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3章 『牢屋のゴキ』

3章


昨日とは違って(体感的に昨日だが、実際はわからない)ゴキキンは体をはっきり動かすことができていた。

しかし、再び、真っ暗な空間にいるのだった。なぜか5畳ほどの空間にいるようで、周りは鉄格子で覆われていた。手がサビ臭く、ゴキキンは気分が悪くなった。


「なんなんだよ?これ。いつまでこんなことされなきゃいけないんだ。おい!誰か聞いてないのか。何が目的だ。」


「やれやれ、うるさい音を出すね君は」


すると鉄格子の向こうに、人っぽいやつがあらわれた。


「うわっ まぶしい。なにするんだ。」


その人は持っていた懐中電灯をゴキキンに向けた。


「いやあ、これLEDなんだよ。ノーベル賞のやつね。どう明るいでしょ」


「ふざけるな!昨日は密封空間に閉じ込めて、今は牢屋みたいなところに閉じ込めて!なんなんだよ」

ゴキキンが怒りの形相で問いただすと、人っぽいやつが顔を表した。


「この顔に覚えはないか?」


ゴキキンはそいつの顔を見ると仰天した。


「お前。。。 TFG じゃねえか。。。なんで僕をこんな風に」


TFG・・・ ゴキキンと同じ配信者。元だが。なんでTFGがここにいる。なぜ僕を閉じ込めている。と思う。ゴキキン


「そんな顔するなよ。理由はたくさんあるさ。君のせいで私は生活ができなくなりかけたんだからね。当然の報いだと私は思うよ。」


「なにが当然の報いだ。僕はお前となんら絡んだことはない。配信者ってことは同じだけど、それだけの話じゃないか。」


「ほう、それだけの話ですか。君も立派なこと言えるな!」


その瞬間、TFGはなにか、へんな物体もを投げてきた。それはゴキキンに直撃した。

ほほあたりになんらかの物体が直撃した。


「なにを投げた」


「時機にわかるさ」


数十秒後、ゴキキンの頬は急激に紫色に変色していた。


「痛い。いってえ。お前。何しやがった。」


「この世界では私には逆らわないほうがいい。今投げたのは、毛虫の毒素を固めたものさ。一日は痛みに苦しむだろうね。まあ死ぬことはないから大丈夫だと思うよ」


TFGはそれを言い残すと無言で去って行った。


それからというものゴキキンは痛みに苦しんだ。TFGが言う通り、顔面が爆発してしまいそうなほどの痛みに襲われた。朝かよるかもわからない日差しがない空間で、ただ苦しむだけだった。


それからちょっと経つと痛みになれてきたのかゴキキンは立ち上がると、牢屋のなかを詮索しはじめた。さっきペットボトルに入る2㍑の水を見つけた。

ここで生きる上の最低限のライフラインなのか。?実際、水があるとないとでは気分、希望は全く違うと彼は思った。トイレは牢屋の外に垂れ流した。



「特別に晩餐に招待しよう」


突然、TFGがこちらに来ると、南京錠を解いた。

TFGの後ろには、見るからに屈強そうな黒人男性が威圧的なまなざしでこちらをにらんでいた。


「いきなりだなお前、まさか、最後の晩餐だとかいうんじゃないんだろうな」


「ははは、ゴキキン君、私はまだ君に報いていないのだよ。まだ、やっておかなきゃいけないことは、いっぱいあるのでね」

なにが起きるのだろう、閉じ込められ続けた時間からの突然の“晩餐”嫌な予感がしないわけなかったゴキキンであった。

 

行くのを躊躇していると、TFGが黒人男性になんらかの合図をした。すると、その黒人男性は牢屋に入ってくると、ゴキキンの腕をがっちりつかんだ。ゴキキンは堪忍したように、TFGたちに連れられた。


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