいく。

幸いにも、当たったのは弧炎裂斬刀の刃の付け根の部分で、彼女の体は切り裂かれなかった。

しかし、三つ編みの少女の渾身の一撃を受けたのだ。

致命的な負傷は無いが、無事とは言えないだろう。

セアレウスは、十メートルほど吹き飛んだ後、地面をゴロゴロと転がり、やがて力なく横たわる。

アックスエッジは離さなかったものの、横たわる彼女に力は感じられない。

セアレウスは死人のように動かなかった。




2016年――誤字修正


持ち上げられた弧炎裂斬刀の切っ先は空を向けられ → 持ち上げられた弧炎裂斬刀の切っ先は空へ向けられ


周囲に砂煙は広がる → 周囲に砂煙が広がる


2016年――言葉の追加


石突を地面に突き刺した。 → 弧炎裂斬刀の石突を地面に突き刺した。


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