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百二十九話 負い目と後悔

暗闇に包まれている密林の中。

三人の人影が、足元に注意をはらいながら進んでいた。


「……くっ…」


その中の一人の足が止まる。

足を止めた者は、帝国の兵士が着る服を身につけている。

その人物――ジークネイトは足を止めた後、振り返った。


「ジークネイトさん…」


前を歩いていたセアレウスがジークネイトに声を掛けた。

セアレウスの隣にはミークがおり、三人はフォーン王国の駐屯基地を目指して歩いている最中であった。


「……私は……帝国の駐屯基地に戻る…」


ジークネイトは振り返った方向に体を向け、走り出そうとするが――


「待ってください! 」


セアレウスが彼女の腕を掴んだ。


「離してくれ! 彼の役目は私がやるべきことだったんだ……それをイアン君は…」


ジークネイトは悔しげに言葉を吐いた。


「兄さんは、私達が逃げやすいように兵士達を引きつけてくれました。それを無駄にしてはいけません」


「しかし、イアン君はそのためにあの場に残って……」


「はい……あ、あれ? 」


ジークネイトの様子に、セアレウスは首を傾げた。


「あの…兄さんがどんな感じになったと思ってます? 」


「イアン君は、私達を逃がすために自らの命を投げ出したのだろう? 馬鹿なことを……君という妹がいるにも関わらず……くっ…ううっ…」


ジークネイトは、イアンのことを思い、とうとう泣き出してしまった。


(ああ…失敗しました。もっと詳しく言うべきでしたね)


セアレウスは額に手を当て、天を仰いだ。

ジークネイトが二人を助けに来たとき――


『ありがとうございます、ジークネイトさん。今、兄さんが兵士達を引きつけているので、そのうちに逃げましょう』


『なに!? イアン君が……』


『はい。なので、早く行きましょう。兄さんの頑張りを無駄にはできません』


『……』


という会話をした。

その時、ジークネイトはイアンが命懸けで、自分達を逃がすために戦っているのだと勘違いしていた。


(兄さん、命をかけるまでは頑張ってないのですが……心配なのはわたしも同じですけど…)


セアレウスは自分達が、密林の中に入った後のイアンとの通信の内容を思い出した。


『あれから、時間が経ちますが、兄さんは逃げだせましたか? 』


『ああ…今…逃だした………だ。便利な……があるのを…思い出し――ぶっ!? 』


『…!? 兄さん!? 』


それっきり、イアンとの通信が繋がることはなかった。


(すごい風の音がして、あまり聞き取れませんでしたが、逃げ出せたのは分かりました。でも、心配です…)


セアレウスはイアンを心配しつつも、前に進んでいた。


「ジークネイトさん…言い忘れていましたが、兄さんはもう逃げてます」


「ううっ……なに? わ、分かっているなら早く言わないか」


「すみません…」


袖で涙を拭うジークネイトに、謝るセアレウス。


「え……イアンさま、あそこにいたの? 」


ミークが間の抜けた声を出す。

彼は、何も聞かされずにここまで来ていた。



 三人は密林を進み、無事フォーン王国の駐屯基地に到着した。

基地の周りの柵は、以前よりも高く頑丈になり、基地の守りが強化されていた。

基地の中にいる騎士は忙しなく動いている。

まだ、基地の強化は終わっていないようだった。


「すまない、イアン君はもう戻ってきているか? 」


ジークネイトが、騎士の一人に声を掛けた。


「あ! ジークネイト殿! 隊長は今、医務室にいます! 」


騎士はそう言うと、木材を抱えてどこかへ行ってしまった。


「い、いや…イアン君はどうなったかを聞きたかったのだが……」


「イアンさまも、そこにいるってことじゃあ? 」


宿営所を見ながら、ミークが言った。


「そうですね……その可能性は高いです。行ってみましょう、ジークネイトさん」


「あ、ああ、医務室は確かこっちだ。ついて来てくれ」


ジークネイトを先頭に、三人は宿営所の医務室に向かった。


「はぁ…どうしたもんかなぁ…」


そこでは、ダイムブラムが頭を掻きながらため息をついていた。


「ダイムブラム殿」


「ん? ああ、ジークネイト殿…とイアン君の仲間達か。で、どうだった…って、結果は大体分かるけど…」


ダイムブラムは、医務室にあるベッドの一つに目線を移した。

そこには、ボロボロになったイアンと――


「グゥゥ…ごめん、イアン…ごめんね…」


彼が眠るベッドの前で謝り続けるラノアニクスの姿があった。


「イアン君!? 」


「うおおっ!? イアンさま、何であんなにボロボロに? 」


ボロボロになったイアンを目にし、ジークネイトとミークが彼の元に駆け寄る。


「…兄さんがああなったことも気になりますが、どうしてラノちゃんは謝っているのでしょう? 」


セアレウスは、謝り続けるラノアニクスに疑問を持った。


「まず、イアン君がこんな姿になって、ここに飛んできてな。慌てて医務室に運んだら、ラノアニクスちゃんが起きてて、イアン君を見た瞬間、謝りだしたんだ。たぶん…自分のせいだと思い込んでる……のかな? 」


「自分のせい……何かあったのですか? 」


セアレウスがダイムブラムに訊ねる。


「実は……」


ダイムブラムは、ビルトラン奪還のために遺跡に行った時のことを話した。


「遺跡に現れた化物……それも気になりますが、兄さんとラノちゃんに何かあったみたいですね…」


「すまん……その時、オレは近くにいなかったから詳しくは分からないんだ。でも、その時のイアン君は落ち込んでいたよ」


「……そうですか」


「すまない、ダイムブラム殿。イアン君がこうなったのは、私が説得に失敗したからだ」


ジークネイトがイアンの眠るベッドから離れ、ダイムブラムの元に来る。


「ああ、お疲れさん。イアン君がこうなったのは、君のせいじゃない。帝国の事と、これからの君について話すことがあるから、こっちに来てくれ」


「…分かった」


ダイムブラムはジークネイトを連れて、医務室を後にした。


「ラノちゃん、どうして謝っているのですか? 」


セアレウスはラノアニクスに近づき、優しく声を掛けた。

彼女はラノアニクス本人から、謝る理由を聞きたかった。


「イアン、こうなったのラノのせい…」


「……何をしたのですか? 」


セアレウスが、ラノアニクスに訊ねる。


「……ラノ、イアンを襲った。それでイアンは傷ついた……」


「それは違います」


セアレウスは、ラノアニクスの言葉を否定した。

ダイムブラムの話しを聞く限りでは、イアンはラノアニクスの攻撃を受けていないのだ。


「グゥゥ…ラノのせいだ! 」


しかし、ラノアニクスは自分のせいだと言い張る。

ラノアニクスがイアンに襲ったのは事実である。

頑なに自分のせいだと言い張るラノアニクスにセアレウスは――


「…じゃあ、兄さんが起きたら謝りましょうか」


と提案した。


「……イアン、起きるのか? 」


「きっと、起きます。だから、ラノちゃんも寝てください」


「…………わかった」


ラノアニクスは頷くと自分の寝ていたベッドに戻る。

セアレウスはラノアニクスが言うことを聞いてくれたことに、ホッと胸をなでおろした。


「流石ですな、セアレウスさま」


二人の会話を見ていたミークが、セアレウスに声を掛けた。


「おれなんて、なんと声を掛ければ分からなかったのに……」


「いえ、大したことはしていません。ただの一時凌ぎ……ですね」


「一時凌ぎ? 」


暗い顔をしたセアレウスに、ミークが訊ねた。


「兄さんに対するラノちゃんの負い目を拭い去ることができませんでした。これは兄さんとラノちゃんの問題……わたしではどうすることもできません…」


「セアレウスさま…」


顔を伏せるセアレウス。

そんな彼女にミークは掛ける言葉が見つからなかった。

セアレウスは顔を伏せたまま、空いているベッドに座り、横になった。


「兄さんに任せるしかないですが、今のラノちゃんの状況を伝えることができるかもしれません」


「え!? イアンさまは寝ているんですぜ? どうやって……って、寝ようとしてますよね!? 」


セアレウスの発言に驚くミーク。

彼は、イアンとセアレウスが通信という特殊な連絡方法があることをいまいち理解していない。

ましてや、彼女が今やろうとしていることは、通信よりも特殊な連絡方法であった。


「はい、寝ます。なので、ミークさんも寝たほうがいいですよ。では、おやすみなさい…」


セアレウスはそう言うと、数分待たずに眠ってしまった。


「…はぁ……たまによくわからないことをやるんだよなぁ、セアレウスさまって。でも、そんなに落ち込んでなさそうだったし、いっか」


ミークは寝ているセアレウスに笑いかけると、医務室を後にした。





 気が付くと、セアレウスは野原の上に立っていた。

周りを見回せば、地平線まで野原が続いており、前方には小さな小屋と泉が広がっている。


「…? いつもなら、目の前に兄さんがいるのですが…」


いつもとは違う状況に、首を傾げるセアレウス。

仕方ないので、泉を目指して歩きだした。


「わ………か。……から、気をつけろよ」


近づくと、徐々にイアンの声が聞こえてきた。

誰と話しているような口調である。

彼の声は、小屋の向こう側から聞こえた。


「兄さん」


セアレウスが小屋の影から顔を出すと、そこにイアンが立っていた。

イアンの他には誰もいない。


「セアレウスか……ということは無事脱出できたのだな」


イアンは腕を組んだまま、セアレウスの元へ歩く。


「兄さん…今、誰かと話してませんでした? 」


セアレウスがキョロキョロと周りを見回す。

やはり、誰もいなかった。


「ああ、ちょっとな。もう行ってしまったから、ここにはいないぞ……たぶん…」


自身なさげに言うイアン。


「それより、何かあったか? おまえは見たと思うが、今のオレは少し無茶をして、気を失っているはずだ…」


「少しどころじゃないよ、兄さん…」


セアレウスは苦笑いを浮かべた。


「兄さんがああなったことも気になりますけど、ラノちゃんについて……ラノちゃんがずっと兄さんに謝っていましたよ」


「ラノアニクスが!? どうして……ああ、あの時のことか……」


イアンは驚いた後、表情が暗くなった。


「教授を奪還するために行った遺跡で、あいつは前の凶暴な蜥蜴獣人に戻っていた。牙を向けてきたあいつを、オレは無理やり大人しくさせた」


「……」


セアレウスは黙って、イアンの話を聞く。


「あの状況で、ラノアニクスと戦っている場合ではなかった……だが、使い終わった道具を片付けるように、あいつを気絶させた自分が…情けなくてな…」


イアンはその場に腰を下ろし、雲一つない空を見上げた。


「ラノアニクスが謝ることはない……うまく出来なかったオレが悪いんだ…」


「……仕方ないですよ、兄さん。落ち込んでいないで、起きたらラノちゃんを許してあげましょう」


「……落ち込んでなどいない。それに、ラノアニクスが謝る必要はない。むしろ、オレが――」


「ラノちゃんは、兄さんに謝りたいんです。ここで、兄さんが謝ったら、さらにラノちゃんが負い目を感じてしまいます」


イアンの言葉を遮り、セアレウスがまくし立てるように言った。


「ぐっ……」


セアレウスの勢いに押され、イアンは押し黙ってしまう。


「ラノちゃんに、謝るのを譲ってあげましょう。兄さんは別の形で、ラノちゃんに何かしてあげればいいんです」


「…………分かった」


イアンは頷くと立ち上がった。

セアレウスはイアンの手を掴み、その補助を行う。


「まさか、妹に引っ張り挙げられるとはな。すまんな、こんな兄で」


「いえ、そう自分を卑下しないでください。わたしが落ち込んだ時は、兄さんが引っ張りあげる番ですからね」


「ああ、その時は頑張る。もうそろそろ、夜が明けるぞ」


「はい。では、また後で」


セアレウスはそう言うと、自分の体に戻るよう意識した。

だんだん意識が薄れていく中――


(言えない。兄さん達に行ったことが、本の中から引っ張ってきた言葉だなんて言えません。斧士物語のデューイが、喧嘩した仲間を無理やり仲直りさせた時の言葉をなるべくマイルドにしてみましたが、大丈夫なんでしょうか……)


と、額に汗をかき――


「ううっ…うーん……大丈夫なんでしょうか~~~…」


「げっ! イアン君の妹ちゃんがうなされてる! 大丈夫か!? 」


と、呻きながら寝言を言い、医務室に来たダイムブラムに心配されていた。




 「ごめん、イアン! 」


イアンが体を起こした瞬間、ラノアニクスが謝った。

ボロボロの姿だったイアンだが、見た目より軽傷で、早く目を覚ますことができた。

そして、ラノアニクスが謝ることを想定していたイアンは――


「うむ、許す」


と言い、ラノアニクスの頭を撫でた。


「ギ、ギャウ? 」


あっさりイアンが許してくれたため、ラノアニクスはキョトンとした顔をした。


(雑……雑です、兄さん。もっと、何かなかったのですか…)


遠目から二人を伺うセアレウスが、呆れた表情をする。

しかし――


「や、やった! イアン、本当に許してくれるのか!? 」


「ああ、許すとも。それはそうと腹が減ったな…飯を食いに行くぞ、ラノアニクス」


「ギャウ! 」


二人は医務室を後にした。

歩くラノアニクスの尻尾はゆらゆらと揺れていた。


「なんか、うまくいったみたいですね……セアレウスさま? どうしたんですか? 」


微妙な表情をするセアレウスに、ミークが訊ねた。


「……なんか……いえ、何でもありません…」


「…? 」


思ったよりもうまくいったが、どこか腑に落ちないセアレウスであった。





 イアン達が目を覚ます数時間前。

島の東側に広がる砂浜は、暗闇に包まれ、月の光が周囲を微かに照らしていた。

そこには、一隻の大きな船が停泊している。

その船はヴォリン帝国が所有する船であり、兵士達はその船に荷物を積んでいる最中であった。


「さっさと積め! 休むな、足を動かせ! くそっ…ジークネイトと王国の冒険者を逃がした…だが、この島であったこと、特に小隊長が殺害されたことは、上に報告してやる。これで王国も終わりだ」


分隊長の一人であるゲルルフが積み込みの作業の指揮を執っていた。

フォーン王国の駐屯基地がある南の方を向き、憎々しげに見つめる。

基地を見ることはなく、密林の木々の葉が目に移るばかりであった。


「……ん? 」


密林を見つめていたゲルルフが顔をしかめる。

見つめる先で、何か大きなものが動いたような気がしたのだ。


「ゲルルフ分隊長、積み込み作業がまもなく終わります。乗船してください」


ゲルルフが目を凝らしていると、兵士の一人に声を掛けられた。


「あ、ああ、今――」


「な、なんだ! あれは!? 」


ゲルルフが振り返った瞬間、兵士の一人が空に指を差し、大声で叫んだ。


「なっ……炎!? こっちに来るぞ、なんとかしろ! 」


空に真っ赤に燃える炎が浮いており、それが船に目掛けて飛んでくるのだ。

炎は蛇のようにくねりながら、船の上を通過する。

その時――


「あああああああ!! 」


「熱っ!? 熱いいいいいいい!! 」


兵士の悲痛な叫びが聞こえた。

ゲルルフがその方向に目を向けると、蛇のようにとぐろを巻いた炎の中に兵士達が取り込まれていた。

激しい炎に包まれ、兵士達の黒い影が徐々に消えていく。


「なに!? 上を通り過ぎたはずでは……まさか、ひとつだけではなかったのか!? 」


「ぎゃああああああ!! 」


「助けっ――ああああああああ!! 」


ゲルルフの考えを裏付けるように、別の方向から熱さに悶え苦しむ兵士の叫びが聞こえた。


「 早く船を出せぇ!! 」


「……! 」


別の分隊長が出航の合図を出し、ゲルルフは慌てて船に乗り込む。

しかし――


ズバッ! ギギギギギギ……


突然、船のマストが倒れ、甲板にいた兵士達を巻き込みながら、倒れだした。


「ガアアアアルアアアアア!! 」


「ひいいい!? 何が…今、何が起こったのだ!? 」


甲板に設置された柵にしがみつきながら、ゲルルフが震える声を出す。

獣のような声がしたため、そちらのほうに目を向けると、大量の体を真っ二つにされた兵士の死体が転がっていた。


ドォン!!


「ひっ――!? 」


大量の死体を目にしたゲルルフだが、悲鳴を上げる間もなく、彼の乗っていた船は沈没した。

何か強い衝撃を受けて吹き飛んだ後、船はバラバラになったのだ。


「……歯ごたえナシ。この程度カ…」


船を吹き飛ばした張本人である巨体が、地面を揺らしながら歩く。

その巨体は頑強な鎧に包まれていた。


「宰相さんよぉ、今更だけど大王様から、あと一日は手を出すなって言われなかったか? 」


巨大な二対の剣を振り回す巨体が、軽い足取りで轟々と燃える炎に近づく。


「彼らはこの島から逃げ出す者共です。殺しても問題はありません。それより二人共、体の調子はどうですか? 」


密林から現れた巨大なものが地面を這いながら、炎に近づいていく。

二つの炎は吸い込まれるように、その巨大なものの体に吸収された。


「問題ナイ。かつてのような働きを約束スル」


「俺も問題ないぜ」


二つの巨体が、地面を這っていた巨大なものに答えた。


「結構…約束の日が過ぎた時、早速二人には働いてもらいます。将軍に相応しい戦いを期待していますよ」


「フフフッ、腕が鳴ル…」


「へへっ! また、敵を切り裂けるのか、嬉しいねぇ」


三つの巨体はゆっくり歩きながら、密林の中へ消えていった。

彼らが、バルガゴートが復活させた三体の忠臣である。




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