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精霊斧士 ~流浪の冒険者~  作者: シャイニング武田
七章 多様の使い手
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百七十六話 激動する王国

 ゾーオント砦の塀の中で、起きた爆発は、周囲の空間を激しく震わせた後、煙のように空へ溶け込んで消えた。

その爆発は、ノブサル領の領主であるサミールとアントワーヌの力がぶつかり合って生じたものである。


「はぁ……はぁ…」


負傷者の救助を一通り終えたルロルは、爆発が発生した方向に向かって走っていた。

サミールと戦っているであろうアントワーヌの身を案じているのである。


「……!? ゲホッ! ゲホッ! これは…!? 」


目の前の光景に、思わずルロルはむせてしまう。

足を止めた彼女の目の前には、直径十メートルほどのえぐれた地面があった。

そのえぐれた地面は、ほぼ円形で中心に向かっていくほど深くなっている。


「……はっ! 」


唖然としていたルロルは、何かに気づき、腰の鞘に手をかける。

その一瞬、ルロルの表情は、まるで別人のように鋭いものとなる。

普段、気弱な性格である彼女だが、一度(ひとたび)剣に触れれば、カレッド領一の剣の達人に変貌する。

しかし、ルロルの神業とも言うべき剣さばきが披露されることはなかった。


「……う、動かない。し、死んでいるの? 」


程なく、いつもどおりのルロルに戻った後、彼女はそう呟いた。

彼女の視線の先にあるのは、うつ伏せに倒れ伏す黒い鎧を来た重騎士。

それが誰であるのか確認するまでもない。

ノブサル領の領主であるサミールが、そこに倒れているのだ。


「……いや…生きてる。気を失っているだけ……みたい…」


恐る恐る近づいたルロルは、彼がまだ生きていることを確認した。


「ルロル様! 」


「わあああっ!! 」


突然、後方から声を掛けられ、ルロルは飛び上がるほど驚いた。


「あ……す、すみません…」


そのルロルの様子に、声を掛けた騎士は申し訳なさそうにする。

ルロルが振り返ると、そこには声を掛けてきた騎士に加え、数人の騎士が立っていた。


「う……びっくりした……えと…ちょうど良いところに来てくれました。このサミール…さんをとりあえず、牢屋に連れて行ってください…」


「「「はっ! 」」」


騎士達は返事をすると、数人でサミールを持ち上げにかかる。


「ぐ……重い…」


彼が着込む頑強な鎧がよほど重いのか、騎士達は険しい表情で、サミールを運んでいった。


「あとは……あっ! アントワーヌ殿! 」


ルロルは、サミールのいた場所からえぐれた地面を挟んだ向こう側に、仰向けに倒れているアントワーヌを見つけた。


「ア、アントワーヌ殿、大丈夫ですか! 」


アントワーヌの元に辿り着き、彼女の側に腰を下ろすと、ルロルはそう声を上げた。


「……ぐっ……むう…」


表情を歪ませた後、アントワーヌはゆっくり瞼を開いていった。


「サミールは……? 」


「そこで倒れていました。今、牢屋に運んでいます」


アントワーヌの問いに、ルロルが答える。


「そうか……ぐぅっ…」


体を起こそうとした時、アントワーヌの体に痛みが走った。


「あ……む、無理はしないでください…」


ルロルは、そっとアントワーヌの体に触れ、ゆっくりと彼女を地面に寝かせた。


「ふっ…あれだけの力を使ったのだ。体が動かなくなるのは当然か…」


「力……爆発…ではなく? 」


ルロルがアントワーヌに訊ねる。


「そう…ですね。ルロル様に貸して頂いた鍵は、私の盾に合いました。そして、その鍵から得た力によって、強力な技を放ったのです」


「それが、先程の爆発の正体……」


「ええ……厳密には、私とサミールの力がぶつかったことによって、その爆発は起こったのですがね。それで、その強力な技は、体に負担をかけるようです。特に、技を使用した腕が…」


アントワーヌの目が、自分の左手の方向に向けられる。

ルロルもその方向に目を向けると、アントワーヌの手には、緑色の柄の剣が握られていた。


「……あなたがくれた鍵のおかげで、サミールを倒すことができました。これは、お返しします」


アントワーヌは震える右手で、盾から鍵を抜くと、それをルロルに差し出した。


「い、いえ、その鍵はあなたにしか使えません。ですので、その鍵はあなたに差し上げます」


ルロルはそう良い、差し出されたアントワーヌの右手を手に取った。


「あれ? 」


そのまま、手に取った右手をアントワーヌの胸の上に置こうとしたルロルだが、何かに気づき手を止めた。


「この鍵……確か、白い色をしていましたよね? 」


「色? 」


ルロルにそう言われ、アントワーヌは自分の右手に握られた鍵に目を向けた。

握られた手から出ている鍵の頭の色は、白色ではなく灰色に変わっていた。


「……本当…ですね。そう見えるのではなく、完全に灰色です」


「はい。なんだが、力を失ったような雰囲気がします…」


「力を失った……か。私の方も限界で……す……」


アントワーヌの瞼はゆっくり閉じていき、鍵を手にした右腕も力なく下ろされた。


「アントワーヌ殿!? ……ふぅ…気を失っただけのようですね…」


一瞬、焦ったルロルだが、アントワーヌの息があることに気づき、安堵の声を漏らした。


「……本来は、私の役目であったはずなのに……アントワーヌ殿、ありがとうございます。我々は……カレッド領はあなたに救われました…」


ルロルは、アントワーヌの顔を見つめながら、そう呟いた。






 サミールがアントワーヌに倒されてから、事は円滑に進んでいく。

領主であるサミールと彼の補佐のマルゼスがカレッドに囚われたことにより、ノブサル領は降伏。

以後、勝者であるカレッド領に統治されることとなった。

囚われたサミールとマルゼスは、戦争を引き起こした罪人として、その処罰が下されるまで、牢屋の中で日々を過ごすことになる。

二人は同じ牢屋に入ることはなく、互いの声が聞こえないような離れた場所に、それぞれ囚われている。

戦争に勝ったカレッドは、その勝利に酔いしれることはなかった。

ノブサル領との取り決めが終わった後、戦死者の追悼式を開き、散っていった騎士達の死を悲しむと共に、彼らの死を無駄にしないことを固く誓っていた。

時が流れ、諸々の事が済んだ頃、徐々に戦争での負傷から回復する者達が現れ始める。

イアンとラノアニクスは既に回復しており、その頃に回復したのはアントワーヌであった。

そのアントワーヌは今、牢獄の中を進み、とある牢屋を目指していた。


「やぁ、気分はいかがかな? 」


目的の牢屋に辿り着き、鉄格子の向こう側にいる人物に向かって、アントワーヌは声を掛けた。


「……サミール……サミールに会わせて……」


牢屋の中にいた人物は、アントワーヌの存在に気づくと、鉄格子に張り付いた。

その人物はマルゼスであり、彼女は憔悴した状態で、かつてアントワーヌを追い詰めたが、今の彼女は見る影もなかった。


「ふん、それはお前次第だな。あいつのでかい槍について、聞きたいことがある」


必死に懇願するマルゼスに構わず、アントワーヌの口は止まらない。


「あの武器はなんだ? 知っていることは、全部話してもらおうか」


アントワーヌのその言葉を聞いた後、マルゼスは顔を俯かせ、しばらくした後、顔を上げた。


「あの槍は、槍の柄の一部に当てたカードによって、形を変える武器。形を変えた武器の一つを参考に、あたしは大筒を製作したわ…」


「ほう…やはり、オレの盾と似ているな。あと、あの時、グレイトネル砦を破壊したのは、サミールの武器を模して造られた…その大筒とやらによるものだったか…」


アントワーヌは、合点がいったかのように頷いた。


「で? 他には? 」


「ほ…他……し、知らない…今、話したのが全部。あの武器については、まだ謎が多すぎる…」


「そう…か……分かった。結局、何なのか分からないということか」


アントワーヌはそう言うと、体を横に向け、牢獄の出口に向かって歩いていく。


「待って! 知っていることは全部話した! サミールに会わせてよ! 」


去っていくアントワーヌを必死に呼び止めようとするマルゼス。


「何も知らないお前に……役に立たない奴に、褒美は与えられない。当然のことだろう? あと、いい加減サミールサミールと喚くのをやめろ。牢獄の番の者から、食事を出しに行く度にうるさいと、苦情が出ている」


アントワーヌが振り返りもせずに、そう言った。

その後、マルゼスがどんなに叫ぼうと足を止めることはなかった。



 牢獄を出た後、アントワーヌは。ゾーオント砦のルロルのいる部屋に向かった。

そこに向かう理由としては、ルロルに呼ばれたからである。


(ルロルの奴から呼ぶとは珍しい。さて、何の用事かな…)


アントワーヌは、そう思いながら歩き、ルロルの部屋の扉を開ける。


「ようやくか! 遅いぞ、アントワーヌ」


部屋の中に入ると、部屋の奥に立っているプレトがそう声を上げた。


「アントワーヌ殿、お待ちしておりました」


プレトの隣で、椅子に座っているルロルが優しい声音でそう言った。


「お待たせしました。して、私に何か用事が? 」


「はい。色々とお話することがありますが、まず……エンリヒリス領とロニー領が休戦協定を結びました」


「……! 休戦……ですか」


アントワーヌは、僅かに目を見開いた。


「はい。どうやら、オリアイマッド領の領主であるユニスさんの説得によるもの……と、伝令から聞きました」


「ユニスが? あのまま何もしないと思ったが、どういう風の吹き回しだろうか…」


アントワーヌは腕を組み、そう呟いた。


「それで、今、ユニスさんは各領地の領主に、国内での戦争をしないよう呼びかけているみたいで、私もユニスさんに賛同しようと思っています」


「……賛同するのはいいですが、せっかく手に入れたノブサル領を手放さなくてはならないかもしれませんよ? 」


アントワーヌが、ルロルにそう訊ねた時、プレトの口が開かれた。


「あの戦争は、ノブサル領を侵略するためのものではない。ノブサル領など、今でも手放したいくらいだ」


「……プレトの言うとおりです。元々、ノブサル領は手放すつもりでした。今、私達が統治しているのは、あの二人がいないから……で、もう少し、時間が経ったら、二人はノブサル領に帰すつもりです」


「そう……ですか」


(せっかく手に入れたのに……勿体無いな…)


アントワーヌは、心の中で残念そうに呟いていた。


「それで、賛同すると言いましたが、具体的には何をするのですか? 」


アントワーヌが、ルロルに訊ねる。


「えーと…今、レアザ領とラファント領がまだ戦争をしているので、休戦の呼びかけをしたいと思います」


「そうですか…」


アントワーヌは、そう答えた後、考え始めた。


(休戦させるのか……俺としては、レアザ領と協力関係を結び、ラファント領を挟み撃ちにするつもりだったが……まあ、休戦も悪くはないか…)


「ルロル様、私にあなたの言葉を届ける使者の役を任せませんか? 」


考えがまとまると、アントワーヌはそう言った。


「ほ、本当ですか!? 」


ルロルが身を乗り出す勢いで喜ぶ。

ノブサル領とカレッド領の戦争での活躍で、ルロルのアントワーヌの評価が高くなっており、信頼も厚かった。

しかし――


「姉上、それは叶いません」


プレトがルロルにそう言ったことで――


「あ……そ、そうでした…ね…」


ルロルはしょんぼりと項垂れる。


「……? 何か事情があるのですか? 」


「こちらには無いが、お前にあるのだ。姉上、オリアイマッドの領主から言われたことをアントワーヌに…」


「……はい。実は、ユニスさんから、あなたを帰すよう言われているのです…」


「はぁ……それで…」


アントワーヌは納得する――


「帰ればいいのですね。では、レアザ領とラファント領が休戦してから帰ることにしましょう」


わけもなく、そう決めた。


「は? 戻れって、言っているのだぞ? 早く帰るべきだろう」


そんなアントワーヌに、プレトが帰るよう促す。


「奴は、戦争を止めたいのだろう? ならば、その手伝いをするということで、すぐに帰らなくてもいいはずだ」


「都合のいいように考えおって……どうします? 姉上」


「……アントワーヌ殿がそう言うのなら大丈夫でしょう。では、改めて……アントワーヌ殿、使者の任を引き受けてくれますか? 」


「はい。その役目、このアントワーヌが引き受けましょう」


アントワーヌは片膝を床について、そう答えた。


「……はぁ…後で何を言われても知らないぞ…」


プレトは呆れた目で、アントワーヌを見下ろした。

こうして、アントワーヌはカレッド領の使者に任命された。

出発はこの日から二日後に決まり、まずは、カレッドの南東に位置するラファント領へ向かうことになった。






 ――二日後。


空が赤く染まり出す夕暮れの時。

イアンは、一人崩れた遺跡の近くにいた。

彼がアントワーヌと共にいないのは、彼女が付いてくることを拒否したからである。

使者が護衛を連れていては、相手に疑われるとのことであった。

そのため、今のアントワーヌは武装もしていない。

武器ではない左腕に付けていた盾も外しており、今はイアンの左腕にある。

あれほど他人に触れられることを嫌っていたため。これを渡された時のイアンは驚いた。

話はイアンのいる遺跡の近くへ戻り、彼は今、戦斧の投擲の練習をしていた。

ショートホークの投擲は、真っ直ぐ遠くへ投げることが出来るが、戦斧ではうまくいかない。

相変わらず投擲の軌道を曲げられず、飛距離もショートホークに及ばない。

何故、投げにくい戦斧で投擲の練習をしているのかというと、それにはラノアニクスが関係している。

イアンは少し前から、ラノアニクスの素手で戦う戦い方をよく思っていない。

何か武器を持たせようとしていたが、ラノアニクスは一向に武器を欲することはなかった。

そろそろ武器を買い与える頃であると思っていた時、ラノアニクスがショートホークを気にいっていることに気づいたのであった。

イアンのベルトには、ショートホークもそれを固定する専用のホルダーもなくなっている。

今は、ラノアニクスの腰につけられたベルトに、ホルダーとショートホークは付けられていた。


「相変わらずうまくいかないな……今日は帰るか」


イアンは誰言うことなく、一人呟いた後、ゾーオント砦に体を向けた。


「……」


しかし、イアンが足を前に踏み出すことはなかった。

その理由は、後ろに何者かの気配を感じたからであった。

イアンは素早く振り返り、その気配に向かって、声を掛けようとする前に――


「……待て…敵ではない…」


その気配は崩れた遺跡の柱から、姿を現した。


「……エッジマスク…か…」


イアンは、その気配の正体であるエッジマスクを目にし、一歩後ろへ下がる。

敵か味方か分からないエッジマスクを警戒しているのだ。


「……イアン・ソマフ、今すぐアントワーヌのところへ……ラファント領へ向かえ…」


そんなイアンに構わず、エッジマスクはそう言った。


「……何故、アントワーヌがラファント領にいることを知っている? 」


より一層、イアンはエッジマスクを警戒する。


「早く行け……間に合わなくなってしまうかもしれな……」


その時、エッジマスクがよろめいた。


ピチャ……ピチャ…


エッジマスクの足元から、赤い血が落ち始める。


「……! お前、怪我をしているのか? 」


「……私のことはどうでもいい! 早く、アントワーヌの元へ向かうのだ! そして、彼女を連れて遠くへ逃げろ! 」


エッジマスクは、自分に構うなと言わんばかりに、腕を振るう。


「……ま…待て…何が…なんだか…」


イアンは、状況が分からず思考を停止してしまい、動けなくなる。


「この国は…もう終わりだ…これから、(いくさ)ばかりの乱れた国になってしまう…」


エッジマスクから落ちる血の量は多くなり、両膝を地面についてしまう。


「馬鹿な……今、戦争は終わりつつある方向へ、向かっているはずだ」


「無理だ……敵は我々より一枚上手(うわて)だった……奴らは……奴は数年前から、この国に潜んでいたのだ……奴は、この国の崩壊を目論んでいる……その先に何をするかは分からないが、もうすぐゾンケット王国の全ての領地は、争いの戦禍に包まれる……」


「……ならば、争いをさせなければいい。今の状況ならば、それが可能なはずだ」


「……無理…だと言っている。乱を正そうとする者は……皆、排除されてしまう……アントワーヌも狙われている……」


「アントワーヌが……」


アントワーヌの身が危険であると理解したイアンだが、彼はすぐに動くことはできなかった。

最近の彼女の行いにより、イアンはアントワーヌをよく思っていないのである。

よって――


「……ふっ……あのアントワーヌが簡単にやられるわけがない。奴は何事もなかったかのように、帰ってくるだろう」


イアンはアントワーヌを見捨てることにした。

彼の口から出てきた言葉は、彼女を信じているように聞こえるが、そうではない。

イアンの中にある、アントワーヌを助けなければならないという、ほんの少しの気持ちをごまかすための言葉である。

それほど、イアンはアントワーヌのことが嫌いになっていた。


「……ここまで言っても伝わらない……か…」


とうとうエッジマスクは倒れてしまう。


「……余計な思いを抱き、逃走する妨げになってしまうと……伝えるつもりは…なかったが、貴様のその固くなった両足を動かすためならば……」


エッジマスクはうつ伏せの状態で、両の拳を強く握り締め、顔を上げてイアンを見る。


「ユニス・キリオスは死んだ! この国の崩壊を望む者…この国を裏切った者共に殺されたのだ! アントワーヌを一人にするなイアン・ソマフ! 敵は国中にいる大半の騎士達だ! 」



2016日6月18日―誤字修正

本来ラファント領であるところがレアザ領になっていたため修正。


2016年10月1日―誤字修正

        そんあイアンに構わず、エッジマスクはそう言った。 → そんなイアンに構わず、エッジマスクはそう言った


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